畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

世代交代の時期?

2018-03-03 19:22:14 | 篆刻


政治の世界でも戦前生まれの政治家も少なりなりました。

戦前の苦しい生活体験もしていない世代が凄まじい変革の時代にどのように
世の中をリードしていくのか。

価値観もすっかり変わり、「恥の文化」も消滅、右往左往の如きです。

全ての分野でいつかは世代交代です。

篆刻界も例外ではなく昨年は現代書道20人展出品者の河野隆先生もご逝去され、
また全日本篆刻連盟・元会長も最近ご逝去されました。
元・連盟会長の先生には篆刻の「て」の字も分からないときから10数年教えを受け、
遅々たる進歩にも辛抱強く教えていただき、作風も師の影響を受けず個性を尊重して
いただき幸いでした。

「守破離」
大事な教えを受け止めて、そして・・

教えっていうのは結構先生との雑談に潜んでいるんですね。

「刻るだけじゃないよ。幅広く勉強してね。」

お陰様で古代中国関連に親しくなりました。

世代交代は感じています。
次の世代がそれぞれの分野で時代に媚びず、時代を採り入れ、発展させて行く、
我欲を脇に置いて後世の歴史に残る業績を目指して欲しいものです。

オリンピックでは若い人たちの活躍が光りました。
オリンピック帰国報告では小平選手のメッセージに感動しました。
幅広い視野を持ち、平衡感覚もありよく考えられています。

努力していてもメダルの獲得有無で評価基準は天と地です。

ちょっと残念だったのは目出度き帰朝報告会が華やかで明るい雰囲気が乏しく
選手たちの心からの笑顔が少なかったことです。

世代は違ってもその役割はそれぞれあるように思います。
(歳だからは禁句にして・・・努力もしなくては・・・)