校長室の窓から

嬉野小学校の子どもたちの元気な様子を伝えます。
たまに我が地区や家のことも・・・。

秋溝掘り

2010年09月23日 | Weblog
秋分の日は例年「秋溝掘り」を行います。
秋溝掘りというのは、
用水路付近に生えている草刈りや溝の中にたまる土上げです。

この日は私たちの地区(五地区)全員でこれを行います。
1~5地区はそれぞれ場所が決まっています。

私の地区は第3地区です。
2Kmほどの溝の草刈りや土上げを行いますが
最近は、溝が3面コンクリートになっていますので
比較的簡単な作業になっています。

途中、小雨が降ってきました。
それでも黙々と作業を行っていきます。

小雨が降ってくるとどういうわけかテンションが上がってきます。

以前、子ども達が砂場にたまった水の中で
飛び込んだり滑り込んだりして遊んでいたことを書きましたが
大人も同じなのでしょうか。
みんな、濡れながらも楽しそうに作業を進めていきました。

3時間ほどの作業でしたが、みんなで行ったという一体感、
成し遂げたという充実感に浸りました。

すっきりとなった校舎

2010年09月20日 | Weblog
校門付近からの写真です。
これまでの壁が取り払われ、
西側の校舎の全容が見えてきました。

でも、まだ工事中です。
簡易の壁で仕切られていますので入ることはできません。
子ども達はちょっぴり身近になった校舎に
思いを寄せながら登校してきます。

理科作品展

2010年09月19日 | Weblog
宇宙科学館(ゆめぎんが)で理科の作品展が開催されています。

先日、その審査会に参加する機会を得ました。
小学校1年生から高校生までの作品を見ました。
どの作品もよく考えて研究をしていました。

主に小学校の作品を見ていきましたが、
夏休みだけではなく6年間にわたって昆虫採集をした子、
拾ったモグラを解剖したり骨格標本を作った子、
太陽電池を利用しての作品、
また、これまで研究してきたことを更に深めた子など
どの作品も、発想・着眼共にすばらしかったです。
昨日から特選並びに入選者の作品が陳列されています。

子ども達の力作をぜひ見てほしいし
来年の自由研究のヒントをつかんでほしいですね。


台風接近

2010年09月07日 | Weblog
久しぶりの台風接近です。

台風は、とんでもない被害をもたらしますので
来ないことがいいのですが、
でも、雨をもたらしてくれますので
私たちの生活にとっては必要なのです。

でも昨年は、全く来なかったので安心しました。
大型の台風でも来れば、東校舎の状況がどうなるか・・・

数年前の台風の時は、窓ガラスが割れ
教室内は惨憺たる状況だったようです。

今回は、比較的中心から遠いですので
そのような心配はしていませんが、
児童が下校する午後が、台風の最接近。

そのときの状況に合わせ、下校時間を早くする、
集団下校を行う、などの処置を考えていきたいと思います。

種まきの時期

2010年09月06日 | Weblog
私の家の近くには田んぼが広がっています。

作物は、稲作と大豆。

稲は品種によって開花の時期、育ち具合など決まっています。
「夢しずく」「天使の詩」(早生)などは8月20日過ぎに
2週間遅れで「山田錦」(酒米)、
その後1週間で暑さに強い「さがびより」が開花をしていきます。
「ヒヨクモチ」(餅米)はまだ先になります。
同じ時期に田植えをしますので、
それぞれの品種で同じように開花をしていくのです。

ところが、大豆は同じ時期に一斉に播種しません。
それぞれの家の都合で蒔いていきますので、
育ち具合が違ってくるのです。

7月下旬に蒔いた大豆は大きく成長していますが、
8月初旬に蒔いた大豆は、大きく成長していません。
2週間経てば、同じようになるかというとそうではありません。
小さいままに花を咲かせ実を付けていくのです。
わずか2週間で、大きな違いが出てきます。

子どもたちも、この時期だからこそ、こんなことを教えておく、
身につけさせておくと言うことが言えるのではないかと思います。

「江戸しぐさ」の中に
三つ 心      3歳までに心の糸をめぐらせる・・・感受性、自然感覚
六つ 躾(しつけ) 善悪の区別、相手を思いやる身のこなし
九つ 言葉     あいさつ・世辞が言えるように訓練する
十二 文(ふみ)  商いにとって必要な文書を習う
十五 理(ことわり)自然の原理を体で体得する

あとでいいや・・・、そのうちに・・・

待ったなしに成長していく子どもたち。
子どもがまっすぐ成長できるかは、
家庭力・学校力そして地域力にかかっているのです。

トンボは人の周りに集まる?

2010年09月04日 | Weblog
明日は、私の地区の運動会があります。
役員でしたので、
朝からトラック作りやテント立てなどの準備を行いました。

近くの農村公園のグランドは荒れ放題でしたので
重機を入れてのトラックづくりでした。

整地が進むにつれてトンボがどこからともなく飛んできます。

グランドは草が生えていますので
そこを人が歩き回ったり重機が踏んだりしていくと
きっと、その中に隠れていた小さな虫たちが飛んでいくのでしょう。
餌となるその虫を取るためにトンボが集まったのだろうと思います。

整地をしている私たちの周りに集まってくるトンボたち。
応援をしてもらっているように感じたのは私だけでしょうか。

魚に骨はあるの?

2010年09月03日 | Weblog
給食に、「アジ」が出ました。
開いて照り焼きにしてありました。

1年生の担任からの声です。
ほんの少し骨が入っていたそうです。
すると、1年生は、
「家で食べる魚は、骨がないよ」と。
小骨まできれいに処理をし食べさせて
もらっているのでしょうね。

本物の魚、つまり生きている魚を
実際に手に取り見たことのない子どもたちは
魚には骨がないと思ってしまうのでしょうか。

アジの開き、骨が付いているものを、
骨を外しながら食べる、
そんな経験って当たり前のことだけど
当たり前になっていない現実をどう理解すればいいのだろう。
骨を外す行為の経験もしないと言うことは、
手先の器用さまでも大人が奪ってしまっているのでは?

そんなことを思った1年生の一言でした。