料理人こうやの記録

和食の料理人。プチ野菜ソムリエ。
料理、生産者の現場、スーパーカブ、その他日常の記録。

一軒目は、清瀬施設園芸研究会前会長澁谷さん作業場

2008年07月16日 03時16分15秒 | 生産者の現場視察

いや~暑いですね!

Blogなかなか更新できないでいる間に、

書いておきたい出来ことがたまってしまいました

 

さて、また6月26日の続きです。

 

農林社の方と初めに向かった先は清瀬の澁谷さん宅。

農林社の方いわく、清瀬の若手のボスみたいな存在とのこと。

 

東京都主催の、自主研究活動で、

JA東京みらいに所属する、清瀬施設園芸研究会の

2代目会長の方です。

 

写真は、ほうれん草を束ねる作業をしているところです。

 

こんな感じになります。

 

根の部分が、よく見ると白いの分かります?

この暑い時期にも収穫できるようにかけあわせをして

作られた種から栽培されたものです。

 

白い根のほうれん草は、西洋種との掛け合わせの

ものに多いそうです。

 

日本古来のほうれん草、日本ほうれん草は、

冬が旬で、赤い根をしているそうで、

ほうれん草本来の味がするようです。

ですが、種はとげがありまきづらく、

純血種は繊細なので栽培に手間がかかるそうで、

その分値段が高くなるとのことで、

伝統種はほとんど目にすることがなくなってしまいました

 

需要がないのでは、栽培できませんもんね。。

伝統種がなくなってしまわぬよう、

伝統種を残すためのネットワークを

近い将来構築しようと考えています。

 

息子も勉強になるから、日本ほうれん草のことは

息子に言ったらいいと言っていただけたので、

またお伺いして、次は息子さんとお話をしようと思います。

 

こうして、暑い時期にも立派なほうれん草が

出来るのを見て、果たしてほうれん草の旬って

いつなんだろうと考えてしまいました。

 

このほうれん草の旬はこの時期なんでしょうね。。

 

澁谷さんとお話をしている間に、

肥料屋さんが営業にみえました。

 

こっそり聞き耳をたてていると、

化成肥料の輸入ができず、肥料が値上がりしているとのこと。

 

農林社のかたに、自分で肥料は作れないのですかと

聞いたところ、化成肥料には、必ず入っている

(確か)リン鉱石(?)が日本ではとれないとのこと。

 

その主産地が中国とアメリカで、

両国が輸出が出来る状態にないようです。

 

この状況が続けば、野菜が値上がりするだけでなく、

農家が今までの化成肥料による栽培から、

堆肥や緑肥などによる栽培に変わってくるのでは??

と感じました。

実際どうなのでしょう。

もう少し突き詰めて把握できたらまた書きます。

 

次に向かった先は新座の農家荒井さん宅。

 

また次回書きます。

ではおやすみなさい