料理人こうやの記録

和食の料理人。プチ野菜ソムリエ。
料理、生産者の現場、スーパーカブ、その他日常の記録。

2軒目、新座市荒井さん

2008年07月23日 00時06分40秒 | 生産者の現場視察

今日は久しぶりに快晴の休み

ぼくは体調が気圧に影響されやすく、

こんな高気圧の日は、目覚めもなかなか気持ちよい

 

朝起きて着替えてすぐ庭の草むしり。

生い茂った草を片っ端から猛烈な勢いで抜いていく

汗でTシャツはびしょびしょ。

ダラダラたらしながらも、庭は一気にきれいに

 

勢いで車も掃除して、入間の三井アウトレットへ。

帰ってきたらもうみんなへとへと。

みんなすぐ寝てしまいました。。

 

さて。

冒頭の写真は茄子

都会っ子はあまり目にすることがないと思い、

きれいななすの花が咲いているので

アップしました。

書きたいことたまってきましたが、まだ、

6月26日の農林社の方との続きです。

 

新座市は現在僕の住む町。

横浜、柏、山武、浅草、東向島と、それぞれ

魅力的な街に住んできましたが、

この街大好きです。

ひばりヶ丘ラブです

 

ここひばりヶ丘は、都心に出やすいとか、

生活の便がいいだけではありません。

土質も良く、おいしい作物がたくさんとれる町です。

 

思い返せば、柏も山武も農作物豊富な町。

自然と身体が畑を求めているのかもしれませんね。

 

この写真を撮影した農家さんの場所は

うちの近所の荒井さんの玄関。

 

この日、朝連絡して、突然訪問したのですが、

とても積極的にいろいろと教えていただいて、

第一印象は、考えるよりも

“とにかく行動あるのみ”

って方だと感じました。

 

見ていてとても面白いんです。

ちょっと待っててと言って突然出て行き、

しばらくして戻ってきたら、

手にはじゃがいもや茄子、にんにくなど。。

雨が少しぱらついていたのに、

畑から採ってきてくださったようで

 

さらには、野菜の説明をしたかと思えばまた消えて、

遠赤外線で芋を焼く鉢を持ってきて、

これで焼くとうまいんだ、通販で買ったんだ。

ちょっと待っててと言って、奥に消えていき、

芋を焼いてきてくれるといった感じ。

 

そして、食べさせていただいて、

感想を熱心に聞く。

これは、左が普通のにんにく右がジャンボにんにく。

おっきいですよね

これも焼いて食べ比べさせていただいて、

感想を熱心に聞かれました。

農家さん自身が味について知っていらっしゃるにも関わらず、

ぼくが料理人だからなのか分かりませんが、

とても真剣に聞く姿勢がとても魅力的でした。

 

小さいほうのにんにくは、にんにくの香り高く、

食べてからもずっと胃から香り続ける感じがしますが、

大きいほうはやはり大味。

にんにく臭はうすく、大きいから皮をむく手間が省けるため、

大量に卸しにんにくを使うお店とかは、

とても重宝するのではないでしょうか。

 

珍しい野菜にも積極的に取り組んでいらっしゃる方で、

安納芋も栽培するようです。

これは糖度が40度近くあるそうで、芋から

蜜が出るそうです。

安納芋のデザートを無糖で作ってみたいです

 

次は同じく新座の原井さんを紹介します

それではまた


感動野菜を広める会 創設!

2008年07月21日 02時08分18秒 | 生産者の現場視察

こんばんは。暑いですね!

沖縄の離島に行きたい

 

先日、感動野菜を広める会を創設しました☆

 

農家さんの現場に行くたびに感動があって、

それは、無農薬、有機JAS、特別栽培、

エコファーマー、自然農法・・・

とか、そういうものを取っ払って、

関係なしに感動があります。

 

ただ、言葉に踊らされていた感もあり、

そういう言葉はそういう言葉として置いておいて、

ただ単純に、おいしかったり、

農家さんの取り組みがすごく興味深かったり、

土がふかふかだったり、あえて固かったり

といった、地味な感動でも、

そこには、心をひきつける何かがあります。

 

それを多くの人で共有し合い、

野菜を見るとなんだかワクワクしてしまうような

社会を作りたいです

 

野菜が好きな方、野菜を知りたい方、

一緒に現場に行きたい方、

現場にいってらっしゃる方、

受け入れてくれたり、現場より発信してくれる農家さん、

一緒に会を盛り上げてくれる方・・・

ぜひ、会に参加しませんか。

 

活動内容などはみなさんの提案も考えて

詰めていきます。

すべてここから。やらなきゃ始まらないので、

まず作りました

その点ご理解いただきましたら、ぜひ、

メールください

koya_s777@mail.goo.ne.jp

 


一軒目は、清瀬施設園芸研究会前会長澁谷さん作業場

2008年07月16日 03時16分15秒 | 生産者の現場視察

いや~暑いですね!

Blogなかなか更新できないでいる間に、

書いておきたい出来ことがたまってしまいました

 

さて、また6月26日の続きです。

 

農林社の方と初めに向かった先は清瀬の澁谷さん宅。

農林社の方いわく、清瀬の若手のボスみたいな存在とのこと。

 

東京都主催の、自主研究活動で、

JA東京みらいに所属する、清瀬施設園芸研究会の

2代目会長の方です。

 

写真は、ほうれん草を束ねる作業をしているところです。

 

こんな感じになります。

 

根の部分が、よく見ると白いの分かります?

この暑い時期にも収穫できるようにかけあわせをして

作られた種から栽培されたものです。

 

白い根のほうれん草は、西洋種との掛け合わせの

ものに多いそうです。

 

日本古来のほうれん草、日本ほうれん草は、

冬が旬で、赤い根をしているそうで、

ほうれん草本来の味がするようです。

ですが、種はとげがありまきづらく、

純血種は繊細なので栽培に手間がかかるそうで、

その分値段が高くなるとのことで、

伝統種はほとんど目にすることがなくなってしまいました

 

需要がないのでは、栽培できませんもんね。。

伝統種がなくなってしまわぬよう、

伝統種を残すためのネットワークを

近い将来構築しようと考えています。

 

息子も勉強になるから、日本ほうれん草のことは

息子に言ったらいいと言っていただけたので、

またお伺いして、次は息子さんとお話をしようと思います。

 

こうして、暑い時期にも立派なほうれん草が

出来るのを見て、果たしてほうれん草の旬って

いつなんだろうと考えてしまいました。

 

このほうれん草の旬はこの時期なんでしょうね。。

 

澁谷さんとお話をしている間に、

肥料屋さんが営業にみえました。

 

こっそり聞き耳をたてていると、

化成肥料の輸入ができず、肥料が値上がりしているとのこと。

 

農林社のかたに、自分で肥料は作れないのですかと

聞いたところ、化成肥料には、必ず入っている

(確か)リン鉱石(?)が日本ではとれないとのこと。

 

その主産地が中国とアメリカで、

両国が輸出が出来る状態にないようです。

 

この状況が続けば、野菜が値上がりするだけでなく、

農家が今までの化成肥料による栽培から、

堆肥や緑肥などによる栽培に変わってくるのでは??

と感じました。

実際どうなのでしょう。

もう少し突き詰めて把握できたらまた書きます。

 

次に向かった先は新座の農家荒井さん宅。

 

また次回書きます。

ではおやすみなさい


志士たるもの休むるべからず

2008年07月07日 02時15分05秒 | 厨房より

こんばんは。

暑いですね!!

なので厨房ではこのように、気持ちから涼しくなるよう

扇風機と風鈴を設置しました

 

手はぼろぼろになり血が噴出し

足はパンパンに張り足首は痛み

汗腺は詰まってからだがほてって

終電に駆け込む。

 

家に帰って好きな勉強をしてリフレッシュする。

気づいたら床で料理本抱えて寝てしまっている毎日。

 

かっこいいなーぼく、って思うんです

ここまでやってるとなんだか分からないけど

自信がつくんですよね。自分自身に。

 

 

 


新座市・清瀬市の農家を訪ねてきました①

2008年07月04日 01時45分30秒 | 生産者の現場視察

こんばんは。

今日は七夕ですね

気持ち涼しい夜となり、心地よい夜更かしとなりそうです。

 

お店の産直ブログにも書きましたが

(野菜ソムリエこうやで検索すると、お店でのブログも出ます)

和光市の農家さん、ベジタランド清水さんのところへ

お邪魔したときにたまたま知り合った種苗会社

日本農林社の方と、新座市と清瀬市の農家さん

4軒回ってきました

 

簡単に日本農林社について書きますね。

 

歴史は江戸時代までさかのぼります。

参勤交代制度により大名が全国から江戸へやってきて、

しばらく江戸で生活していました。

 

その江戸での生活の間、故郷のものが食べたくなるんですね。

それを背景に、

全国から種や苗を集め、江戸で販売する業者が

たくさんいたようです。

 

大名の乞いによるものですから、

種苗屋は力があったようです。

 

その後幕府瓦解とともに種苗屋も全国へ流れ、

日本農林社が残ったようです。

 

農林社の方は、

「今もチョンマゲの時代も、種苗屋はやっていることは一緒です。

でも、これからは変わっていかなければ先がないと思うんです。

私は、ただ種を売るのでなく、売った種がどう栽培され、

それが、どのように調理され、食べた方が

どのように感じたかまで知りたいんです」

と言いました。

 

ぼくと立場的に逆の方向から来て、偶然にも農家さんのもとで

出会ったことをお互い、貴重な出会いと感じて、

また会う約束をしていたのです。

 

そして、6月26日会い、一緒に

清瀬市と新座市の農家さんを回りました

 

清瀬施設園芸研究会会長澁谷さん、

東京都の品評会で優勝、また、常に上位入賞している

有力な農家、小寺さん、

ぼくの家のすぐそばの農家さんで、

高島屋などにも卸している、循環型有機農家原井さん、

かなりマニアックな野菜も積極的に取り組んでいる新井さんを

訪ねました。

 

順々に自分の記憶を整理するためにも書いていきますね

 

小寺さんからは、清瀬施設園芸研究会の

カブ部会会長新井さん(まだ20代?)を紹介していただき、

新開発の小カブ(名前はハーニップとなりました)を流通販売していくために、

今、みやと新井さんと共同で

規格や、調理例などを提案しあっています。

 

もしかしたら、みやでの調理例がのった

ハーニップという野菜が出回るかもしれません

 

来週は新井さんの畑を訪問することになりました

 

嫁さん、ごめんなさい、ありがとう