戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

8/12 老醜。

2010-08-12 17:19:17 | Weblog
  今日からお盆休み、久しぶりにゆっくりして朝のうちにお料理をした。その後、お花を求めてお寺に墓参り・・・雨が降るような気配になってきたが、お線香の燃えきるまではそれほどの降りにはならなかった。お寺に行く前に会社に寄って投稿だけしていこうとしたが、そんなにゆっくりしてはと出かけた。途中でお線香やマッチを忘れている事に気付いて又戻る。お花はいつも東武前、オリオン通りで求める。全く忘れ物ばかりだ。お墓参りに行くまでに3回も出たり入ったりしてしまった。お母さんはどうだったのだろう。思い遣りをしなかった娘は同年代の母を思い出す事は出来ない。母方の祖母を私は嫌っていたのでその祖母の老衰ぶりを醜いと思った。その祖母の老衰ぶりに瓜2つの自分を発見して驚く毎日。母は勘当されて出てきたので最後迄祖母は母に厳しかった。それでも兄嫁に適当にされて悲しんでいる母をみかねて父と共に東京迄迎えに行って殆どをうちで過ごした。そんな時でも祖母は頭を下げず折れなかった。その祖母を私は嫌った。老醜と思ったが、今私はその祖母に瓜2つである。