Koyo劇

Koyo演や埼高演連西部B地区の活動のお知らせもしくは、旧Koyo劇顧問の戯言です。

再び麻布十番に行ってきました

2016-05-05 19:05:00 | 日記
 先日と同じZeppブルーシアター六本木へ。
 今回は、
 『トンマッコルへようこそ』作:チャン・ジン 演出:東憲司

 劇団桟敷童子を中心に、
 キャラメルボックスの畑中智行、筒井俊作、関根翔太、木村玲衣や
 他の役者の出演です。
 演出の東さんも劇団桟敷童子の方です。
 プロデュースが、NAPPOS UNITED(ネビュラプロジェクトの仲村和生さん)です。
 残念ながら客席は埋まっていませんでした。
 先日の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』と比べると、
 客席は前半分に区切られていました。
 関根くんには悪いけど、畑中・筒井・木村・仲村の名前が並んだので、
 チケットを前売りで買いました。
 私は前から6列目の中央。
 すごく見やすい席でしたが、
 上演中に出ることが許されない席で、凄く緊張しました。
 上演5分前に席に着いたのですが、
 どうして足下の荷物を膝に乗せてくれない人が多いのでしょう。
 通路から遠いい席には、いつもふらつきながらたどり着きます。
 席は、多少見づらくても通路側がいいです。
 桟敷童子という劇団はこれまでまったく観たことがなかったのですが、
 木冬社、新宿梁山泊出身の人たちが多いようでした。
 だからなのか、オープニングなどの演出や大道具などに新宿梁山泊の匂いを感じました。
 特に、最後に村人たちが盆に乗って、
 舞台奥に向かって去って行く様は、
 20年前に江ノ島や新宿で観た新宿梁山泊のテント芝居を連想しました。
 物語は、1950年の秋、朝鮮戦争の最中に
 実在しないユートピアのような山の上の村トンマッコルに、
 米兵と南の兵士と北の兵士がやってくるという話です。
 この村人たちが、場末にいる欲まみれの人々だったら新宿梁山泊なのですが、
 ユートピアの住人なので、毒もなく素直に兵士を受け入れていきました。
 物語のメインは、様々な立場の兵士の心の動きなのですが、
 住人に毒(兵士たちのことを密告しようとするとか)が感じられないことが、
 私には物足りなかったです。
 映画は、韓国で大ヒットだった(音楽は久石譲さんだった)そうですが、
 私には、感動は起きなかったです。
 終演後、『まぼろしの市街戦』という映画を思い出しました。

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