畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

名古屋円空仏の会・作品展

2017-05-18 10:45:44 | 円空


名古屋市民ギャラリー(名古屋栄・中日ビル東隣)にて「名古屋円空仏の会作品展」が
この5月21日まで開催中です。

天白「円空仏彫刻の会」7名
荒子「円空仏彫刻・木端の会」25名(荒子観音境内で制作されています)
NHK文化センター「円空仏を彫る講座」9名
桑名「円空木彫工房・気楽縁庵」4名
合計123点展示されています。

講師のおられる教室や講師なしの同好会など、制作方法はいろいろあるようです。

たまたま解説いただいた方は17年!の制作年数でした。
ゆっくり拝見しておりましたら
「どうぞ、お好きな円空仏をお持ちください!」

すこし遠慮して小さな大黒天を拝受しました。

会場では4人ほど指導者がおられ制作体験コーナーもありました。
来館者も大賑わいです。

やはり円空仏は身近な、いわば下駄ばき感覚で拝見できる庶民派です。
小生たちは基本的に着色しないのですが、この作品展では着色された円空仏も
ありました。
楽しみ方、いろいろです。
こうした合同作品展って珍しいです。

準完全栄養食品・さつまいも

2017-05-13 09:56:50 | 家庭菜園


東海地方では今がサツマイモ苗の植え時です。

サツマイモはとても身近な野菜であり穀物ですが、小生自身はそれに関する情報は
ほとんど無知に近い状況です。
それが偶然にも山川理氏という専門家の本に出会い、とても参考になりました。
以下は同氏によるものです。

最近は店頭で焼き芋も販売されていますが、戦中戦後はサツマイモといえばあまり
美味でなく、空腹を満たすためイヤイヤ食べていました。

食料難の時代、米に代わる代用食として食べられていたのは沖縄100号と知りました。
1934年(昭和9年)沖縄で開発され、多収品種として1043年(昭和18年)から
1947年(昭和22年)ごろまで貴重な食べ物として広く普及しました。
しかし食料難の時代とはいえ、本当に不味かった記憶があります。
当時は全畑作面積の20%を占めています。

時代と共に、品種改良が進み、最近は美味しいサツマイモが出回っています。
サツマイモに利点は
*連作障害がないこと(同じ場所で栽培しますと数年間は不作となり野菜の種類によっては
           連作障害防止のため1~4年程度間隔を空けます)
*栄養がかなり豊富で準完全栄養食品とされ、繊維質もあって野菜であり穀物でもある
 特に色のついている安納芋などはビタミンAの素となるカロテンが含まれている
*サツマイモの栽培には他の野菜に比べ肥料が約5分の1程度
 しかも農薬やハウス栽培のように燃料も不要
 あまり過剰にお茶や野菜の生産が増えると肥料の弊害により地下水の窒素濃度が増加し
 井戸水など飲用として不適になる
*サツマイモの自給率は約90%と非常に高い
*単位面積当たりの収量が多く価格が麦や大豆より高い
などなどです。

地域別の生産量は
鹿児島 37万トン
茨木  18万トン
宮崎   9万トン
徳島   3万トン
熊本   2.5万トン
最近は芋焼酎の人気も影響しているんですね。

品種別の人気は時代の変化と共に味覚の好みも変わってきています。
ホクホク系のベニアズマなどは水なしでは食べにくく
ねっとり系の人気が上昇中で安納芋、べにはるか、べにまさり、などに移っています。

焼き芋用としては冷めても美味しい「べにはるか」
干し芋用では「べにはるか」「ほしこがね」が人気だそうです。

サツマイモの栽培には畦(うね)を高くして水はけを良くする。
草木灰や豚糞がカリウムが多く含まれ、他にももみ殻燻炭が有効とされています。
土地がやや酸性でやせていて、ミネラルの多いことが栽培に適している。

表も山川理氏からの引用です。
近々、苗を植える予定ですが今年は上手く行くかも、と期待しています。

旅の楽しみ・・・

2017-05-09 11:52:45 | 日記


旅の楽しみ、って人それぞれと思われます。

旅先での思いがけない出会いのワクワク感だったり
季節ごとの新緑や紅葉、雪景色を愉しんだり、そして写真を撮ったり
列車やバス、車の窓からの移りゆく景色を眺めたり
道中のおしゃべりを愉しんだり
旅館での多彩な食事をじっくり味わったり
各地の温泉の泉質を肌で感じ、大浴場で思いきり足を伸ばしたり
観光地での買い物や食べ物を楽しんだり
各地のお寺や神社の参拝したり、仏像を拝んだり
旅先での、その土地の風土を愉しんだり
その他、10人おられれば10通りの楽しみ方があります。

日本には様々な分野で職人さんたちが長年に亘り修行に励み、その技を磨いています。

個人的には漆器や焼き物にも興味があり、ときどきデパートなどでの買い物もしますが
旅先でも思わぬ出会いも楽しみです。
お店のご主人とおしゃべりしながら、新しい出会いが出来ることも楽しみのひとつです。
ご主人とのちょっとした会話から予想外の情報も得られることがあります。

漆器で有名な北陸の山中漆器は木地ろくろ挽きとして特徴があり、山中漆器連合会の組合員は
60社以上あります。
山中はケヤキの産地でも有名です。

漆器は全国各地にあり、合津・紀州・津軽・高岡・江戸・鳴子・木曽・越前・京都・琉球ほか
全国各地にあるようです。
北陸産地では輪島漆器はAC16世紀前半、山中漆器はAC16世紀末の発祥のようです。
輪島漆器の特徴は布着せと下地に珪藻土使用だそうで、全工程は20~30に及ぶそうです。
輪島漆器は最高級品といえるでしょう。

調べてみますと北陸では「木地の山中・塗りの輪島・蒔絵の金沢」といわれているようです。
輪島を含めて石川県が漆器生産量は全国トップです。
山中漆器は木地だけでなくプラスチックの素地にウレタン塗装した合成(近代)漆器も
あり、時代の変化にもいち早く対応しています。
プラスチック製は電子レンジ対応にもなっています。


今回、買い求めたのは山中漆器の木地のコーヒーカップ。
そして金沢の九谷焼と金箔加工のビールコップです。
家内も箔製品をひとつ。
それぞれ、使う度に旅先のことも思い出すことでしょう。
伝統工芸品には様々な職人さんたちが携わっています。
素敵な出会いがあれば迷わず旅の記念に、と・・・

ゴールデンウイーク・ 動と静

2017-05-05 19:50:41 | 日記





今年のゴールデンウイークは快晴に恵まれ、文字通りの絶好の日よりです。

普段は「静」の生活ですが、チビッコのご接待には気を遣います。
「非日常世界」「チビッコへの好奇心誘発」という目的で近くの中学校での
バスケットボール大会観戦に。

普段は中学生の躍動する場面はまずお目にかかれません。
365日の殆どは「静」の世界に埋没しています。

初めてバスケットボールの試合を目前で観戦して小生の日常生活は超スローモーション
世界と実感しました。

試合中、全力で走り廻り、周囲の状況を瞬時に判断し動く、という連続動作に驚愕です。
身長が190cmもあろうという選手やごく普通の体型の中学生も混じっています。

小さな中学生も負けじと俊敏に動き廻り、一瞬たりとも休む時間はありません。

そしてレフリーも選手について動き回らねばなりません。
「よくやるね!」

4歳のチビッコも目が釘付け。
約2時間観戦し「もう帰ろうよ」とは申しません。

若さ溢れるエネルギーが自分に降り注ぐ感じです。
このエネルギーを正しい方向に導く役割が大人の努めかな、と思った1日でした。