料理人こうやの記録

和食の料理人。プチ野菜ソムリエ。
料理、生産者の現場、スーパーカブ、その他日常の記録。

蒼龍ワイナリー

2013年10月09日 18時26分58秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

今日は台風の影響で風が強い一日でしたね。

なんだかむんむん暑いです。。

 

さて、今日は先日の続き。

 

丸藤葡萄酒を目指して、勝沼の町をひたすら歩きました。

途中の民家で、ザクロの実がなっていました

木になっているのを見るの初めてでした

りんごもなんか自然になっている感じで美味しそう。大木。

町はぶどう祭りでわいていました。

ぼくはそれを尻目に、看板地図を頼りに早歩き。

 

勝沼に来るまで、ずっと雨だったのですが、

山を抜け、勝沼に入った途端に雨が止み、

写真ではなんだかどんよりしていますが、晴れ間も見え、

心地よい天気でした。

人気のメルシャンも素通り。

丸藤葡萄酒まで遠いのです。。

メルシャンを超えて坂を登っていくと、なんだか無性に気になるワイナリー発見。

何にしても、仕事をするうえで、人を惹きつけるセンスって大事ですよね

ここは蒼龍葡萄酒

 中に入ると、展示販売、試飲ブースがあり、たくさんの人が訪れていました。

試飲できるワインの種類も豊富で、しかもなんと無料

気になったワインを手に取り、

気軽にテイスティングすることができます。

色々飲み比べて、ぼくの好みにあったワインを一本購入。

  

ラベルもおしゃれ

抜栓が楽しみです

さて、また急ぎ丸藤葡萄酒に向かいます。

 

次回へ続く

 

 


勝沼ワイナリー巡り 原茂ワイン(カーサ・ダ・ノーマでランチ)

2013年10月06日 22時21分50秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

とても心地の良い夜の空気です。

 

明日から新しい職場に立ちます。

ちょっと緊張の夜です

ワインを楽しみながら、今やれることを片付けていっています。

 

仕事の変わる間の休み中、いろいろなところを回ってきました。

ずっと現場に立っていては知ることのできない世界を走り回っていました


この経験は必ず糧になると信じて


さて、昨日は勝沼ぶどう祭りの日。

嫁のお母さんと、ぼくら家族は、嫁の妹さんご夫婦に連れていっていただきました


まず原茂ワインへ。

門をくぐると、ブドウがいっぱい

ここへ来た目的は、昼食。

ここのカフェがとても人気なのです。

名前はカーサ・ダ・ノーマ。

2階がカフェになっています。

ワイナリーでランチが食べられるなんて、最高ではありませんか

↓ 少しテラスが写っていますが、分かりますでしょうか。

中に入ると、無料の試飲カウンターがあります。

カフェの順番待ちの間、ここで飲んだりできます。

建物はとっても雰囲気のあり、木の香りたまらなくいい香り。

30分以上待って名前を呼ばれ、急な階段を登ります。

上がると天井高く、間接的に差し込む太陽の柔らかい日差しが心地よい。

 

個人的に、すごく好きな雰囲気です

メニュー表もおしゃれ。

野菜もみずみずしく、このプレートランチはやみつきになります

ここの樽熟の甲州と共に。

ぼくは食べ終わったら一足先に店を出て、

他のワイナリーを駆け巡りました。

みんなは勝沼ぶどう祭りへ。

はい、親族の間でも自由人と言われています。。

 

さて、せっかくなので、原茂ワインのブドウの写真をUPします。

↓甲州ワインで使われるぶどうですね

女性の指のようにかわいらしい、ちょいと細長い形のぶどう。

↓原茂ワイン入ってすぐにあった地図を頼りに行きました。

どこも近い感じがして、歩いて回りましたが、

この地図、かなりの縮図率でした。。

次回は他のワイナリーをUPします

それではまた。

 

いつもお読みいただきありがとうございます


ニイクラファームさん(西東京市)を訪ねて(10/4)

2013年10月06日 00時42分15秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

 

先日、ゆるきゃらのイベントが横浜であったようで、

たくさんいたゆるきゃらの中から息子が気に入って買ったぬいぐるみが、

なんと偶然にも新座市のマスコット、ぞうきりん。

息子の本能は時に恐ろしい。。

 

さてさて、今回は、西東京市のニイクラファームさんを訪ねて来ました

何年も前から近所の方やお客様方からお名前は耳にしていまして、

最近は料理屋関係からもたくさんお話が入ってきていて、

ようやく念願叶って伺うことができました

 

現場に行くと、普段厨房では得られない世界が、

バッと広がる感じがしていて、一気に成長させてくれます。

百聞は一見にしかず。

 

ハーブの知識は全くといってなかったので、

とても正直はてさてどんな扱いを受けるやらと思ってもいましたが、

これもいつものこと。

とにかく行ってみる。

 

そんな心配は一瞬で吹き飛ばしてくださいました。

なんともご親切な方でいらっしゃいました

すごい種類のハーブがあり、作業場もとてもいい香りに包まれていました

それぞれの特徴を一つ一つご説明下さり、ハーブ初心者にはとても有難かったです。

もう、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

以下、ぼくの記憶のために、だ~っと教えていただいたことを書いていきます。

初歩的メモですみません。

↓ アップルミント。リンゴのような香り。

↓ベルガモットオレンジミント。ベルガモットの香りが広がります。

柑橘との相性がいい。

↓ポリジの花。ナス科。白はとても珍しく、カンテサンスの岸田さんが持ち寄ったもの。

よく見られるのは青い花。酒でピンクに変化も楽しい。

葉は牡蠣のようなミルキーな味わい。

↓薬用セルビア(セージ)。天ぷらにしても面白い。豚と相性がいい。

↓タラゴン。酸味と辛味を持つ。乳製品、鳥と相性がいい。

ワインビネガーやオリーブオイルに漬けても。

↓タイム。ジビエや、夏野菜のグリルなどにも。

ラタトゥイユや、鴨の皮目を焼くときなど。春の花も。

↓スペアミント。

↓カタバミ。雑草としか思っていなかったが、これが上品な酸味をもっていて旨い!種も。

↓花生姜。こちらは観賞用。とても上品な奥ゆかしい甘さを持った香り。

↓月桂樹。木により香りに違いがある。ハーブ系の木は個体差がありそう。

↓レモンバーベナ。同じ枝でも、緑の濃いところ、黄味がかってきたところでは香りに違いがみられる。

ハーブティーで使われる。

↓ワイルドルッコラ。ぼくが知っているルッコラの花は白い。

これはルッコラと同じ、ゴマの風味だが、黄色い花を咲かせる別種のよう。

この花は和食でも使いやすそう。和の観点でもおいしいと思った。

↓イタリアンパセリ。エグミのない優しい味わい。肥料が抑えられているよう。

↓ディルの花。酸味を持つ。とてもかわいい花。咲き具合で香りの抜けが違った。

↓グリーンマスタード。とても辛いが、ルッコラと合わせると、辛味をけん制してくれるそう。

ハーブは合わせによって変化する楽しみもありそう。奥が深い。

↓プチベール。葉もとの脇のチョコンとしたものが今後冬にかけて育ってきます。

↓イングリッシュラベンダー。

↓チコリの花。

↓黒キャベツ。葉を茹でて使う。

フランスでは、日本のように生でキャベツを食べたりしないそう。

↓スティックセニョール(茎ブロッコリー)。脇目を食べる品種。

↓ローズマリー。

↓30年物のローズマリー。香りに気品、奥ゆかしさがある。

白い花のものと青い花のものがあり、香りに違いがある。

関東は白を好み、関西では青が好まれる。

↓ルッコラ。しゃぶしゃぶにも使われたりする。

↓サイズの要望に応えられるよう、少しずつ植え続けている。

↓バジル3種。左から、レッドルビン、レモンバジル、シナモンバジル。

↓よく雑草にみられる、オクサリス(オキザリス)。お浸しにして、山葵醤油で食べたり。

今まで捨ててた。。

↓スイートバジル。

↓和ハッか(ジャパニーズミント)。

ミントと同じ花を咲かせていたが、花のつく場所が先端でない。

 ↓蓼。花つぼみの辛味と食感も面白かった。

↓オゼイユ(タデ科)。和名ですいばやスカンポ。レモンの味が口に広がる。花もきれい。

↓ワンちゃんとも少し馴染めて良かったですとてもかわいかったです

 新倉さん、ご丁寧に教えてくださり本当にありがとうございました

もう、申し訳ないくらい勉強になりました。

今日学んだことをしっかり活かしていきたいと思います。


続:北山農園さん

2013年10月03日 22時49分07秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

 

そうそう、お伝えしていなかったことがあります。

先月いっぱいで、抜けていた期間を除いて、

5年くらいでしょうか、お世話になった会席料理みやを卒業しました(AKB風表現ですが)。

 

今後は、同じく所沢の、三二六に立ちます

三二六が、狭山湖の近くに料亭を出店することになり、

その関係でお世話になる運びになりました。


ぼくは料亭にも立ちますが、三二六にて、重要な立ち回りをしていきながらになりそうです。

料理人として、店舗展開していく経営者として、

必要なスキル、考え方をたくさん吸収していきたいと思います

 

さて、近況報告はこの辺にして。

北山農園さんの続きです。

外に出まして。

 

↓は無農薬の田んぼ。美しい緑に心奪われました

↓ 胡瓜の棚。気持ちのいい空間です。ずっともぐっていたい。

みやで主役級の活躍をしてくれた、マイクロ胡瓜。

なんともかわいい姿形ですが、酸味をもっていて、

しっかりした主張してくるお野菜です。

黒いぼ系の胡瓜。こちらもあまり見かけないですよね。

その場でガブリは最高の贅沢です

こ~んなちっちゃいトマトも。

房についたトマトのグラデーションもきれいですよね

 

胡瓜の棚の向こうには富士山が。

てっぺんに冠の雲がかかっていると、雨になるそうな。

この時は降りそうな気配がなかったのに、平垣さんの予報通り、

富士宮を出たころに雨がポツポツ。。すごい。。

夏から初秋の平垣さんはナスのイメージがついたくらい、

たっくさんの品種が育っているナス畑。

艶やかで立派なナスがいっぱい。

 

↓ たくさんのお客様を驚かせてくれた紐ナス。

小さめのものから長~いのまで、用途に応じてサイズの対応してくれます

いろんなナスがいます

 

白ナスも緑ナスも。

 

なんだかかわいいですね。

美しい光景です。

↓こういう風に実がなるのも珍しいですよね。

↓はピーマンの畑。こちらも種類豊富

↓こんな、ベルの形をしたものも。

生で食べておいしいものもたくさん。

というわけで、ガブッと。

甘い。苦みがない。おいちい~

ぼくの時間の都合で、まだまだ見たいエリアがあったのに、

残念ながら畑はここまで。

始めの建物のところに戻ると、脇にワレモコウが。

あまりに可愛らしくて、欲しがってみたら、

お優しい平垣さんご夫妻がカットして新聞に包んでくださいました

 

帰宅して、少し一輪挿しにさし、残りは書斎でドライフラワーにして、飾ってあります

 

すべてが絵になるような、

すべてが美しい北山農園さんでした

 

そして、ご夫妻のCUTEなお人柄に惚れました

 

平垣さんご夫妻、とらちゃん、てんてんちゃん、ありがとうございました

 



北山農園さんを訪ねて(8/26)

2013年10月03日 11時06分04秒 | 生産者の現場視察

こんにちは。

今日はとっても気持ちのいい天気ですね

バラ(カクテル)が色鮮やかに咲いてくれました

この時期の花で一番好きなコスモス

ようやく手に入り、我が家の仲間入り

さてさて、もう1か月以上前のことになってしまいましたが、

富士山の麓でオーガニックのお野菜を栽培している農家さん、

北山農園さんを訪ねてきました

看板わんこのてんてんちゃんがお出迎えしてくれました。

まず、屋根が素敵☆

少し家周りをお散歩。

 

  

小道にはきれいな花々。

途中から、平垣さんのお母様とお散歩

いろいろ教えていただいて。

 

農園の入り口の木<トネリコ>。

この木にはなぜかカブトムシが集まってくるそうで

樹液が出ているわけでもないのに。

理由はよくわからないそうです。

久しぶりに雄姿を見ました

 

建物脇に生えているニッキ(シナモン)の木。

葉っぱもとてもいい香りで、たくさんいただいてきてしまいました。

今は手帳にはさんであり、たまに匂いをかいで癒されています。

 

先ほどのかわいい屋根の建物は、お住まいとは別のようでして。

中に入るとまず目に飛び込んでくるのが、楽器類

ここで仲間たちとセッションが行われるそうで。

う~ん、ぼくもいつか参加したい~。(もう、ド素人並ですが。)

平垣さんご夫妻は元プロのカメラマン。

当時のスタジオの名前が石で彩られていて、なんともおしゃれ。

なんだか絵本のなかに入り込んだような、

ここからたくさんの物語が生まれていきそうな、

そんな世界がこの建物にはありました。

 

そうそうお目にかかることのない、昔の冷蔵庫。

氷を入れて冷やすものです。

これで保管すると、乾燥しなくていいんですよね。

物入れとして使われていました。

こういうの大好き

↓これも初めてみました。

足踏みして編み物する、漫画とかでしかみたことのない機械。

台として使われていて、味のある昔のものへの愛をいたるところで見られました。

生けられたワレモコウが可愛い

丁寧に箱詰めされて、楽しみに待っているお客様の元へ送られていきます。

ここで、お届け先ごとにお野菜が振り分けられていきます。

手前のかごのお野菜は、みや行きのものでした

横を見ると、とらちゃん

 

 今回はここまで

次回は、いよいよ畑に出ます