「モスラ」や「キングコング対ゴジラ」では円谷英二特技監督のもとで、「ゴジラVSキングギドラ」や「ゴジラVSモスラ」では造形制作の会社ツェニーを経営しつつ怪獣の造形を行い、今年はアナログ技術にこだわって作った特撮映画「カミノフデ」で総監督をつとめられた村瀬継蔵氏が14日に亡くなられていたことが発表されました。89歳だったとのこと。
残念ながら地元では上映していないので「カミノフデ」は鑑賞できていません。そのうち・・・と思っていたところにこの訃報。無理をしてでも見ておけばよかった、と久々に映画関係で後悔しています。遺作だと思ってみるとどうしても気分が違ってしまいますから。最後に現役復帰を果たした、まだまだ活躍してほしい人物でした。
しかし、89歳で映画の総監督をされて、お亡くなりになるとは・・すごいバイタリティーですね。ご冥福をお祈りします。 ahiru
地方からだと逆にこういう思い切った分野でないと成功できない、という事情もあったと思いますが、第一人者になれたのは素晴らしいことだと思います。
「大怪獣のあとしまつ」のとき、もうこういう昔ながらの特撮はできない、という思いを持った特撮人は多かったはずです。だからこそ円谷英二を知っている最後の人間として動かなければならないという意思が芽生えたのかも知れませんね。