Koyo劇

Koyo演や埼高演連西部B地区の活動のお知らせもしくは、旧Koyo劇顧問の戯言です。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を観てきました。

2016-04-30 19:30:01 | 日記
 家を11時に出ました。
 目的地は、麻布十番。
 練馬で昼食を食べて大江戸線でという経路で目指しました。
 練馬で、てんやで昼食をと思って行ったら、
 練馬にてんやは見当たりませんでした。
 なので、最初に入りたいと思ったファーストフードに戻ったら、
 なんと応対してくれた店員がキャラメルボックスの林貴子さんでした。
 あっ、林さんだと思って、ネームプレート見たら『はやし』と書いてありました。
 思わず「林さんだ」と言ってしまい、林さんには聞こえてしまったと思いますが、
 彼女は私のことを知らないはずです、たぶん。
 店員目当ての変なおじさんと思われたことでしょう。
 で、大江戸線で麻布十番からZeppブルーシアター六本木に行きました。
 急な坂を登って劇場へ。


 プレハブ工法のライブハウスでした。
 座席は皮張り?で、汗がべとつきました。
 客席は6割が埋まるほどでした。
 でも、とても楽しめる芝居でした。

 ぴあ+ネビュラプロジェクトプロデュース
 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』原作:東野圭吾、脚本演出:成井豊
 最初の大森さんのセリフで涙が出てきました。
 大森さんのビブラートの効いたセリフは、琴線に触れます。
 もう30年以上この声に接しているからでしょうか。
 一番の期待の川原さんは、正直私には残念でした。
 川原さんの押さえる演技は、ちょっとイメージと違いました。
 もともと西川さんに当てた台本だったからかも知れません。
 『容疑者Xの献身』でもそうでしたが、
 成井豊と西川浩幸の親和性は、意外なほど強固です。
 帰りは、新宿でかぶと、若月、
 山本珈琲、紀伊國屋書店、龍生堂薬局に寄って帰りました。
 











 

『ゆーめいどりーむ』について

2016-04-25 20:31:23 | 日記
 毎回のことですが、
 今回も、観客のみなさんには理解しづらい芝居となってしまいました。
 なので、この場で言い訳します。

 『ゆーめいどりーむ』のテーマは、リアル・リアリティです。
 登場人物の2人の女の子は貧困状態にあり、
 仕方なくお金のために放射能汚染地域の家屋で1年間過ごすことになったという設定でした。
 お嬢様ごっこをして遊んでいる2人は、
 そのごっこ遊びを盛り上げるために、リアルを意識しながらエチュードを続けている。
 しかし現実では、2人は貧困というリアルを抱えているし、
 さらには、この家の外は放射能で汚染されているし、
 たとえ地元に戻ったも、放射能というリアルからは逃れられない社会で生活せざるを得ない。
 本当のリアルを忘れて芝居のリアルを大切にする。
 2人がお嬢様役とメイド役を繰り返し入れ替えることで、観客にとっての物語のリアルを揺さぶる。
 そうして、今観客であるみなさんや私たちが考えなければならない本当のリアルとは何なのか。
 ということを投げかける芝居にしたいと思ったのは、
 実は、執筆した3年前ではなく、今年の2月頃立ち稽古を始めた頃のことです。
 最後の照明は、パーライトで放射能危険マークを表現したつもりです。
 
 まあわかんないし、つまんないと言われたらそれまでです。
 今回は、アンケートも読んでいないので、
 みなさんの感想は判りません。
 もっともっと精進して、
 わかりやすく面白い作品を書きたいと思いますが、
 それもいつになることか……。
 以上!
 
  
 
 
 

2016西部B地区春季演劇発表会劇評?

2016-04-25 19:24:28 | 日記
 舞台袖から、ほぼセリフを聞いただけの
 無責任な劇評です。
 
 西武学園文理高校『KAIDAN』作:神崎あゆみ
  ネット台本。 
  この台本は、ダメな台本です。観たのは3回目です。
  状況設定がしっかりなされていないし、
  会話も不自然なものばかりです。
  でも、高校生が上演したがる理由は理解できます。
  パネルが不要など大道具は×。
  男子がお婆さんを演じたけど、笑いにつながりませんでした。
  関西弁も下手でした。
  
 狭山経済高校『若葉煌めく季節の中で』作:?(パンフに記載がなかったです)
  この台本は、ダメな台本です。
  選抜でもないのに甲子園出場が確実視されている高校なんてないし、
  部員がピッチングマシーンを購入して、購入業者に領収書の改ざんを頼めることなどあり得ません。
  ストーリーにまったくリアリティがないのです。
  恋が上手くいくのも説得力無し。
  でも、生徒会長の声は良かったです。

 所沢北高校『表に出ろいっ!』作:野田秀樹
  最近、難しい台本を選ぶことが多い所北ですが、
  今回もチャレンジしました。
  でも、怒鳴りすぎていて辛かったです。
  人形立てが黒くなったのが進歩です。

 所沢西高校『勇者』作:宮腰関森森
  生徒創作。
  RPGのまま。
  観客にウケていたのだから満足だったでしょう。
  でももっと向上心を持ってほしいです。

 聖望学園高校『ホームステイ~シークレット留学生フランシス~』作:唐牛茜
  生徒創作。
  でも、頑張っていました、特に作者であるフランシス役の役者が。
  歌はちょっと長く感じました。
  設定に無理はあるけど、作劇については型どおりではありましたが、
  安易な方向に流されていませんでした。
  きちんと伏線(フランシスが力持ち)も張られているし。
  フランシスが日本語を喋りすぎるなど、もっとリアリティに注意を払ってほしかったです。

 ?『春の予感』作:中島清志
  パンフレットに学校名なし。
  所商は、このところ台本選定がいいです。
  たぶん顧問のHさんがしっかり読んで選んでいるからだと私は思っています。
  今回の台本も、不足感はだいぶありますが悪くなかったです。
  演出についてですが、
  最後に上田に木村が手を差し出すところで、
  上田はその手を取るのにもっと躊躇してほしかったです。
  そこに芝居の中心点を置いてほしかった。
  そこで初めて上田が木村の目を見るとか。
  Hさん、次は演出に工夫をして下さい。

 とこえん?『フラスコロケット』作:白壁裕
  この学校もパンフレットに学校名なし。
  科学部の合宿というのは世間一般にはあり得ない設定なのかもしれませんが、
  私は高校時代に化学部で合宿しました。
  新河岸川の24時間水質検査のために。
  だから、取材不足の台本に不満を感じました。
  大道具は、実験机がリアルにできていました。
  役者は、クロキがよかったです。
  これは台本のせいですが、最後にクロキが実験室を最後に出るのは不自然に感じます。

 秋草学園高校『優しさへの階段』作:淡月冷華
  予想以上にすごく早く終わりました。
  この作者の作品は、上演しない方がいいと思います。
  芝居になっていないです。
  2人の会話で作者の優しさについての考えを披露しているだけ。
  
 狭山清陵高校『斉藤さんと佐藤さんちの恋愛参観日』作:楽静
  楽静さんの台本も上演しない方がいいです。
  この台本では、リカに魅力を感じられませんでした。
  シュンスケがリカを好きになる理由が見つけられませんでした。
  
 豊岡高校『太陽にもえろ!!』作:豊岡高校演劇部
  丼が割れたのは残念でした。
  カツ丼代を被疑者が払うのは、誰でも知っていることなので、
  意外でも何でもないです。
  それ以上のことが言えない程度にしか観劇していませんでした。
  まるきゅーの弟さんごめんね。
  身体が華奢で、警察官には見えなかったよ。
  もっと役者に当てた台本になるといいんだけど。

 芸術総合高校『輪廻TM』『東の海の笑わない帝王』作:前川知大
  奇抜な設定で、リアルな芝居。
  でも、さくらと至が結婚するカップルに思えませんでした。
  見合い結婚?
  結婚後に、罹患したのならまだ判るけど、
  病状をパートナーに隠さなければならない理由も分かりませんでした。

 所沢中央高校『わたしの星』作:柴幸男
  2日間で1番楽しめた作品です。
  役者の練度が足らないので、スタイリッシュな芝居がやりきれないこと、
  最後の『わたしの星』の演出や照明にもっと工夫がほしかったこと、
  など、注文はありますが、近年元気のいい所沢中央で、
  私はこの12年の中央で一番良かったです。(あまり観れていないのだけれど)
  『全校ワックス』を越えました。
  
 飯能高校『GⅣ』作:飯能高校演劇部
  飯能高校演劇部ワールド全開の芝居でした。
  今回もおじさんは置いてけぼり。
  OPは、アナウンス→OP曲を流す→
  OP曲を煽る→ちょっとしてから客電を消す→緞帳をOPEN→
  舞台明かりの変化や役者の登場とともにOP曲をゆっくりフェードアウト。
  これが美しい始まり方です。
    
   

西部B地区春季演劇発表会 報告

2016-04-25 19:09:10 | 日記
 20日水曜日
  17時半から共通仕込みが所沢中央公民館で行われました。
  私は、シアサポの照明担当として、パッチの打ち込みを手伝いました。
  なるべく余計な口出しはしないつもりでしたが、
  照明のシューティングなどちょっと口を出してしまいました。
  で、無事に終了しました。
 21日木曜日
  入間向陽のリハーサルを手伝いに中央公民館に行きました。
  着いたら照明のことで困っているとみたいだとシャワッチに言われて、
  前日のパッチ替えのミスで困っていました。
  なんか設備の業者さんが3人も来ていました。
  Koyo劇のリハは、だいたい無事に終わりました。
  そのあと最後まで他校のリハーサルにシアサポの舞台担当としてつきあいました。
 23日土曜日
  8時半に中央公民館に到着。
  最初からシアサポの舞台担当で参加しました。
  Koyo劇含めて7校の上演を舞台袖から見ました。
  OBOGは、ぱげ郎とだっちゅーかが来てくれました。
  終演後には、所沢高校のリハ。
  20時に終了しました。
 24日日曜日
  8時45分に中央公民館に到着。
  シアサポの舞台担当および照明担当として、
  7校の上演と舞台復旧に参加しました。
  18時半終演で、19時半に中央公民館を後にしました。
  みなさんお疲れ様でした。

  残念ながら、川越地区の大会と重なったため、
  西部B地区の大会をシアサポとして参加しました。
  シアサポ舞台監督のOさんは、
  大会のすべてに付き合ってくれて、
  本番も14校すべてを袖から見守ってくれていました。
  Oさんが居ないと大会運営はだいぶ難しいことになりそうです。

  なお、私は舞台担当としてはあまり活躍できませんでした。
  反省して、次回は頑張りたいと思います。 
 
 

クチオくんの芝居を観てきました

2016-04-17 21:31:05 | 日記
 第27班本公演5つめ
 『10歳が僕たちを見ている』
 作:深谷晃成
 会場:アトリエヘリコプター
 第27班は、尚美学園大学の演劇サークル劇団SHOWの出身者を母体にした劇団です。
 会場は、五反田団という劇団のアトリエだとクチオくんが言っていたような気がします。

 面白い空間で、オシャレにインテリアされていました。
 劇場には1番に着きました。
 開場して10分くらいしたらティラたちが来ました。
 劇場は、使える電力が少ないのか、本格的な照明設備はなく、
 裸電球をブラックラップで細工して使用していました。
 でも、芝居の雰囲気に合っていたので、それほど気になりませんでした。
 芝居の感想はたぶん北池袋で見た?芝居とほぼ同じです。
 閉塞な社会で淀んでいる男(男の子)たちの話でした。
 一番に気になったのは大道具で、その不自由さが辛かったです。
 アクティングエリアを邪魔するセンターの畳スペースは必要だったのでしょうか?
 冒頭のカップルの痴話喧嘩とボクシングを模した演出は良かったけど、
 それに重点を置きすぎたのか、
 後半は中央の畳が邪魔で、全体に役者の動きが少なくなってしまったのは残念です。
 次に芝居の終盤の火事はどこに行ったのでしょう?
 正直、作者が特に最後に芝居をどう納めるかしっかりと書けなかったと思いました。
 前作?ではもっと描かれていたギスギスした人間関係も薄くなり、
 全体に優しい人間関係になってしまっていて、
 それが、おじさんには物足りなさを感じさせました。
 5人の男は妙に真面目というか素直でした。
 なによりそれぞれのエピソードがそれぞれ取材不足の様に感じました。
 終演後すぐにロビーに出て、クチオくんに挨拶ぐらいしようかなと思っていたら、
 大きな声で「ありがとうございました」と言われてしまったので、
 劇場を出ざるを得なくなりました。
 なので、クチオくんにもティラにも挨拶せずにそのまま帰りました。
 クチオくん、お疲れ様でした。