コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

高根城(浜松市天竜区)に行ってきました。

2022-09-04 22:46:45 | 日記
今日も良く晴れ渡っています。
昨日の悔しい負けのショックを癒やすために妻と山に向かいました。

浜松市天竜区水窪に高根城という城跡があります。以前より訪れたかった場所ですがなかなか行けませんでしたが今日そこを目指して行ってきました。
水窪町(旧磐田郡水窪町)は浜松市街から60km以上も天竜川を遡って更に水窪川を遡った場所にあります。もう少しで長野県境という位置です。水窪は何回か行きました。最初は学生時代でしたがその頃に比べると天竜川沿いの道は格段に良くなりました。信号も殆ど無いので走りやすい道です。今日は風がないので天竜川対岸の景色が鏡のように川面に映っていました。

水窪に着いてまず水窪駅に行きました。以前ここに来た時に駅舎を写し忘れていましたのでまずは忘れないうちに立ち寄りました。

水窪駅舎。飯田線の駅ですが今は無人駅です。


水窪駅は高台にあります。眼下に水窪の町を見下ろす事ができます。

さていよいよ高根城に向かいます。ここから車で5分ほどのところです。

駐車場に車を置き登城をはじめます。一般的に距離が短いコースは所要時間は短いのですが登坂がキツいようです。違うルートは距離は長いのですがなだらかに登るルートのようです。妻のためになだらかなルートにしたかったのですが案内図が詳しく書いてなかったので分からず一般的なルートで行きました。。

こんな道を登ります。妻もキツそうに登っていますがコヤチンもかなりへばってきました。

この高根城はこの付近の豪族奥山氏によって築かれましたがその後武田氏のものとなって、この後の徳川との「三方ヶ原の戦い」では武田軍の拠点となりました。

休みながら登ってようやく大手門前に到着。水窪の町を見下ろすスポットがありました。

山に挟まれた中にある町水窪という感じですね。


こんな斜面にも集落があります。以前行った長野県の「下栗の里」風です。

三つの曲輪で構成されていますがまずは本曲輪に入って見ます。

大手門からは入ります。


壁には狭間がありここから弓を放って敵と戦うようになっています。


井楼矢倉、ここから遠くを眺めて監視していたと思われます。

疲れ果てた妻はここで休憩コヤチンだけ他の曲輪の見学に出かけました。

この門から出て二の曲輪に向かいます。


この場所は何年か前の大河ドラマ「直虎」のロケ地になった場所です。今年の「鎌倉殿の13人」来年の「どうする家康」も静岡県が舞台になりますので楽しみですね。


二の曲輪に登る階段。


二の曲輪と三の曲輪の間に空堀が掘ってあります。


三の曲輪。


三の曲輪から本曲輪方面、急峻な地形の上に立てられていることが分かります。

三の曲輪の南側に行くことができます。

三の曲輪方面を望みます。敵はこの角度から攻めてくることも想定されています。三の曲輪との間に二重の空堀で防御されています。

小さな城ですがかなり機能的に造られていることが分ります。
戦国時代の城ですので、素早く立てなければなりませんでしたので簡素ながらこのような地形や工夫をされた城の建設が必要だったのでしょうね。

今日はかなり暑い日でした。着ていたシャツが汗でビッショリになってしまいました。換えのTシャツ持ってきて良かった。
この後ゆっくり浜松に向けて帰っていきました。