コヤチン、さまよい日記

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次郎柿原木。森町

2013-10-24 21:50:10 | 日記
仕事で森町に行きました。いつも通る道から路地に入った所に「次郎柿の原木」があります。
この路地入った事がなかったのですが今日行ってみました。車1台がやっと通れる幅の道にこの原木があります。

次郎(治朗)柿は森町が原産です。江戸末期の 弘化年代(1844~47)に 森町村五軒丁の百姓「松本治郎」が太田川の川原で柿の幼木を見つけ、これを持ち帰り自宅に植えたのがはじまりのようです。その後、明治2年(1869)の火事により焼失。しかし、翌年に芽を出し成長して、数年後には再び実をつけました。ところが、その実は焼失前に比べて肉質はきめ細やかで 甘味 あまみ も 豊潤 ほうじゅん 、加えて種も少なくとてもおいしい柿でした。他に比類無き卓絶する良品種であったと伝えています。
当時人々は、「治郎さの柿・じんろうさの柿・じん郎柿・治郎柿」と呼称し、戦後は「次郎柿」と書かれるようになりました。(森町HPより)

皇室に献上している柿です。その原木を守り育てる町民の心を感じます。

 

次郎柿原木がの隣に「一木系早生次郎柿原木」があります。
一木藤太郎は、より良い献上柿をつくろうと努力を重ねました。生産農家の中から改良するにふさわしい枝を探しだし、自分の家の柿木に接ぎ木して工夫を繰り返した結果、大正10年頃、その中から形状がよく、しかも色づきの早い柿を発見しました。これが、一木系早生次郎柿で、全国で生産されている早生系次郎柿の原木です。
一木系早生次郎柿原木は、一木賀文氏から町に寄附され、平成17年12月20日に次郎柿原木の隣に移植されました。(森町HPより)


この2つの原木が各地でつくられている次郎柿の原木です。これからは次郎柿を食べる度にこの木を思い出したいと思います。
昔住んでいた愛知県の豊橋市も次郎柿の産地でした。「次郎柿の里」という大きな看板があったのを覚えています。ルーツはこの木だったんですね。

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