山頭火
2006-12-04 | 日記
毎週楽しみに観ていた(と言っても全4話だったが)NHKの土曜ドラマ『ウォーカーズ~迷子の大人たち~』がついに先週で終わってしまった。
第1話こそ見逃したものの、ドラマをあまり観ない私にしては珍しく最終回を含む残り3話を最後まで観てしまった。
ここに感想を書いてしまうと何時間もかかりそうなので、印象に残った場面、やりとりなどを2つだけピックアップしてみると…。
一つ目は、お遍路終盤にきて、夫婦の危機を乗り越えることが出来た三浦友和、風吹ジュン演ずる夫婦のやりとり。
遍路途中のお店で買ったカタパン(硬いパン)を「硬いね」と言いながら二人で食べ歩くシーン…。
この部分だけを観ると、どうってことないようなシーンに見えるかもしれないが、この夫婦にとっては多分もう何年…何十年の間もこんなどうってことないような会話さえすることなく“夫婦”をやってきたのだろう。
ふと自分達夫婦に置き換えてみる。
もしかして、今から10年、20年先、こんなあたりまえのどうってことない会話すら無くなっているかもしれない?
そして…もしかして私だけが一方的に「このパン硬いね~」「でも美味しいね~」「もっと買っとけばよかったね~」とかしゃべってたりして…大いにありえるような…(笑)。
そしてもう一つの場面は…。
何番目かのお寺の障子に墨で大きく書いてあった自由句。
蜘蛛は網張る 私は私を肯定する
最初この句を見た時は、自分自身の良い所、嫌な所、全部ひっくるめて自分自身を肯定し、まっすぐに前を見て人生を歩んで行く…という意味に捉えていたのだけど、どうもそうでもないような…。
種田山頭火の自由句。
恥ずかしながら初めて知りました。
俳句は奥が深いなぁ~。
山頭火の句で一番有名なのは『分け入っても分け入っても 青い山』
私は…
『まっすぐな道で さみしい』
う~ん、なんとなく分かるなぁ…ということで、この句が一番好きです。
いやぁ~なんだかこうしていろいろ句を見てると(読んでると)はまりそうだなぁ~。
第1話こそ見逃したものの、ドラマをあまり観ない私にしては珍しく最終回を含む残り3話を最後まで観てしまった。
ここに感想を書いてしまうと何時間もかかりそうなので、印象に残った場面、やりとりなどを2つだけピックアップしてみると…。
一つ目は、お遍路終盤にきて、夫婦の危機を乗り越えることが出来た三浦友和、風吹ジュン演ずる夫婦のやりとり。
遍路途中のお店で買ったカタパン(硬いパン)を「硬いね」と言いながら二人で食べ歩くシーン…。
この部分だけを観ると、どうってことないようなシーンに見えるかもしれないが、この夫婦にとっては多分もう何年…何十年の間もこんなどうってことないような会話さえすることなく“夫婦”をやってきたのだろう。
ふと自分達夫婦に置き換えてみる。
もしかして、今から10年、20年先、こんなあたりまえのどうってことない会話すら無くなっているかもしれない?
そして…もしかして私だけが一方的に「このパン硬いね~」「でも美味しいね~」「もっと買っとけばよかったね~」とかしゃべってたりして…大いにありえるような…(笑)。
そしてもう一つの場面は…。
何番目かのお寺の障子に墨で大きく書いてあった自由句。
蜘蛛は網張る 私は私を肯定する
最初この句を見た時は、自分自身の良い所、嫌な所、全部ひっくるめて自分自身を肯定し、まっすぐに前を見て人生を歩んで行く…という意味に捉えていたのだけど、どうもそうでもないような…。
種田山頭火の自由句。
恥ずかしながら初めて知りました。
俳句は奥が深いなぁ~。
山頭火の句で一番有名なのは『分け入っても分け入っても 青い山』
私は…
『まっすぐな道で さみしい』
う~ん、なんとなく分かるなぁ…ということで、この句が一番好きです。
いやぁ~なんだかこうしていろいろ句を見てると(読んでると)はまりそうだなぁ~。
私は歩いたことはありませんが、義父が三度回りました。その話を聞いていただけに彼らの行動に違和感を覚えました。
でもこれはドラマですので、歩き遍路という行動に乗っかっての人生ドラマを見せてくれたのでしょうね。そうやって見るといろいろと考えさせてくれました。
とららさんのいうように、私たち夫婦もどんな会話を交わすのか、考えてしまいます。
私もお遍路の経験は無いのですが、歩き遍路はかなり過酷だと聞いたことがあります。体調が悪くなったり足の怪我などで途中で断念せざるを得なくなった人たちもたくさんおられるとのこと。
それを考えると確かにう~ん、やっぱり所詮ドラマやなぁ~とは思いますね。
しかしこのドラマ、私、個人的にはキャストも内容も良く、久しぶりにのめりこんで観てしまいました。
再放送があればまた観てしまいそうです。