戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

8/16 その2 飛散防止皮膜のついた蛍光灯の注文が来て・・・

2010-08-16 18:46:31 | Weblog
今日も暑い日だった。これを書かなければ仕事にならないような毎日。人にお会いすれば先ずは「暑いですね」その暑さが尋常ではない。蒸し風呂というような感じである。今日は朝から会社に出たり入ったり。会社の用事が済めば自宅に戻り、私のお料理の準備に大方の時間を取られた。5時半に会社に来て又パソコンを開く。そのうちに電話が鳴る。明日は水曜日で女性陣が休みなので私と甥ふたりで頑張る。今の電話は外資系の飲食業のお客様から、ラピッド型蛍光灯40Wの飛散防止の皮膜の付いたものと20Wの蛍光灯のご注文である。飲食業でお客様がお座りになる所へ、間違って蛍光灯のガラスの破片が落ちたら大変なので割れても安全なように皮膜が施してある高価な物だ。こんなにお客様の事を考えて注文する所はあまりないが、時々工場からも注文が入る。これは明日の配達で良いとの事だった。これが終わると久しぶりにセントラルへ行く。12日からずっと休んでしまった。もう夕飯も夜の薬も飲んで準備は終わっている。悲惨な太平洋戦争を何とかそれほどの被害もなく生き抜いてきた幸せなひとりとして、未だお役に立てるだけ存分に励まないと罰が当る。でも、昼間のテレビをたまたま見ていたら、呆れるほどの贅沢な食材や料理が出てきて驚いた。今の日本はどうなっているの?金持ちなの?貧乏なの?私には分らない・・・・・

8/16 15歳の志願兵 を見て

2010-08-16 12:35:43 | Weblog
 今日は物凄く暑いようだ。朝玄関を開けた時に感じた。家の中はエアコンで涼しいから最近は感じない。連日の猛暑が続いた1ヶ月位前は茶の間は朝から猛暑だった。亜熱帯を感じる。家の中はエアコンをつけなければ外気温と同じだった。亜熱帯や熱帯のジャングルの中で死んでいった兵隊や同胞の事を考えるとやりきれない。この酷暑の中で敗戦になったせいで毎日そのようなテレビばかり見ている。昨夜も15歳の少年達が強制的に志願兵となり、その殆どが帰らなかった。誰も行きたくない、行かせたくない幼い位の優秀な少年達だった。ひとり息子だと死んではいけなく、大勢兄弟がいればひとり位死んでも良いのか。いろんな場面が出てきてその度に考えさせられるドラマだった。母親に「学校で死ねと教わったのです」と答える眼鏡をかけた少年の顔が当分の間、私から消えないだろう。その少年も最初は志願したくなかった。何回もあてこすられて遂に学年の生徒全員が志願させられた。このあてこすった大人の男達は生き残ったのだろうか・・・その責任は誰が取るのか。はらわたに染み入ったドラマであった。