過ぎ去りし日々は再び戻らず。
この世に生まれた時を日の出とすれば、太陽も徐々に西の空に。
日頃、一緒に過ごしていても家内を「説得」することは難問題。
ある提案らしきことも用意周到に、何回も何回も言葉にしなくては
なりません。
最近も
「風呂のボイラーって、寿命はどのくらいだろうね」
「そんなこと知らないわよ。業者に聞いてみたら?」
「先日、知人に聞いたら10年ほどだそうだよ」
「そう、でも我が家のボイラーはどこも故障がないわね」
「ところで車の買い換えは車が動かなくなってからという訳では
ないね」
「車っていうのは嗜好品的なイメージもあるでしょ。
あと何年、車を運転するかも考えて乗り続けるか、更新するか
ということもあるし」
「残り人生考えると、便利さの享受を先送りするより今、更新した
方が極端にいえば明日から快適性を楽しめると思うよ」
「何も故障もしていないのに更新するって勿体ないじゃない」
(中略)
こうした会話を数か月交して、奥方どのの空気も少しづつ変化の
兆しが見えてきました。
「あなたは言うこと分かったわ。
それでどのグレードにするの?
ガス代は更新しても変わらないって本当なの?」
やっと合意。
我が家の使用中のボイラーはセミオート。
約15年ほどの使用でした。
そのワンランク上にフルオートがあります。
費用対効果(快適性)を考慮して使用頻度の多いものは優先的に
更新などを検討しています。
説得の極意は自分の考え方を一気に押し付けるのではなく、
「徐々に」「徐々に」
先日も将棋番組で「素人は終盤、王手、王手」と攻めていく。
プロは「王手の前に周到にその手を読みながら指していく」
納得です。