ちょっと前に画面写真やISOのリークがあり、その存在がほぼ確定視されていたMicrosoftの新OS、Windows11が正式に発表されました。
Windows10の後の大きなバージョンアップはない、とも言われてきましたが、その説が敗れました。10のリリースが2015年の7月でしたから実に6年ぶりということになります。とはいえ、内部構造はVistaの基本を引きずっており、根本的な変化ではないということになります。
過去のWindowsは、
7・・・Vistaの軽量化 結果的にではあるが、64ビットOSへの代替わりも担った
8・・・モバイルでの利用を考慮に入れたUIとUWP環境への移行促し。ただ受け入れられず
10・・・UIを7と8の中間的なものに戻し、デスクトップ環境が主流に戻るなど原点回帰。大きなバージョンアップを繰り返しているため、初期とは別物
と、Vista以降は機能よりも使い勝手の向上を重視したバージョンアップになっている印象です。そこらへんは11も変わらないようで、記事を読んだ限りでは他社のモバイル向けOSに似た環境になるようです。スマホしか使っている人になるべく違和感なくPCの道に入ってもらおうというのが第一なのでしょう。
その狙いと重なっているのか、Android用のアプリケーションソフトがOSの機能で動作する、という新機能が加わりました。現在のWindows10でもPC用ソフトを経由することでAndroid用ソフトを使うことが出来ますが、それはあくまでエミュレーターによってなされる動作であり、CPU負担は小さくありません。ノートパソコンで使うとかなり発熱します。一方11の機能はAndroid用ソフトをx86で直接実行できるため、CPU負担はぐっと少なくすみます。ノートPCでもほとんど発熱を気にしなくてもよくなるかもしれません。
そもそもちょっと前までIntelのx86向けAndrtoidというのは存在していました。IntelはAndroid端末向けに自社アーキテクチャのSoc、Atomを製造・販売し、ARM系と時差の少ないAndroidのバージョンアップを行わせるため、かなりの人員を割いてGoogleに出向させてたといわれています。端末は
IntelとPCで付き合いの深いASUSやLenovoからいくつか発売されました。わたしもそのイロケに誘われて3台ものAtomAndroid機を所有したことがあります。ただ、残念ながら現在は撤退しています。
事実上の後継となっているのがChromeOS。現在のChromeOSはAndroidのソフトの多くが動くようになっており、それを搭載したノートPC、ChromeBookには先のAtomの延長上にあるIntel製CPU、Celeronが搭載されたものが多く発売されいるだけでなく、WindowsPCと同等のCore i7が使われたハイクラスのものまであり、これらでもネイティブでAndroidソフトを使うことが出来ます。ただ、世間的には「Androidとの互換性を考えたらIntel系よりARM系のSocを使ったChromebookの方がいい」ともいわれています。わたしはIntel系でChromeOSをt使ったことがないので一概には言えないのですが、ChromeOSでAndroid用ソフトが動作しないのはCPUのアーキテクチャ以外の原因も大きいような気がしています。
話戻して。そうやって細々とながら途絶えなかったx86によるAndroidコンパイラがようやくOSの標準機能として報われるときが来たとみていいでしょう。これによってAndroid用ソフトはx86動作を考慮に入れて開発されるようになっていく期待も持てます。ただし、Windows11でのAndroidソフトの提供はAmazonAppStoreに限られるようですが、これはGoogleとの話し合いが進んでないとかもあるのでしょうが、Chromebookで小さくない商売をしているIntelへの配慮もあるのでしょう。あちらは基本GoogleのPlayストア経由でなければソフトを導入できませんから、そういう形ですみ分けができるわけです。
とりあえずWindows11へのアッップグレードは無償提供されるとのことで、金銭的負担をかけることなく使えるようになるのは嬉しいところ。ですが、10で別に困っていない、モバイルと操作性が違っていても別に気にしない我々みたいな人間にとって、一番の懸念は互換性。さすがにソフトは大丈夫でしょうが、ハードウェアが一番気になります。特にわたしら一部の人間には絶対外せないハードであるアースソフト製チューナーボード、PTシリーズは11で問題なく動くのかと。なにせアースソフトはすでに製品サポートの終了を宣言しており、11でドライバなどの問題が発生しても解決版が発表される可能性は限りなくゼロとなっているからです。基本的な部分は11だろうと10だろうと同じなのでたいてい大丈夫だと思いますが、アプリケーションソフト以上にデバイスドライバの問題はデリケートです。わたしも一台ずつ試してみるつもりです。少なくとも、急いで11にアップグレードするのは危険なので、様子を見ながらやったほうがいいでしょうね。
アースソフトPT3は自分が所有するPCパーツ野中では最も長く利用しており、非常に安定したものです。他社からも似たような者が出ていますがPCI-Expressでデータ転送をしている機種は存在せず、安定性も劣ってしまうので交換も買い足しも出来ずに非常に困っています。
ましてやWindows 11で動作しなくなったら使うことができなくなってしまいますね。
話は戻りますがWindows11の条件に関してざっくりした部分は省略しますが、スペックの高くないWindows10 PCもしくは7を現役で使っているユーザーに買い換えを促すために、ある程度PCに詳しいユーザーが犠牲になっている感じが否めませんね。
Intel CPUに限定して話をするとKaby Lake以前のCPUが全て切り捨てられている所が厳しすぎるなと。個人的にはSkylakeとKaby Lakeはまだまだ行けると思っていただけに落胆です。
自分が持っているのはRyzen7 3700XとCore i5 6500でいずれもTPM2.0をサポートしていますしWDDM2.0以降の要件もGeForceシリーズのグラボで満たしていますが後者はSkylake CPUということでサポート対象外となりました。
最初のプレビュー版なので将来的にはサポートCPUが増える可能性もありますが、現状のまま増えないとなると非常にがっかりです。
さすがのBLOGOSの中でもアースソフトの話を出すのはわたしくらいです(^^) 今ちょっとみたらわたしの話がランキング1位やん。ほかにいくらでも有名人の記事や事件あるでしょうに。
スペックが高くない、というより仕様の古いものを少し切り捨てる意味はあるでしょうね。特にIntelが長く同じコアを使い続けていたせいで、CPU性能はまだ通用するのにチップセットは古くてセキュリティ面に問題があるとかありそうですし。いい加減最低仕様をアップデートしないとこの先不安、ってのがあるのかも。
ご返信のとおり、セキュリティ面の問題を考えるとたしかに納得です。
自分の場合はたまたまビジネス用のリファービッシュ品のPCでQ270チップセット+SkyLake Core i5という組み合わせで使っていたのでTPM標準搭載でWindows7プリインストールだったのかバージョンは1.2だったものをメーカーのWEBサイトからアップデートを適用することで最新の2.0に引き上げる事が出来ました。
セキュアブートもUEFIでサポートしています。
TPM2.0に関してはピンヘッダーがマザーボード上にあってチップを実装できるもののオプションであることが多く、古いPCを利用している一般的な自作ユーザーがTPM2.0に対応させるには手間がかかります。
またSkylakeやKabyLakeもよく考えれば5〜6年以上前と古いのでCPUは大丈夫でもマザーボードなどのコンデンサー等の寿命を考えればスペックは大して変わらなくとも安全性を考えて強引に切り捨てるという、IntelのCore iシリーズの世代間のスペックは大して差がないのに使えないというちぐはぐな事態になってしまったのもしょうがないと諦めるしかなさそうですね。
そもそもダメっぽそう
https://news.livedoor.com/article/detail/20432322/
なんでMS公式でなくコッチからw
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/homeuse/campaign-cashback2021summer.aspx
とりあえずWin11は置いといて、いつまでもoffice2010ではアレなのでCBあるうちに
Microsoft 365 Personal買っておきます。(魚籠亀からメール来てた。)
自分は昨年の9月にPCを新しくしました。
その際にPT2が動くことを最優先したのでPCIスロットが使えることが最優先事項でした。
PT3も持って入るんですが「同じ環境で動くこと」に固執しているんですよね・・・
ワンパターンで引き出しが少ないんです(^^;)
TPMが一番、GPUが二番目の障害って感じですね。業務用だと簡単に買い替えるわけにはいかないですが、自宅用だと非対応機は買い替えてもいいんじゃないか、と思います。
>Beepさん
動かないPCでの改造テクニック、流行りそう(笑)
まぁ11でなくても当分10で問題なさそうですが。
>谷さん
ありました。わたしも11のことを聞いたとき、最初に頭に浮かんだのがPT3が一か月しか動かなくなった件です。あの時はドライバが更新されたことで事なきを得ましたが、それが期待できないのが心配です。
PT2を使用し続けることはさすがに困難になってきましたね。わたしもまだ動くのにしまっちゃってます。使える限りは使いたいですね。