料理人こうやの記録

和食の料理人。プチ野菜ソムリエ。
料理、生産者の現場、スーパーカブ、その他日常の記録。

大切なことを大切に

2015年10月04日 21時17分37秒 | ☆Family☆

こんばんは

 

時間との闘いといった日々を過ごしていますが、

プライベートも大切に精一杯生きています

 

いろいろと限られているからこそ、今、この時、というのを大切にしなきゃ、

という思いも少し強いこの頃。

 

最近、器をよく買っています。

というのも、今の勤務先、小割烹おはし銀座出勤途中にあります、

銀座ファイブの珈琲屋さん、南蛮屋さんにある器にはまっていて、

どうしても素通りできずに立ち寄ってしまうのです

 

↓ 急須以外、すべて南蛮屋さんで購入したものです。

ぼくは、将来、心和む、ほっとするような和食屋さんを出したくて、

そのイメージにあった器が多いのです。

買った器を見ると、お花を描いたものが多いことに気付きました

お店を出すときにはたくさんの器が必要なので、

ちょこちょこ気に入った器を今から買い集めています

 

南蛮屋さんは珈琲屋さんですが、店頭で器も売っていて、

そのセンスがぼくのツボでして

しかも、購入した時に、いつもおいしいコーヒーを淹れて下さって、

その上、味わいながら店長との話がいつも勉強になって、

仕事前に、とてもいい時間を頂けるんです。

 

珈琲と器が好きな方には、とってもおすすめなお店ですので、

銀座にお越しの際には、ぜひお立ち寄りください

 

さてさて、先日、家族で、千葉の山奥にある実家に行ってきました。

この町には、ぼくが中学3年の時に引っ越してきまして、

思春期をこの町で過ごしました。

 

生まれ育ったのは、横浜でして、

いつも夏には光化学スモッグ警報で外に出られないようなところでしたので、

憧れの田舎での生活で、毎日が新鮮で、発見と感動に溢れていて、

そんな思い出のいっぱいつまったこの町がぼくは大好きです

↓ 実家の前からの風景です。

あっちの方には、親友の実家があります

うちとあっちの親友の家の間には川が流れていて、

毎年台風になると、親友の家の方は川の水で床下浸水になり、

不謹慎ですが、そのころの僕は、自分の部屋の窓から、

今年はどこまで川の水がいくかと少し楽しみながら、眺めていました

 

それにしても、当時、人口が増えると言われていたのに、

マイホームブームが去って、むしろ少し田舎になった感がありました。

娘と近所を散歩しました。

相変わらず線路は単線で、簡単に脇から線路に入って歩いて行けます。

みんな犬の散歩のときとか、線路を普通に横断しますし、

学生の頃、よく、線路を歩いて最短距離で駅に向かっていました。。

単線なので、少し時刻表を覚えておいて、電車の信号を見れば、

この時間は電車が通らないとか分かるので、こんなことも出来てしまっていたのです。

 

近所の家で、雑草対策でヤギを放していました

通学したことはないけれど、友達とよく遊んだ小学校。

非常階段の入り口の扉を飛び越えて、よく、屋上で遊んだりしていました。

小学校で、もう、20年近く見ていない気がする、おっきなカタツムリを発見。

 

毎日、散歩していました。

特に、夕方過ぎから、夜の散歩が好きでした。

立ち込める杉の山の香り。

田んぼから立つ露。

川の音。

山の向こうにはどんな人が住んでいるのか。

このけもの道は何が通っているのか。

町中に覆い尽くすカエルの鳴き声。

家の庭にまで舞う蛍。

暴走族のバイク音。

深夜にぼくの家を見に来る、女の子の足音。

すべてが新鮮でした。

小高い所にある、小さな公園のベンチは、ぼくの特等席。

夜、ぼーっとしに、そのベンチに行きました。

ぼくがイメージする料理の世界は、そういう光景があります。

なんか懐かしいような、なんかほっとするような、そんな感覚になる和食。

 

実家の周りをいろいろ歩き回ったら、妹の家にお邪魔しました。

妹も新居を構え、2人目を出産しました

娘が、妹の子供を抱っこしてかわいがるなんて、なんか、感慨深いです。

実家でもらってきた紅あずまを、炊き込みご飯にしました

 

シンプルに、大切なことを大切に過ごしていきたいと思います