校長室の窓から

嬉野小学校の子どもたちの元気な様子を伝えます。
たまに我が地区や家のことも・・・。

松本さん 1

2008年12月11日 | Weblog
人権集会の折に、自分の生き様を話してもらった松本さん。
集会の後、2日間ほど姿を見せられなかったのですが
月曜日から、仕事に行かれているようです。
校門近くの信号機のそばを、自転車で8時近くに通って行かれています。

ちょうどであったときに子ども達は、
「あっ、松本さん」「おはようございます」
と声をかけています。
今日は、2年生の女の子が呼び止めて
「セブンイレブンで会ったね」
と声をかけていました。松本さんも
「うん、うん」
と、嬉しそうに笑顔を返してくれています。

これまで、顔は見たことがあっても見知らぬ人だった。
そんな子ども達と知り合いになりあいさつを交わし合う。

本人にしかわからないのですが、
「生きる喜び」とか「意欲」とか
そんなエネルギーが体の中から沸き上がっているのではないかなと
想像されるような笑顔です。

そんな、朝の一こまでした。

先生大好き

2008年12月10日 | Weblog
昨日の登校中のことです。

1年生の女の子が、折り紙を持って歩いて来ました。
見せてもらうと、ドングリを折ったというのです。

そこには文字が書いてありました。
「せんせい だいすき」○○○より

女の子はどんな思いで作り、どんな思いで持ってきたのでしょう。
作っている姿や、文字を書いている姿を思い浮かべると
ほほえましい様子が想像できます。

この学校に赴任してきたときに
「学校大好き」「友達大好き」「先生大好き」「鹿島が大好き」
そして「自分が大好き」な子どもになってほしい
と、子ども達にも話したことがあります。
そんな子どもが育ってくれていることに安心をし
更に気持ちを新たにしたところです。

日常の何気ない風景の中に
子どもの気持ちが表れます。
小さなことでも見過ごさないように
細心の注意を払っていければと思います。




ふるさと料理教室

2008年12月09日 | Weblog
鹿島市生涯学習センター「エイブル」で
「ふるさと料理教室」が開かれました。
参加したのは5年1組。

食生活改善協会(食改協)の方と思うのですが
その方々の指導で
「大豆入り煮こみハンバーグ」「きのこ汁」
バナナやリンゴを使った「デザート」などを作りました。

中には、材料から初めてハンバーグを作ったと
とても嬉しそうに、料理をしている姿が
大変印象に残りました。

男の子も、とても上手でした。
ハンバーグを混ぜる手つきや
にんじん、タマネギの切り方
安心して見ていることができるほどでした。

食べる時間まではいなかったのですが
きっと、おいしくいただき「完食!」したことでしょう。

今、「食」の安全性が問われています。
地元でとれた材料を、いろいろ工夫しながら作ることは
とてもいいことですし、
何よりも素材の本当の味がするのではないかと思います。

小さいときにこそ本物の味がわかる「舌」を
鍛えておくことがとても大切だと思います。



子ども達の放課後は?

2008年12月07日 | Weblog
時々、児童下校後、子どもたちの下校状態や
不審者による声掛けなどの防止のために校区内を回ります。

先週の金曜日に、4時頃から校区内を回って見ました。
下校後だから、公園や広場には子ども達が遊んで
いるだろうと思っていました。
ところが、寒かったせいもあるかも知れませんが
広場や児童公園などにはほとんど見かけることができませんでした。

見かけた場所は、高津原公民館の運動場。
それでも、10数名の子ども達が
サッカーをしたり、自転車で遊んだりと
寂しい限りでした。
子ども達は、普段の日は社会体育や塾などで忙しいのか、
はたまた、家で勉強やゲームをしているのか
ほとんど見かけませんでした。
いったいどんなことをしているのだろう???

私が小さい頃は、学校や近所で暗くなるまで遊んでいたものです。
楽しみもありませんでしたので、みんなで遊ぶことしか
ありませんでしたし、そのことが一番の楽しみだったようです。

保健室は閑古鳥鳴く

2008年12月06日 | Weblog
職員の打ち合わせで保健室担当者から
嬉しいニュースが報告されました。

寒くなってきましたが、子ども達は元気に登校できていて
頭が痛いとか、風邪を引いたとか言って保健室に来る子どもが
とても少ないというのです。
気になる子どもは何人かいますが、
今、保健室は、「閑古鳥」が鳴いている状態だそうです。

子ども達の体が精神的にも肉体的にも
大変いい状態になっているようです。

これは、学校や家庭での生活、友達関係など
とても安定しているのでしょう。
今後も、引き続き配慮を行いながら
指導を続けていきたいと思っています。

決して油断しないように・・・




鹿島市 人権作文・標語・マンガ コンクール

2008年12月05日 | Weblog
昨日入賞者作品一覧表が届きました。

◇人権作文(題名のみ紹介)
特 選 2年 BNさん 「大すきなからつのばあちゃん」
特 選 6年 TMさん 「ストップ人種差別」     
準特選 1年 OMさん 「みんな大すき」       
準特選 6年 MYさん 「人間らしく生きる」     
準特選 6年 NY 君 「これからの目標」       

◇人権標語
特 選 1年 KS 君 「ありがとう たのしいまいにち すごそうね」
特 選 5年 SA 君 「あいさつは 心と心の 通り道」      
準特選 2年 YS 君 「ごめんねと あやまるゆうき だいじだよ」 
準特選 4年 MHさん 「いじめをね 見て見ぬふりも どうはん者」 
準特選 6年 TMさん 「許し合う 心が大事と 人と人」

◇人権マンガ(題名のみ紹介)
特 選 5年 MMさん 「みんな友だち」
特 選 6年 TMさん 「いじめのない世界・友情の虹」
準特選 6年 MAさん 「人の気持ちを考えよう」

これらの作品は、12月4日から10日間エイブルで展示されます。
      
子ども達の様子・実態・考えなどを知ってもらう良い機会と思い
市内の行事には積極的に参加をしています。
子ども達のがんばりに拍手

今回もたくさんの賞をいただきました。

人権集会

2008年12月04日 | Weblog
ロングの集会を行いました。

1 詩の一斉音読 下学年「うん」、上学年「目の見えないチーター」

2 各学年の取組発表
  「人権」に関連することを各クラスで発表しました。

3 「障害」者についての理解
  鹿島市在住のMさん(400gという未熟児で生まれ、
  発語や身体に機能障害をもたれた方)の体験談

4 教室に戻り集会の感想を作文に書く

 Mさんは、ほとんど毎日自転車で通勤されています。
 校門付近の信号のぞばをサングラスをかけて、自転車で
 走って行かれます。
 ほとんどの子どもは知っているようでした。
 でもこれまで交流をしたことはありません。

 言葉を出すのがとても大変なのですが、
 通訳者の力を借りながらも、一生懸命に
 子ども達に伝えようとしている姿にとても感動しました。

 話を聞いた子ども達もMさんにしていた失礼なことを
 心から反省をしたようです。
 とてもいい学習ができたようです。

 でも、「障害」者理解はこれがスタート。
 本当に身につくまでには、このような機会を設け
 更に学習を積み重ねていかなければならないことも感じました。

 「豊かな心を育てる」ために・・・  

悲しいお知らせ

2008年12月01日 | Weblog
昨日、保護者(父親)が亡くなられ通夜が営まれました。
その方は、3年以上の長い間闘病生活をされていたようです。

本校には、5年生と2年生の2名在籍していまが、
通夜で読経が流れる中、涙を流す弟を気遣い
気丈な振る舞いをしていた兄の優しさが涙を誘いました。

今日、葬儀が執り行われましたが、
お別れの言葉に子ども達は
「お父さんありがとう」「精一杯生きていきます」
と、しっかりと話しました。
万感の思いを込めた心からの一言に目頭が熱くなりました。

これから、一家の柱を失って大変な生活になっていくのでしょう。
でも、私たちは周りから支援をしていくしかできません。
温かく、成長を見守っていきたいと思います。
そのことを誓い、故人のご冥福をお祈りしたいと思います。