マラソン五輪代表出揃う。

今日オリンピックのマラソン代表選考レースの最終レース男子の「びわ湖毎日マラソン」と女子の「名古屋ウイメンズマラソン」が行われました。
男女とも先に行われた「東京マラソン」の大迫、大阪国際マラソンの松田の記録が破られなければ大迫と松田が内定となります。女子は持ちタイムからかなり見所はありますが、男子はサプライズを起こす記録を出す選手が出ない限り厳しいかもしれませんね。

女子の名古屋を見ていました。中継に映る名古屋の町並みを見ながら懐かしく思って見ていました。
日本選手を含む先頭集団が速いペースで進む中意を決して出場した福士が遅れ始めサバイバル化する中で若い一山や安藤のワコール勢伏兵の佐藤（積水化学）が先頭集団に入ります。

ペースメーカーが外れた30kmで一山がスパート外国勢を置き去りにしていきます。タイムも松田の記録を破る可能性の高いペースで刻んでいきます。
結局ペースが落ちることもなく2時間20分29秒の好タイムでゴールしてマラソン3人目の代表に入りました。
素晴らしいレース運びでした。雨が強く降り気温も上がらない悪条件での優勝圧巻でしたね。
2位は一時離されましたが最後追い込んで安藤、大健闘の佐藤は5位に入りました。
期待された福士は途中棄権でした。
そして大阪国際マラソンで好記録で優勝した松田選手、無念でしょう。残念でしたが次回のために頑張って欲しいと思います。

男子は健闘した作田（JR東日本)が4位に入りましたが、先週の大迫の日本記録を越えることはなく大迫が3人目のマラソン代表に決まりました。

コロナウイルス騒ぎの中体調管理は難しいものだったかもしれませんが、好記録を出してくるあたりアスリートの意地と集中力を感じました。
世界と戦う上で今のままでは厳しいという見方も多いのですが、地元開催の利を十分発揮して頑張ってもらいたいと思います。

大迫選手・一山選手おめでとうございます。