戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

22/12/02  その2 老いるという事は疲れるという事。

2010-12-02 17:59:15 | Weblog
 老いは老いで又楽しからずや・・・などと書いたが、確かに疲れる。家に帰ると兎に角夕食を済ませ、いくらもしないうちに横になって寝てしまう。牛にならない事は証明済みだから安心して眠る。坂の上の雲とか見たい番組は必ず見るが、途中が抜ける事も多い。けれど良い番組は再放送もあるので安心しているが再放送の時も寝てしまったりする。しかも同じ所を見損なってがっかりする。でも自分の事ではなく、ドラマだからかまわない。昨夜は12時過ぎまで寝てしまった。他の部屋には全部置いてあるのに、自分の部屋だけはテレビは置いてない。それでつい、茶の間でうたたねをする。今日も8時から坂の上の雲が始まる。今年もこの癖は直らない。来年も同じ。それで余計に疲れは取れないという事になる。いつか何処かの施設に入る迄、それも遠くない日だと思いながら・・・

22/12/02  銀行の通帳が必要なので作りに行った。

2010-12-02 17:39:00 | Weblog
 今はとてもうるさくていろんな物を出さなければならない。そして時間もかかる。前はお金と印鑑が有りさえすれば誰の通帳でも作れた。そして自分である事を証明する為に免許証をコピーされる。実際にさばを読んでも年齢が分る。相当おばあさんに見られてはいるが、確かに75歳だと分る。そしていたわられる。毎日のように「たいしたものですね」と感心される。運転も仕事も1人前にこなす。けれど人様の何倍も注意して、ひと足ひと足気をつけて歩いたり階段をのぼったりする。左右の足を交互に踏んで階段を歩ければ若いというが、私はそれを出来ても絶対にしない。1段ずつ踏み固めて昇り下りするほうが安全だから、決して人に迷惑をかけないようにした方が良い。若い人が不注意で階段を落ち、怪我したのを目の前で見ている。私は若い頃ませていたから老いも人様より先に訪れると思っている。だから老いを決して嫌がらない。老いは老いで又良いと思っている。