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宇宙航空物語138◇行政の現状と展望 ◇茨城ただ今、「準備中です」のまま?

2011年05月28日 | 宇宙船
◇平成23年1月13日、航空会館7階会議室で本田勝国土交通省航空局長の「2011年航空行政の現状と展望」

国際民間航空期間ICAOの今後20年間予測で全世界年1%の伸び、最も高い伸びがアジア太平洋の旅客5・8%増である。この高い伸びに対応しないと海運のように日本がとりのこされてしまう。

航空貨物については平成10年の78億トンKmが10年後には182億トンKmとなっているが、 日本のみ貨客ともに減少している、この挽回策が羽田の再国際化と成田への安売り航空会社誘致である。

◇22年5月12日午後6時から、新橋の航空会館7階ホールで成田空港株式会社の黒野匡彦特別顧問が「日本の航空行政、当面する課題と将来展望」の講演。

◇茨城空港は自衛隊管制圏で小型機の進入を不許可。
◇スカイマークが4月中旬から就航することになったが、3月11日開港となっているので、パーミッション着陸駐機の許可を求めると、ただ今、準備中ですのでお待ち下さい???

◇いつになったら許可されますか?

「ただ今、準備中ですのでしばらくお待ち下さい」。?私??私も準備したくて連絡してるんだけど?全く相手にされてないようで。

その後の情報によると、滑走路面に針金など公示残土などが混入していたため、路面の張替えが必要になっているという(平成22年2月22日記)。


宇宙航空物語137◇横田基地カンファレンス・フライイン◇管制塔見学

2011年05月26日 | 陽明学
横田カンファレンス・フライ・インは
震災の影響による横田カンファレンスの延期に。
横田基地の第374航空団と飛行訓練センターと協議の結果、以下の日程で2011年
横田カンファレンスの準備を進めることとなりました。
       記
2011年9月24日(土曜日)
尚、現在フライイン等に必要な許可を米軍司令部に申請中です。
横田カンファレンス事務局


◇横田航空管制見学会
平成8年1月21日、横田アプローチ、管制塔の見学会
JR八高線東福生駅に10時半集合(自家用車不可)
昼食は基地内NCOクラブ
フライングクラブ訪問
基地外ドライブインにて進士会(川田進)新年会



大震災と日本の医療 ◇時限爆弾を抱えた「金融モラトリアム法」延長

2011年05月25日 | 王道
日比谷の日本記者クラブで5月23日午後1時から
田中秀一読売新聞医療情報部長の「大震災と日本の医療」
このあとジャーナリスト懇話会懇親会、会費3000円。

東日本大震災で行方不明・死者2万4163人、死者の92%は水死、65%は65歳以上。3県380病院中10院は壊滅、3200診療所中166所は再開できない。被害額25兆円で通信・交通網途絶し,1週間、孤立無援の病院もあったが、1ヶ月間に日赤の2700人など史上空前15000人の医療支援が行われた。

深刻な原発事故レベル7の福島1は最大事故のチェルノブイリ52兆テラベクレルの放射能放出に比べて10分の1以下であるが、合意を求める優柔不断さが予断を許さない部分もあるが、広島で100年草木ははえないと学者は言ったが2ヶ月後に花が咲いていたし、原爆症状が遺伝すると言ったひともいるが、、、福島1原発爆発時の福島市での観測値11

国連WHOの(放射線と健康への影響、単位ミリシーベルト)安全基準は
7000 ほぼ全員が死亡
3000 半数は死亡
 500 リンパ球が減少
 100 ガン危険率が0・5%上昇(日本人の平均50%が50・5になる)
   7 胸部CT検査
   1・5 自然放射線(上空はさらに高いが0・5%の有意性はない)

▼モラトリアム法を積極的に活用したのは、銀行側だ。中小企業などの借入金の返済猶予を金融機関に促す「金融円滑化法(モラトリアム法)」について、金融庁は14日、1年延長すると発表した。
中小企業金融円滑化法(モラトリアム法)は2009年12月、亀井静香元金融相がゴリ押しで通した法案です。
2011年の3月を期限として「金利が払えない」「元本が払えない」という中小企業に対して全面的にそれらの支払いを猶予するという、とんでもない法律です。
現在ではこのモラトリアム法の下、30兆円近い金額が「貸付条件変更実行額」として積み上がっています。実はこれほど大きな金額にまで
 膨らんでいるのは、借り手側の中小企業というよりも、貸し手側である銀行の意向が強く反映された結果だと私は見ています。
当初、中小企業はこの法案を積極的に活用するべきかどうか二の足を踏んだはずです。銀行に対して支払い猶予の申請をするということは、経営が行き詰まっていると見なされてしまうからです。
銀行に睨まれてしまったら、モラトリアム法の期限が切れた後、二度と融資してもらえない可能性があります。
ところが、ここに金融庁は1つの「麻薬」を注入しました。それは、今回のモラトリアム法を施行した貸出先については「正常先」と見なして良いというものです。
経営が危ない状況に陥っている「破綻懸念先」への融資について、無担保部分に対して銀行は70%の貸倒引当金を計上する必要があるため、その分利益が圧迫されます。
しかし今回の法律を利用すれば、本当ならば「破綻懸念先」に該当する企業をより破綻リスクの低い融資先と見なせるため、引当金を
積み増す必要がなくなります。
このメリットを享受したいために、銀行が敢えて中小企業に応募させて貸付条件変更へと促したのだと私は思います。
全国銀行協会の奥正之会長(三井住友銀行頭取)は今回の法律に一定の効果があるとしたうえで「返済猶予に慣れてしまい、一種のモラルハザードの懸念もある」と指摘したとのことですが、私に言わせれば、銀行側にこそ「モラルハザード」があると思います。
モラトリアム法の期限が来たら、何が起こるのか?
いずれにしても、現時点において経営的に問題があると思われるボーダーラインの企業に対して、すでに約30兆円の金額が貸し付けられている状態です。
もしもこの状況で2011年の3月にモラトリアム法が解除されたら、どのような事態を招くでしょうか?
第1に、銀行は融資先を本来の基準で区分し直して、それに相当する金額を引当金として積み増す必要が出てきます。
>全体で仮に50%とすると15兆円になりますから、影響はかなり大きなものになると思います。おそらく地方銀行では破綻に追い込まれてしまうところも出てくるでしょう。
>第2に、支払い猶予がなくなり金利と元本の返済に追われた中小企業が続々と倒産することになると思います。
>倒産件数の対前年同月比の推移を見ると、11月時点で15ヵ月連続して前年同月を下回っており、モラトリアム法が解除された場合、一時的にどっと倒産件数が上がることは間違いないでしょう。
>民主党にはこの現実を受け止める力はなく、1年間の延長を決定したのでしょうが、結局1年後にも悲惨な状況が待ち受けているとしか思えません。
>そうするとまた再来年には別の理由で延長させる可能性もあると見ています。
>日本経済の実態は、30兆円という莫大な金額を無理矢理カンフル剤として注入することで成り立っているに過ぎないと言えます。この現実から目を逃さないで欲しいと思います。
>そしてもう少しマクロな視点で見れば、経済の国際化・大企業の海外進出に伴い、製造業の空洞化などが叫ばれています。こうした状況の中、21世紀の日本の中小企業には3つの道があると思っています。
>1.死に絶える
>2.地場密着型・地域密着型企業として、昔ながらの技術で生き残る
>3.かつての日本の技術が活かせる新興国に向けて、世界進出する
>世界進出というと「ハイテク技術」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。日本の20年前の技術であっても、当時の日本と同じ状況にある新興国では十分に通用します。
>人材を集められるかどうかという問題がありますが、留学生を積極的に活用するなど方策はいくらでもあるでしょう。
>中国・韓国では難しいでしょうが、その他の国では日本企業で働きたいという人はまだ沢山いるからです。
>こうしたことを考えていけば、モラトリアム法を利用して問題を先送りにするという小手先の方法ではなく、中小企業に対して支援できることは沢山見つかるはずです。ぜひ日本の政治家にも真剣に考えてもらいたいと思います。
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宇宙航空物語136◇佐渡フライト ◇東日本大震災の成田からのダイバージョン

2011年05月20日 | 陽明学
5月20日、日帰り佐渡フライト。
調布飛行場を10時16分(エンジンは10:02)に出て、高度8500フィート,340度方向ーー田無ーー大宮駅ーーRCA武尊山ーー奈良保ダムーー雪の谷川岳ーEOCー長岡ーー佐渡の姫崎ーーRJSD佐渡空港ーーレンタカーですし屋。私は「真野鶴」つきで昼食。

飲酒運転?ではありません。かえりは田中浩司パイロットです。玉川幸彦同乗。
5月12日午前9時、調布飛行場プロペラカフェに集合して、マリブクラブの6人乗りマリブ・ミラージュ機で日帰り佐渡フライトの予定だったが台風1号など天候状況から20日に延期、今のところ3人。
浅草駅改札20歩の佐渡料理「だっちゃ」で会食。

◇3/11のデルタの機長だそうです。
http://labaq.com/archives/51640449.html
以下は東日本を襲った地震の直後に、成田空港へ着陸を予定していたデルタ航空の機長による、ネットに投稿された手記です。少し長いですが、一読の価値はあると思います。
成田空港の乗務員用のホテルの中からこれを書いている。なんとか今は無事でいる。

これは私の初の太平洋横断で、国際便767の機長として興味深いフライトだった。過去に大西洋を3度ほど横断しているので海の横断経験はあった。アリュー シャン列島の美しい景色を超え、東京から100マイル(約160km)の地点で着陸の降下準備を始めるまでは順調なフライトだった。

 トラブルの最初の兆しは、日本の管制塔が「待機経路」(着陸許可を待つ機が楕円に飛ぶ周回路)の指示を出してきたことで、最初はよくある混雑だと思った。すると会社側が地震のメッセージを送ってきた。その直後には「成田空港が一時的な点検のため閉鎖、しかしすぐに再開するであろう」との見解が入ってきた。(会社はいつも楽観的なんだ)
我々の見解からすると明らかにいつもと様子が違った。日本の管制官の不安レベルはかなり高いようで、待機がいつまで続くかわからないと伝えてきた。我々はそんな状況下で時間を保証してくれる者など誰もいないことを知っていた。副操縦士と交代要員の操縦士の二人は、コース変更可能な迂回先と燃料確認に忙殺されていた。当然太平洋を横断してきたことから燃料の残量値は低い。

10分も経たぬうちにエアカナダ、アメリカン航空、ユナイテッド航空の機長たちが、他の空港へのコース変更をリクエストし始めた。全機が最低限の燃料しかないと主張している。当機の燃料は1時間半~2時間ほどフライトできる残量だった。言うまでもなくこのコース変更により、ことは複雑になった。

やがて管制塔が成田空港は被害を受けたため再開できないと知らせてきた。各機はすぐに羽田への着陸を要請し、6機ほどのJALや欧米機がそちらへ向かった。 ところがその後で管制塔が羽田も閉鎖したと伝えてきたんだ。おっと、もはやこ こで待機している場合じゃない、さらに遠方の大阪や名古屋も考えなくては……。
大型旅客機の欠点は、そこらの小さな空港にぽんと着陸できないことにある。

大きく立派な滑走路が必要なんだ。さらに多くの飛行機が西からも東からもやってきて渋滞し、全機がこぞって着陸を待っている状況だ。いくつかの機体は燃料の危機を伝えている。管制塔は圧倒されている。
この混乱の中、名古屋空港から着陸許可が下りた。燃料はまだ大丈夫だ、なんとかなっている。ところが数分ほど名古屋に向かったところで、管制塔から引き返せとの命令が来た。名古屋も飽和状態でこれ以上の飛行機を引き受けられないと言う。さらに大阪も同じとのことだった。

もっと遠方へ飛ぶ可能性が高くなり、OKだったはずの燃料はいきなりギリギリの状況に陥った。さらに我々と同じ状況の飛行機が周りに十数機もあり、全機がどこかに着陸許可を出してくれと脅している状態だ。そこへエアカナダともう1機の燃料状況が「緊急」となり、軍の基地に向かい始めた。東京に一番近いのは横田基地である。もちろん競うように我々もそれに参加した。だが横田から返ってきた回答は「閉鎖」。スペースが無いということである。

もうこうなるとコックピット内は、さながらスリリングなサーカスとでも言うべきだろうか。副操縦士は無線にかじりつき、私は判断を下しながら操縦、交代要員の操縦士は航路図に埋もれながら、どこに行けるかアトランタからやってくるメッセージとにらめっこしている。そこで三沢基地を選んだ。本州の北側にあり、残りの燃料でもたどりつけそうだ。管制塔は大混乱の東京から我々が去ってほっとしているようだが、どうも仙台に送ろうとしていたみたいだ。そこは小さな地域の海岸線の空港で、津波の被害が甚大なところである。
アトランタから今度は北海道の千歳空港まで行けるかとの連絡が入り、その他のデルタ航空機もそちらへ向かっていた。我々のコックピット内はひっくり返したような状況だ「天候確認、チャート確認、燃料確認、OK」。よし、なんとかたどり着けそうだ、これ以上の遅延が出ない限りは燃料は緊急状態に陥らないであろう。

三沢に近づくと千歳空港の着陸許可がおりた。重大な決断をするときの考え方が頭をよぎる。飛ばし過ぎた飛行機を、かなり離れた目的地へコース変更。そこでさらに状況が悪くなったら……。安全報告書はどう映るだろうか。
またもや管制塔から電波連絡が入り指示を待つよう伝えられる。悪夢である。状況は急速に悪化していく。東京上空で待機したあと名古屋へコース変更、また東京へ、そしてさらに三沢へ。十分だったはずの燃料はどんどん蒸発していく。その後の会話はわかりやすく言い換えるとこのような内容である。

「札幌管制塔へ デルタXX便、至急千歳空港への着陸を要請します。燃料の残量は少なく、これ以上待機できません」
「拒否します。現在混雑中です」
「札幌管制塔へ デルタXX便、緊急着陸を宣言します。燃料の低残量、千歳に直接入ります」
「了解、デルタXX便。千歳に向かうことを許可します。千歳との連絡を……」

もうたくさんだ。同じ待機パターンに入って重大な燃料問題を抱えてしまう前に、緊急着陸を決断した。このことで会社に書類を提出することになるが、どうでもいい。本当の緊急事態になるまで30分の燃料を残していたが、千歳に安全に着陸した。我々を引き入れたのは空港内の外れにあるへんぴな場所で、さらに他の数機が舞い降りてきた。結果的にデルタの747が2機、我々を含む767が2機、777が1機、すべて移動式のタラップを取り付けられた。さらにアメリカン航空2機、ユナイテッド航空1機、エアカナダが2機も降りて来た。もちろんその後いくつかのJALや全日空がやって来たのは言うまでもない。

追記:9時間後にようやく日本航空の搭乗用はしごが届き、飛行機から降りて入国を済ませることができた。しかしそれはそれで、また別の興味深い経験となっ た。この文章を書いている45分の間にも4回ほど地震の揺れを感じたところだ。