畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

説得の極意

2018-03-19 16:11:29 | 日記


過ぎ去りし日々は再び戻らず。
この世に生まれた時を日の出とすれば、太陽も徐々に西の空に。

日頃、一緒に過ごしていても家内を「説得」することは難問題。

ある提案らしきことも用意周到に、何回も何回も言葉にしなくては
なりません。

最近も
「風呂のボイラーって、寿命はどのくらいだろうね」
「そんなこと知らないわよ。業者に聞いてみたら?」

「先日、知人に聞いたら10年ほどだそうだよ」
「そう、でも我が家のボイラーはどこも故障がないわね」

「ところで車の買い換えは車が動かなくなってからという訳では
 ないね」
「車っていうのは嗜好品的なイメージもあるでしょ。
 あと何年、車を運転するかも考えて乗り続けるか、更新するか
 ということもあるし」

「残り人生考えると、便利さの享受を先送りするより今、更新した
 方が極端にいえば明日から快適性を楽しめると思うよ」
「何も故障もしていないのに更新するって勿体ないじゃない」

(中略)
こうした会話を数か月交して、奥方どのの空気も少しづつ変化の
兆しが見えてきました。

「あなたは言うこと分かったわ。
 それでどのグレードにするの?
 ガス代は更新しても変わらないって本当なの?」

やっと合意。

我が家の使用中のボイラーはセミオート。
約15年ほどの使用でした。

そのワンランク上にフルオートがあります。

費用対効果(快適性)を考慮して使用頻度の多いものは優先的に
更新などを検討しています。

説得の極意は自分の考え方を一気に押し付けるのではなく、
「徐々に」「徐々に」

先日も将棋番組で「素人は終盤、王手、王手」と攻めていく。
プロは「王手の前に周到にその手を読みながら指していく」

納得です。

今年も据え置き!・・・小遣い交渉

2018-03-15 18:46:03 | 日記


定年退職後、いわゆる「お小遣い」金額はずっと据え置きのまま。

「今年の小遣いはどうなの」
「勿論、据え置きよ」

2018年の春季労使交渉では賃上げと共に長時間労働の是正や生産性向上を
目指す働き方改革が焦点になっているようです。

考えてみれば現役の方は仕事・子育て・場合によってはローンも。

「だって、あなたも家計状態をよくわかっているでしょ」

「ほら、だから家庭菜園で我が家の家計にも随分助かっているんじゃない」

「それだけ?私は毎日、料理・洗濯・掃除など労働対価は結構高いわよ。
 それでも小遣いゼロよ」

(財布を握っているのは奥方だし、自由になるんじゃない。
 う~ん、作ってくれる料理には味の好み違っても文句も言わないし・・
 結構耐えていることあるんよ)

「唯一の収入、年金もずっと据え置きだし、逆に介護保険など徴収額は増えていて
 実質収入は減っているわよ」


話し変わって、春先は趣味の関係で出費は急増します。
同じ仲間内では(なんでこんなに公募展ってお金がかかるの?)

女性の方からは(主人に黙っているけど、詳細知られたらひと文句言われそう)

出品料・年会費・業者への支払・その他雑費、など馬鹿にならない金額です。
想定外の出費のため退会される方も結構あります。

特に伝統的趣味には出費が多く、しかし師匠などには言葉に出せず・・・

考えてみれば物欲も最近はあまりなく、骨董収集趣味もなく、食事・飲み会・趣味や
旅行などの出費が大半で、書籍の購入は置き場所の関係でめっきり減りました。

「春先のあなたの臨時出費には今までも結構カバーしているでしょう!」
「う~ん、わかったよ」(カンタンに白旗)

最近は小さい出費よりもライフスタイル改善の思い切った出費に惜しむことも
無くなりました。

年齢を重ねるごとに金銭感覚も変化しつつあります。
出費に見合う快適性・便利性が得られれば惜しまずに。

日常生活も違う観点で見ますと結構改善点があるものです。

トヨタの「カイゼン」とはちょっと異なりますが我が家風のカイゼンを。

昔の常識は・・・今では

2018-03-13 14:27:28 | 日記


随分、むかし、むかしの物語。
終戦直後の最高のご馳走と申せば「卵掛けご飯」でした。

あれから幾星霜、いまでも「卵掛けご飯」は大好物。

数年前までは卵はコレステロールが多いとかで1日、1ケ程度が
適当といわれてきました。

それが最近、卵は1日に2ケや3ケは大丈夫となってきました。
厚生労働省の見解ではコレステロールは体内で合成できる脂質であり
経口摂取されるコレステロール(食事性コレステロール)は体内で
作られるコレステロールの1/3~1/7程度を占めるに過ぎないとか。

コレステロールは動物性蛋白質が多く含まれる食品に含まれるため
コレステロール摂取量を制限すると蛋白質の不足が生じ、特に
高齢者において低栄養を生じる可能性があるとのことです。

従来は卵の多量摂取は冠動脈疾患および脳卒中羅漢に影響すると
されてきましたが最近は否定されてきています。

(な~んだ。今まで我慢して卵の摂取を制限してきたのに・・・)

因みに卵の黄身と白身のカロリー比較は
黄身が100g当たり387kal、白身は47kclと随分違います。
白身は低脂質の蛋白質で糖質脂質の代謝を促すといわれるビタビンBが
多いそうです。

白身を捨てるのはもったいない。

少し飛躍論かも知れませんが自分のからだが要求する食べ物が考え方に
よってはベストといえるかも、と。

食べ物に限らず常識論は時代と共に変化する、と自覚した次第。

長野県・山ノ内町には・・・

2018-03-10 19:40:28 | 日記


長野県下高井郡山ノ内町、と耳にされてすぐ場所も分かる方は相当な
地理通と思います。

ちょっと調べてみて吃驚です。
志賀高原
北志賀高原
新湯田中温泉
湯田中温泉
星川温泉
穂波温泉
安代温泉
渋温泉
沓野温泉
上林温泉
角間温泉
地獄谷野猿公苑
地獄谷温泉

全部、山ノ内町にあるんですね。

志賀高原には大小19のスキー場、地獄谷野猿公苑はご存知、サル専用の
露天風呂あります。
今回はスケジュール上、見物できずです。

山ノ内町の温泉の開湯は1300年前といわれ、湯田中温泉には200年以上続く
老舗旅館「よろづや」(萬屋)があります。
純木造伽藍建築で有形文化財にもなっているとのこと。

もう一軒、山ノ内町・渋温泉の「金具屋」
宝暦8年(1758年)創業で木造4階建て、5つの源泉、8つの内湯とか。
もともと松代藩の馬具や蹄鉄製造だったのが敷地内から温泉が湧きだして
から温泉宿になったと記載されています。

1758年と申せば良寛さんの生まれた年です。

一度は泊まってみたい宿が山ノ内町に2軒あるんですね。


山ノ内町の温泉街には最近は外国人客が急増し、国内のお客さんは減少気味の
ようです。
外国人観光客は平成12年には1,700人、平成28年には5,6万人となっていて
最近の外国人観光客急増を裏付けています。

今回は湯田中温泉郷の一角、穂波温泉に宿泊。
源泉は80度近くあり、じっくり温泉気分を味わえました。

一般的なルートは名古屋駅より一般的には特急「しなの」で長野駅で下車
乗り継ぎで長野電鉄で「湯田中」へ。
しかしエコノミーツアーのため「しなの」乗車ですが長野駅より手前の
「塩尻」で下車、バスで穂波まで直行です。

理由は塩尻駅まではJR東海管轄、それより先はJR東日本の管轄とのこと!

同じJRでも管轄が違うと営業政策も違うようです。

しかし本当にビックリ、「郡」の下に「町」がありますがその1町に
こんなに観光地があるとは・・・

でも温泉って、ほんとリラックスできます。

突然の訪問、有りで・・・

2018-03-08 09:42:17 | 円空



東京芸術大学。
門を入ったこともなく、場所も詳しくは知らず。

美術館も併設されていることは東京国立博物館に参りました折に
その近くに、というボンヤリした記憶程度。

東京芸術大学大学院彫刻研究室のホームページはいつでも訪問可能。
(ウエブ上だから勿論ですが)

上記研究室の院生はまず古い仏像の材料と技法、造形の研究をして
次にできるだけ本物と同じように再現する「模刻研究」をされているそうです。

経年変化を含めて「現状模刻」
造られた当時を再現する「復元模刻」

こうした経験や研究などを経て文化財保護の指導者や創作家として活躍される
ということです。

こうした指導をなさるのは奈良の「せんとくん」で有名な薮内教授。

ホームページにはネット上のレクチャーもあります。
日本語のページも英文のページも。

日本の将来の文化財の修復や彫刻作家がこうした研鑽を経て、担われるという
ことですね。

大学入学志望の学生さんたちは幼いときからどのような体験を経てこうした
分野に興味を持ってきたか、ちょっと知りたいですね。

小生の円空仏制作は語るも恥ずかしく、強いて申せば仏像を崇拝する気持ちには
違いないという程度でしょうか。
勿論「程度」のレベルも異なりますが。