かめの住む池 待避所

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御嶽山登山記録

2011-09-04 21:00:05 | 登山
2011年8月18日(木) 天気:雨
御嶽山 (3067m)  同行者:2名

0625 田之原登山口 (2200m)
0717 金剛童子 (2470m?)
0800 九合
0815 九合目石室
0832 大滝口頂上山荘 (2936m)

0900 山頂往復開始
0920-0932 剣ヶ峰 (3067m)
0947 頂上山荘

1010 下山開始
1030 九合
1054 金剛童子
1130 田之原登山口
 
 
 
元々北アルプスに行く予定だったんだが、天気が悪そうだったので
行き先変更。多少雨に降られても登れそうで、降りてすぐ温泉に行けそう
ってことで御嶽山に行くことになった。

夜中に中央道を走り、伊那ICからひたすら下道を進んで、ほのかに明るく
なってきたころに田之原登山口に到着。ちょっと仮眠してから準備して出発。

出だしからいきなり雨で、気温も低いし防寒具も持ってないけど大丈夫かなと
思いながらもとりあえず歩き出し、最初のゆるやかな砂利道を進んでいく。
砂利道が終わると鳥居があって、大江権現から本格的な登山道の始まりだ。
道はかなり整備されていて階段状の所が多かった。


[大江権現と階段状の登山道]
 
  
 
あかっぱげを過ぎたあたりから石積みの急斜面となり、間もなく八合目に
到着。金剛童子像から石室にかけてが8合目なのかな?
10分くらい休憩して再び出発。ちょっと行くと富士見石という所が
あったけど、曇りというかガスの中で、全く見通しはきかない。


[八合目からの登り]
 
 
 
この辺りからかなりの急登りが続く。天気も一時期ザーザー降りになったり
して、寒さが身にしみるようになってきた。早く山頂に着かねば、、、
と思いつつ進むと、「九合」の石碑の後にしばらくしてまた「九合目石室」が
現れた。ずいぶん範囲が広い九合だ。疲れてる人は結構心が折られる仕様。
(まあ、富士山のやたらある八合みたいなもんか)


[九合目と九合石室の間にある一口水]
 
 
 
雨に打たれながら急斜面を登って行くと、ガスの中にうっすらと見えてくる
頂上山荘。これは中で温まるしかないと、さっさと山荘に逃げ込んだ。
山荘の中は温かい飲み物が販売されてたり、ストーブがついてたりと
なかなかのパラダイス。ずっと半袖Tシャツの上に雨具、、、という格好で
歩いていたんだが、さすがに寒いんで長袖Tシャツに着替えた。

で、ひとしきり温まってから山頂往復開始。
山荘のすぐ近くに御嶽神社の頂上奥社本宮があるんで、
軽くお参りしてから山頂に向かった。


[御嶽神社本宮]
 


相変わらず雨が時折降ってきてガスで全く見通しがきかない中、岩が
ごろごろした斜面に木の土留めみたいな階段がつけられた登山道を
20分くらい登ると、いきなり現れたコンクリートの階段の先が山頂だった。


[御嶽山、山頂の神域入り口]
 
 
 
神域で何やってんだという写真を撮ったりして、山頂には10分ちょっと
くらい滞在。寒いのですぐ山頂山荘に戻り、あとは一気に下山した。


[御嶽山、三角点と山頂標]
 
 

[山頂に向かう途中のねじまきオブジェも、ガスの中・・・]
 
 

山荘の温度計を見たら12度で、そりゃ寒いわけだと実感。
下山途中でちょっと青空が見えたけど、山頂付近はずっと天気悪そうだった。


[8-9合あたりの登山道。ずっと潅木帯なんで、晴れると日差しキツそう]
 
 
 
9合目の上あたりでいきなり目の前に鳥が飛んできて何事かと思ったら
雷鳥親子でびっくりした。あいつら、鶏程度には飛べるとは聞いてたけど、
本当に飛んでるところを見たのは初めてだ。
 
 
下りは1時間半くらいであっという間。
簡単に3000m級という意味では、なかなかいいのかもしれない。

五竜岳登山記録

2011-09-03 21:13:24 | 登山
2011年8月9日(火) 天気:曇り時々晴れ
五竜岳 (2814m)  単独行

0750 アルプス平 (1515m)
0842 小遠見分岐
0902 中遠見
0926 大遠見 (2106m)
0945 西遠見
1050 五竜山荘 (2480m)
1148 五竜岳山頂 (2814m)

1220 下山開始
1248 五竜山荘
1327 西遠見
1340 大遠見
1400 中遠見
1416 小遠見分岐
1458 アルプス平
 
 
前日の夜に移動して、道の駅白馬の駐車場で車中泊。
翌朝、青空の欠片も見えない曇り空にガッカリしつつも、とりあえず
白馬五竜テレキャビン乗り場近くの駐車場に移動した。

7時半の運行開始まで時間を潰している間、時々雲が取れて青空が
見えてきて、テンションが上がってくる。テレキャビンは、往復1600円。
10kg以上の荷物がある場合、荷物代200円を徴収される。

ゴンドラに乗って10分弱で、アルプス平に到着。五竜岳と唐松岳の姿を
見ることが出来、いい気分で高山植物園を眺めながら登っていった。
ここの高山植物園は結構な広範囲にわたっていろいろな種類の高山植物が
植えられているんで、じっくり見て回っても面白いかも。とりあえず、
コマクサが咲いてて感動した。


[アルプス平から五竜、唐松]
 
 
 
アルプス平から地蔵ノ頭までは遊歩道が整備されていて、その先の
小遠見まではトレッキングコースとなっているので階段状にそれなりに
整備された道が続く。「見返り坂」 「一ノ背」 「二ノ背」 と、
目印もちょくちょくあってちょっとした山歩きをするにはいいかもしれない。
晴れていれば景色も良さそうだし。
  
 
小遠見の分岐を過ぎると急に登山道らしい道となり、ぬかるみとアップダウンの
樹林帯がしばらく続く。小遠見→中遠見→大遠見→西遠見、と遠見シリーズの
小ピークが次々襲いかかるのだが、中遠見の前後の坂が登りも下りもえげつない
急斜面で、帰りにこれを登るかと思うと軽くうんざりだった。
 

[中遠見付近から見た鹿島槍]
 
 
 
そして、遠見シリーズの区間を歩いているうちにすっかり周囲は雲に包まれ、
西遠見の雪が残る池を超えて険しい道が続く辺りではガスの中を歩く感じに
なってきた。西遠見を過ぎれば山荘まで少しだろうと思っていたんだが、
この辺りから足が重くなってきて道もかなり急斜面の登りが続くので、
顕著なペースダウンとなってしまった。

結局、西遠見から1時間くらいかかって五竜山荘に到着。山荘が見えてからが
本当にシンドかった。一回山荘のある高さを超えて、右側に見えていた尾根の
上に出てから山荘方向に下っていくとか酷いw
小ピークの白岳辺りから山頂方向を見ると、かなり下の方に山荘が見えて
なんとも言えない気分になった。


[白岳ピーク付近から山荘と五竜山頂方面を望む]
 
 
 
ただ、ここの尾根に出た時の景色は素晴らしく、ちょうど雲から抜けた感じ
だったんで、唐松岳方向が非常にきれいに見えた。


[五竜小屋付近から唐松岳方向]
 
 
 
そして山荘で小休止の後、いよいよ五竜岳山頂に向けてアタック。
山荘の先は、ここまでの道とガラっと変わって激しい岩場の連続となる。
ペンキの○×マークをたよりに岩場をよじ登って行くので、疲れも
あって全くペースは上がらず、ここの区間は普通に標準タイムになって
しまった。殺風景な岩場で、パッと見どこ歩くんだという箇所もしばしば。


[山頂付近の岩場]
 
 
 
曇っていたんで後方以外は景色を見ることはできばかったが、山頂寸前で
雷鳥親子を 見ることが出来て嬉しかったり。


[雷鳥親子]
 
 
 
山頂では景色は全く見えず、先にいた団体さん達が降りた後はほとんど
人もいなくなったんで、おにぎり食ったり写真撮ったりひと通りだらだら
過ごしてから下山開始。鹿島槍から五竜キレットを超えて来た人が、
しんどいしんどいとひたすら言ってた。


[五竜岳山頂標。この一瞬だけ陽が射した]
 
 
 
登りはひたすらしんどかった岩場も、重力に従って降りていくだけなんで
実に順調。30分弱で山荘に着いた。
山荘の周りをぶらぶら見ていると、あちこちに高山植物の花が咲いていて
気持ちが和んだ。


[高山植物の女王、コマクサも咲いていた]
 
 
 
あとは、テレキャビンの下り最終時間16時半までに下山するだけ、、、
ということでサッサと降りていったわけだが、行きになんとなく
感じてはいたけど登り返しが非常に多いw

特に中遠見に向かう登りはえげつなく、登ってる途中で危うく
両足がつりそうになってしまった。

とはいえ、下の方はトレッキングコースで歩きやすい道が続くので
特に問題なく下山することができた。最後は、高山植物園を
まったり見学しながらアルプス平に到着。

山頂から2時間40分ほどでの下山となった。


[シモツケソウの群落]
 
 
 
今回は、繁忙期ダイヤでテレキャビンの運行時間が7時半から
16時半の時期に登ったが、このタイムなら通常期の8時15分開始
でも十分に日帰り往復できるということか。

ちょっと天気がイマイチだったんで、いつかまた登りたい山だ。