戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

8/16 15歳の志願兵 を見て

2010-08-16 12:35:43 | Weblog
 今日は物凄く暑いようだ。朝玄関を開けた時に感じた。家の中はエアコンで涼しいから最近は感じない。連日の猛暑が続いた1ヶ月位前は茶の間は朝から猛暑だった。亜熱帯を感じる。家の中はエアコンをつけなければ外気温と同じだった。亜熱帯や熱帯のジャングルの中で死んでいった兵隊や同胞の事を考えるとやりきれない。この酷暑の中で敗戦になったせいで毎日そのようなテレビばかり見ている。昨夜も15歳の少年達が強制的に志願兵となり、その殆どが帰らなかった。誰も行きたくない、行かせたくない幼い位の優秀な少年達だった。ひとり息子だと死んではいけなく、大勢兄弟がいればひとり位死んでも良いのか。いろんな場面が出てきてその度に考えさせられるドラマだった。母親に「学校で死ねと教わったのです」と答える眼鏡をかけた少年の顔が当分の間、私から消えないだろう。その少年も最初は志願したくなかった。何回もあてこすられて遂に学年の生徒全員が志願させられた。このあてこすった大人の男達は生き残ったのだろうか・・・その責任は誰が取るのか。はらわたに染み入ったドラマであった。

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