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宇宙航空物語105 ◇台北エアショー◇ロータリーエンジン

2008年12月18日 | 宇宙船
エアショーの開催で苦労してきた台湾が早々と「8月15,16日から、台北・松山(SUNGSHAN)
空港でエアショーを開催する」として、招待している。

これまで台湾開催を妨害してきたチャイナが???
と、思ったら、米ボーイングから100機買う、
欧エアバスから100機買う、と、鼻息の荒かったチャイナが180機の予約を解除した。経営危機に陥ったチャイナ航空3社に資本注入する事態。
これでは台湾の妨害はできない。

なお、ボーイングにとってこの解約は生産の2割に当たるという。


◇アメリカでは、既に200機のジーゼル・エンジンを搭載した飛行機がとんでいるが、、、
以下も消滅するAVガス対策の一つ


◇AV Gas消滅対策にJetAで動くヴァンケルエンジンはどうなのかなあと思っていたら スイスからMoGASのヴァンケルエンジンが出ていたんですね。
米国のエタノール混合は使えるのでしょうか?
EAAの飛行機が使っているMoGAS STCはエタノール混合ガソリンはOKなんでしょうか

他のガソリンは今米国では売っていないから使っているんでしょうね?

http://www.mistral-engines.com/content/view/full/405/item/410/offset/0

もっとずっと昔からマツダロータリーベースのエンジンがオシコシに出ていました がどうなったんでしょうね。同じもの?
「マツダロータリーの改造からスタートしたけどハウジング以外すべて新規になっ ちゃった」という記事が昔ありました。
ヴァンケルロpタリーは特に燃費が良い原理はないのだけど形状が飛行機搭載に向 いているという記事もありましたが。

もうAVGASエンジンじゃなけりゃなんでも良いからつぶれない会社に作ってもらい
たいものです

2005年10月22日に関するニュース
ミストラルエンジンを入れます: Avgasのための回転式のエンジン、Mogas、および Jetfuel… MISTRAL Engines SAは、2001年4月にロータリー・ピストン・エンジン技術(ワンケ ル)に基づく航空エンジンの線の開発を引き継ぐために設立されました。

プロジェク トはスイスの航空機と1994年のエンジン管理会社によって始められました。(年は断固として新しい推進技術を Aviation司令官に提案する機会を認識しました)。 数台の原型エンジンが、マツダ13Bロータリーエンジンコアの 周りに建てられて、フリブール、スイスでApplied Sciencesの大学で特注の施設で テストされて、Gruyと#232にプロペラテストにベンチに控えます; res Airfield。
MISTRAL Enginesはそれが製造供給者の

国際的な開発チームとネットワークと共に新しいテスト機能を操作して、エンジン を開発するジュネーブ(スイス)に位置しています。 さらに、会社は数人の有名なア カデミックで産業のパート
ナーと協力します: デイトナビーチ(フロリダ)にもかかわらず、ローザンヌの連邦 政府の工科大学にもかかわらず、スイスと命名するHartzell Propeller Inc.$
B$K$b$+$+$o$i$:!"$$$/$D$+$N%(%s%V%j!
また、 北米の商業的、そして、管理的、そして、法的な活動に加えて、私たちのフロリダサイトは機体と飛行への私たちのパー トナーエンブリー-謎でテストされるエンジンインストールにささげられます。

現在、Mistral技術者は彼らの2ローター Jet-Aエンジンについて微調整しています、Mistralの強力なDigital Engine
Management(DEM)のおかげで、独占点火と直接噴射システムの非常に正確な低平らな設定を許して。 Jet燃費とパワー範囲を含む公式の結果が数週間以内に予想されま す。 こ のエンジンのJetfuelバージョンが1ディーゼル・サイクル(圧縮点火)であるかどう かは晴れていません。
ミストラルクレームの以下のDesign BenefitsとHighlights:

* 突発故障への高信頼性、下側の維持、およびオーバーホールコストをもたらし
て、大いに減少している脆弱性と同じくらい良い非常にわずかな可動部
* 往復部がなく、より良い安らぎ、下側のキャビン雑音、および下側の機体のため のタービンのような滑らかをもたらして、および航空電子工学維持コスト
* 減少しているパイロットの作業負荷、簡単な始め、すべての飛行フェーズと、よ り高い総合的な運航安全性における最適のエンジン設定のための単一のレバーのデジ タルエンジン制御装置

* ショックを冷やす問題、ターボプロップのような操作を与えて、改良された信頼 性、およびエンジンの寿命の、より速いウオーミングアップと除去のための液体冷却

* 改良されたエンジンカバー空気力学を許容する非常にコンパクトなエンジン
* 重みを加える高パワー比率Engine重さの比較図の.pdfファイル
* マルチ燃料能力(mogas+航空ガソリン、開発中であるJet-A能力)
* 下に取ってクルーズにおける雑音放出を顕著に減少させる低いプロペラ速度
* 3,000時間のTBO、簡単で比較的安いオーバーホールのために、設計されています。
* 楽なメンテナンスと一般的な運用経費
* 標準のDynafocalかベッドタイプのエンジン・マウントのAccomodatesの水力定速
プロペラに飛び出すときインストールするのは簡単です。
それらのウェブサイトでは、最もおもしろいエンジンと技術の既存の家族による と、Mistralはパワー/重さの比の比較カーブを発行します。 それらに従って、最も 重いエンジンはThielert135がHPであるならそうするでしょうに。 6cylに匹敵していて、SMAは2番になります。 パ ワー/重さの比のターボLycomings。 Mistralロータリーエンジンは200HPを超えてい る強国には、より軽く見 えます。 カーブは私たちが、より早く言ったことを確認します: 絶対の権力に応 じて、4ストロークのディーゼルのパワー/重さの比は特に300HPより上で向上します。 2ストロークが、より軽いのが制限されてい ます。

北極、地球創世の絶景グリーンランド・オーロラはアイスランド

2008年12月17日 | 歩き旅行
地球温暖化に疑問を持つ人はまだいるが、今、アイスランドの、北極海の氷が、これまでの最小になっている。国土の過半がアイスに覆われていたアイスランドの氷河は1割になり、樹木も育つようになった。オーロラ天国である、島の周回道路が完成し、オーロラ予報もでるので、出るところでまてば良い、私は毎日みた。


◇日本とアイスランド国交50年のクラブツーリズム・チャーター便七日間。地球創世の絶景。

温泉天国アイスランドにバイキングが入植したのはほぼ千年前。そのころノルウエーが王国に統一され、抵抗した者がアイスランド(今はアイスが10%)に集団移住。赤毛のエリックと呼ばれた男がノルウエーで人殺し、追放されて、アイスランドに渡り、そこでも人を殺して追放になり、982年、集団でグリーンランド(氷雪85%)に移住した。

エリックの子のエリックソンは南に向かい、野ブドウの実るよい土地を見つけたが、次に移住しようとした時に土地の人と戦い、エリックソンらが死に、グリーンランド南部ナルサルスアークで牧畜を営んだがやがて餓死し滅んだ。

アイスランドでも牧畜では苦しい生活が続いたが、漁業に転換して生き延びた。グリーンランドでは漁業のイヌイットに敵対し、牧畜に固執して滅んだ。

北極点は北極海の中にあるが、磁石の北極(磁北)はグリーンランドにあり、日本では、7度ほどずれているが、カナダでは25度以上ずれている。

9月20日午前1:30、羽田国際線ターミナル集合
20日4:00アイスランド航空チャーター(F1-1741)便でレイキャビク6:45(時差9時間)へ12時間。

午前、巨大露天風呂ブルーラグーン2時間半滞在(水着、タオル手荷物持参)
午後、ペルトラン、米ソ会談のホフジーハウスなど市内観光
グラントホテル・レイキャビク泊(ラグーンと同じ温泉)

21日フリー朝飯のみ
同室者のレンタカーで1号線を北東に向かい、通行料2千円の海底トンネル、アークレディ、ミーバトン湖など1万5千円。ハンバーグ2千円、缶ビール800円など世界1の高物価。水素ステーション有り、地熱で発電し、水素製造、十年内に全車切り換え計画。オーロラ3時間ハンテングバス(オプション9千円)

22日午前フリー
午後から南グリーンランドのナルサルスアークへ空路3時間
「赤毛のエリック」遺跡、イヌイットのカシアスーク(村民2000)
ホテル・ナルサルサーク

23日午前コロックフィヨルド氷山クルーズ(オンザロック付き)
午後レイキャビクへ戻り、バスでクベラゲルジへ、ホテル・オルク泊

24日ケリズ火口湖、巾70〓のグトルフォス滝、三分毎に30メートルまで吹き上げるストロックル間欠泉、地球の割れ目ギャオ、ゲイシールの間欠泉
グランドホテル・レイキャビク泊

25日現地時間8:30チャーター(F1-1740)便で帰国★23:27天風にゆれるオーロラあり

26日4:30パン御飯一握り鱈一切れサラダ朝食
5:28羽田着解散

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平成8年5月27日、コペンハーゲン経由でオスロに入り、フィヨルド観光、リカホテル泊

28日、バイキング船、南北両極探検のフラム号博物館、フログネル公園、ホルメンコーレンスキージャンプ場へ。ノースケープホテルアルタ3泊

29日、人口3000人のオーダーなど北極圏の村々を車で観光。真夜中の太陽が西から東へ向かう白夜の散歩。

30日、フェリーでコーフィヨルドを島へ渡り、ホテルでジャガ芋焼酎アクアビット付き昼食(主食のジャガイモにブロッコリー、タラの酢漬け)

31日、空路トロムソへ移り、北極大聖堂、千変万化のオーロラプラネタリウム、マックビール。すかんぢっくホテル泊

6月1日、バスでナルビクへ、オーフォーク鉄道でスウエーデンのキルナへ。鉄鉱山1500人から500人にリストラ。スカンヂックホテルフェルム泊

2日、聖地ヨッカサルビ村でトナカイ遊牧のサーメ族の文化、標準一家400頭飼い、80頭生まれ、1頭6万円と聞いて元日本婦人ガイドが仰天していた。スウェーデン人の平均年収180万円に所得税50(サーメは30)パーセント、消費税25パーセント+資産税。ザセルゲルプラザホテル泊

3日、ストックホルムの王宮など市内観光、北欧は重税の福祉国家で知られるが私見、幸せなのは公務員だけで、福祉を受ける北欧人が表情からも幸せには見えない。公務員に案内された日本人は北欧人は充実した福祉で幸せと思うらしい。

4日8時4分成田






宇宙航空物語104◇関宿など調布へ飛行◇揚力説は間違っている?

2008年12月05日 | 宇宙船
12月3日MIXI友達のRIBERTEさんのモーターグライダーで大利根飛行場から調布のプロペラカフェまで昼食しに行った。

調布飛行場の係官曰く、そんな理由では飛行は認められません。許可されるのは非常時と給油、機体整備だけです。

プロペラカフェとマリブクラブを運営するエアロテック社は元来、整備会社なんで「それでは整備でお願いします。駐機はエアロテック・ハンガー前でお願いします」。

係官曰く、入れるならいいですが、ハンガー前というのはありません。何番スポットに入ってください。

ということになって、着陸してからもややこしくなった。これは飯食うぐらいでハンガーに入れるのはズーズーしいとひるんだのが間違いで「ハンガーに入れる」というのが正解である。

帰りは草地の関宿滑空場に着陸、、、ぬかるみに入り込んで手押しの破目に!
久しぶりの係留作業で斜陽になった。


◇佐久間です。本日の朝飯会で甲村さんから「従来の航空工学は間違っているという意見がある」という私のインプットに関心があるとのコメントをいただきましたので、下記にその原典を紹介させていただきます。

専門的で理解しにくい方もおられるかも知れませんが、世界の航空界ではコペルニクス的な発想の逆転が起こりつつあるということだけはご理解ください。
もっとも、航空後進国のわが国ではこのことを理解できる航空の専門家はほとんどいないでしょう。

残念ながら、我が国の航空工学者のほとんどは、このような発想を理解できないまま、一蹴するはずです。

しかし、私は以前から講演などで「航空機の操縦は原発の運転と同じ」と話してきましたが、この「発想の逆転」と源を同じにするものです。

今後、航空の安全の考えをがらりと変えることになるかも知れません。
前置きはさて置き、先ずは一読してみてください。そして、世界と日本の技術者のレベルの差を実感してみてください。
わかりにくい点があれば朝飯会でご質問ください。

飛行機が空を飛ぶメカニズムは「ベルヌーイの定理」 (翼表面では気流の流れが速くなり、それが揚力を生む) で説明できるというのが、定説だ。しかし、デービッド・アンダーソンは従来の航空力学は間違っていると主張する。
 
この記事は英ニューサイエンティスト誌 2001 年 5 月 5 日号に掲載された『Taking Flight』を翻訳・転載したものです。このほかの同誌転載記事のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 
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 飛行機はなぜ空を飛ぶのか。航空工学の教科書に従えば、「ベルヌーイの定理」で説明できる。翼表面では気流の流れが速くなり、それが揚力を生むという。だが、フェルミ研究所の物理学者デービッド・アンダーソンは、流体力学による解説を一蹴する。
 飛行機はニュートンの運動の法則で説明できるというのが彼の持論だ。自ら操縦桿を握るアンダーソンは、共著『飛行を理解する』Understanding Flight (マグローヒル社刊) で飛行の謎に迫る。これまでの航空力学がまちがいだとすると、パイロットは勉強し直さなければならないのだろうか。ダイアナ・マーチンデールがインタビューした。
 
●流体力学による説明は神話にすぎない
 NS: 『飛行を理解する』を書いたきっかけは?
 学校で教わったことの過ちを突き止めるのに、25 年かかりました。真実がわかっても、相変わらず「航空神話」が幅を利かせていました。これまでの飛行理論を崩すために、スコット・エバーハートと共著で『飛行を理解する』を書いたのです。
流体力学による説明はほとんど神話のようなものであるのに、長いこと信じられてきました。NASA (米航空科学局) のサイトにも堂々と掲載されているくらいです。

 NS: では、あなたはどのように説明を?
 とても簡単です。飛行機は力の反作用で飛んでいるのです。翼が空気を押し下げ、その反作用で空気が翼を押し上げる。それだけです。ニュートンの運動の法則ですよ。私たちの本では、数学的な計算を捨てて、物理的に飛行を解説しています。航空学の本は、おいしいジュースを絞った後の果肉だけが載っている。私たちはジュースを絞り直しました。

 NS: なるほど。従来の飛行原理を教えてください。
 これまでは「ベルヌーイの定理」に則って考えられてきました。飛行機が飛んでいるときは、飛行機の上部の気流は、下部の気流よりも速い速度で流れています。ベルヌーイの定理によると、流体の速度が速いところは、圧力が低く負圧となります。だから翼の下面に比べ上面が負圧となり、揚力によって翼が浮くというわけです。

 NS: その説明はまちがいなのですか。
 問題は 2 つあります。まず、この定理では翼の形が問題になりますが、形は揚力を決めるうえで最も関係のないことです。もし翼の形が大事だとしたら、逆さ飛行はできないことになりますよね。
 第 2 に、ベルヌーイの定理では、なぜ翼の上面の気流が速く流れるかを説明していません。そこには力が関係しているのです。それを説明するのはニュートンの運動の法則であって、ベルヌーイの定理ではありません。

 NS: ワシントン大学の学生だったときに、ベルヌーイの定理を学んだでしょう? そのときは誤りを指摘しなかったのですか。
 しませんでした。まちがっているとは思いましたがね。卒業後は、ロスアラモス研究所や CERN (欧州原子核研究所)、フェミニ研究所で高エネルギーの研究を続けてきました。私は発明家で、視覚的な認知力にはすぐれていると思います。しかし、翼が浮くメカニズムを聞いても、イメージが浮かびませんでした。確かに試験には合格し学位はもらいましたが、揚力については最後まで理解できませんでした。翼がどうして浮かぶのかを、とにかく解明したかったのです。
 
●ライト兄弟は幾度もの失敗から飛行を学んだ
 NS: 航空工学では、ベルヌーイの定理もニュートンの第3の法則 (作用反作用の法則) も、揚力を説明するものだとしています。どちらも正解ではだめなのですか。
 この 2 つはまったく異なる定理です。ベルヌーイの定理を用いるのは、航空学的な発想です。航空学の専門家はコンピュータシミュレーションを利用するからです。
気流が翼の周りをどのように回るかをシミュレーションし、ベルヌーイの定理を応用して翼の上面と下面の圧力差を計算する。それが揚力を決定するというのです。
 確かにそうです。しかし、それは計算上のことで、物理的な説明にはなりません。
ベルヌーイの定理は計算には役立ちますが、揚力を説明していることにはならないのです。

 NS: ではライト兄弟はどうなのでしょうか。彼らもベルヌーイの定理を利用したはずですが。
 いいえ。もしそうなら、彼らが作った飛行機はあのような形をしていなかったで
しょう。彼らは幾つもの失敗から学んだのです。
 NS: 彼らは翼の曲率を幾度も変更して、最適な揚力を得たときに飛行に成功しました。
 ええ、そうです。でも彼らの飛行機をよくご覧なさい。翼の下面がありません。
 ライト兄弟の初期のプロペラ機やグレン・ハモンド・カーチスの飛行機は、曲線の板を組み合わせたものにすぎませんでした。彼らは実験から多くを学んだのです。飛行機の設計に影響を与えているのは、計算ではなく、経験です。重力も問題だし、燃料タンクをどこに置くかでも異なります。まずそうした要素を考慮したうえで、翼の形が決まるのです。
 NS: 飛行はニュートンの運動の法則に基づいているとしたら、飛行機のデザインを変えたほうがいいのでしょうか。
 いいえ。もし私が翼を設計するとしたら、やはり航空工学のエンジニアの助けを借りるでしょう。彼らには揚力を計算するだけの知識がありますからね。パイロットが飛行機を飛ばしているわけではありません。

 NS: 理論が飛行機の設計や操縦に影響しないなら、あなたの主張が正しいかどうかは大した問題ではない気がします。
 それでは、「真実は本当に必要なのか」と言っているのと同じですよ。ベルヌーイの定理を用いるのは誤りであり、飛行という現象を理解する妨げになっているのです。人間が独力で立っているように、翼は仕事をせずに浮いているという見方がほとんどです。専門用語を使えばあれこれと解説できますが、要はベルヌーイ派は揚力は仕事を必要としないと考えている。ニュートンの運動の法則を用いた私の説明は、これまでの定説に再考を迫るものです。
 
●「何かを教えないことと、誤りを教えることは違う」
 NS: まちがった理論を広めたのは誰なのですか。教科書ですか。
 そうですね。飛行理論の古典となっているジョン・アンダーソンの『飛行の基礎』(1978年) は素晴らしい本ですが、翼が浮く理由は説明していない。気流が翼の上面速く流れると言っているだけで、どうしてそうなるかは説明していません。正しく説明している本もありますが、結局ベルヌーイの定理が当てはまると結論づけています。裸の王様に逆らうのが恐いのでしょう。一部の人にとっては宗教の教義みたいものですから。
 NS: 少し大げさすぎやしませんか。教科書に量子力学が載っていないからといって、教師たちが古典だけを重んじているわけではないでしょう。
 それはその通りですが、誤った量子力学を教えているわけでもない。何かを教えないということと、誤りを教えることは違います。ベルヌーイの定理はとても簡単なので、誰もが納得しやすい。3 分で人々を納得させることができます。しかしそれでは揚力は説明できないのです。
 NS: 航空工学の技術者にあなたの説を披露しましたか。
 おおむね好意的な反応です。2 年半ほど前に、スコット・エバーハートと一緒に
「スポーツ飛行」という雑誌に記事を書きました。それを読んだワシントン大学航空学部の教授が、航空工学のエンジニアはぜひこの記事を読むべきだと評しました。その後私は、イリノイ工科大学や米連邦航空局 (FAA) で、講演しています。話を聞くと、誰もが納得してくれます。なかには認めようとしない人もいましたが、たいていは飛行がやっと理解できたと喜びます。そうした人はベルヌーイの定理を喜んで破棄するでしょう。
 NS: あなたは飛行の免許も持っているそうですが。
 ええ。よく妻と一緒に、セスナ 182 を操縦したものです。免許を取ったのは、自分で飛行というものを理解しようと思ったからです。飛びながらあれこれ考えましたよ。操縦訓練をしたことは、最高の投資でした。
 NS: もしベルヌーイが生きているとしたら、彼を納得させることができると思いますか。
 (18世紀に生きた) 彼は、飛行機については何も知りません。しかし実際に飛行機を見たら、私の意見に賛成してくれるでしょう。話をすることができたら、納得させる自信はあります。エンジニアや物理学者を納得させることもたやすいですよ。教育を受けた人で、私の説明を受け入れない人はいませんね。
 
 『飛行を理解する』 (マグローヒル社)
 曲を描く翼の上面を流れる気流は、下面よりも速く流れていることは、よく知られている。ベルヌーイの定理によれば、流速の速いところは遅いところよりも空気の圧力が低くなる。つまり、翼の下面は上面より圧力が高く、その圧力差によって翼が上に押し上げられるという。
 しかしデービッド・アンダーソンに言わせれば、ベルヌーイの定理は、なぜ翼の上面の流速が速くなるのかを説明していない。それに、ベルヌーイの定理が飛行を正しく説明しているとしたら、飛行機は逆さ飛行ができないことになる。平面である翼の下部は、曲面を描く上部よりも圧力が高くなるというのがベルヌーイの定理だからだ。飛行機が逆さになったら、平面が上になり、地上に落下してしまう。
 では、いったい何が揚力を決定しているのだろうか。それはニュートンの運動の法則だと、アンダーソンは言う。コアンダ効果と呼ばれるものだ。コアンダ効果とは、空気といった粘性の流体は流れている物体の表面に粘り着く性質があることをさす。だから、曲面を描く翼の上面を空気が流れると、側面をなぞって下向きに向かう。
 空気が下に向かうと、翼は空気に力をかける (ニュートンの慣性の法則)。する
と、それと同じだけの力の反作用が起き、揚力が生まれる (ニュートンの作用反作用の法則)。力の大きさは空気が偏向する大きさに比例する (ニュートンの運動の方程式)。
 翼の形は揚力には無関係だというのが、アンダーソンの考えだ。大事なのは迎え角(気流が翼に当たるときの角度) だという。迎え角が増えたり、速く飛んだりすると、より多くの空気が下に押され揚力が増すという。
 この考えを、他の専門家はどうみているのだろう。『飛行の基礎』の著者であるメ
リーランド大学のジョン・アンダーソンは、「彼らの説明は正しい」と言う。「ただし、基本理論というわけではない」
 ジョン・アンダーソンの揚力の理論は、ベルヌーイの定理を用いて説明できる。
 アンダーソンは曲を描く翼の縁を、ベルヌーイの言う水道管の首になぞらえる。水道管の細くなった部分では水が速く流れるように、曲面を描いた翼の縁の周りでは気流が速くなる。ベルヌーイの定理を応用すると、気流が速いと翼にかかる圧力が低くなる。翼の上面が曲面になっていれば、そこで揚力が生まれるというわけだ。

久留里、鯛の浦、宇宙航空研究所旅行 ◇鴨川市に県庁を

2008年12月04日 | 歩き旅行
12月6日の集合時間は午前8時45分(出発は9時)です。集合場所は蘇我駅前(海側交番前)です。

1.千心会12月例会について(参加予定会員は14名です)
本年は、千葉県鴨川市で例会を開催します。
コース等の詳細をご案内いたします。
(1) 千心会12月忘年例会・12月6日(土)~7日(日)・・・久留里・鴨川方面忘年旅行
鴨川「かんぽの宿」宿泊・費用 お一人様20,000円を予定
午前8時45分蘇我駅前(海側交番前集合)・・・午前9時に出発します。
(今回の例会は、紅谷さんのご協力をいただいて「バス」でまいります)

1日目  12月6日(土)

�吉崎酒造訪問 創業300年千葉県一番古い酒屋

君津市久留里市場102 電話0439-27-2013

�井戸「上総堀り」を実際に見学いたします。当日特別にボランティアの方が試掘していただけます。 �雨城庵跡(黒田公茶室跡 
久留里城並びにその周辺散策(T邸周辺散策)
�円覚寺   千葉県で一番大きな墓石(五輪塔)
昼食       久留里(そば処・藤美0439-27-2194)
�亀山湖   一番遅い紅葉が楽しめる。(亀山湖船上から「極めつけ」の紅葉を楽しみます)
●鴨川泊     
宿泊先 鴨川(かんぽの宿鴨川)鴨川市西町1137
電話 0470-92-1211
2日目  12月7日(日)午前9時30分出発
�誕生寺 (日蓮宗大本山:鴨川市小湊183 電話047-095-2621)
�鯛の浦遊覧(遊覧船乗船)・・・乗船時の防寒対策をお忘れなく!!
昼食場所は未定(好みのところを探します)
�御宿町散策 (月の砂漠記念館、御宿町歴史民族資料館)
�宇宙航空研究所 (勝浦宇宙通信所見学)
  蘇我駅着 午後4時ごろを予定
   

※過疎化進む鴨川に県庁移転が我が持論。