2013年の経済見通しを先月、記者クラブで語った岩田一政日本経済研究センター理事長は。ゲストブックに「明月不沈波」と記した。近江聖人と呼ばれた江戸時代初期の陽明学者、中江藤樹の言葉で「明月は波に沈まず」。くもりなき明月の如き心は、世の騒がしさにまぎれることは無い。
日本が直面するデフレ克服には円高の重荷を是正するため、外貨建て基金作る持論を語る。
厳しい財政については、消費税の引き上げで財政の国際金融の信任を保ちつつ、成長戦略で民間の力をひきだし、経済活性化の後押しを図るべきだという。
民間活力を生かした社会保障制度の改革、国際規制にあわせる改革をうながすテコとしてのTPP環太平洋経済連携協定への参加を提言する。他国より強い規制は廃止するか、弱める。 経済施策には目標設定が重要。日本の一人あたり国民所得は、長引く経済の停滞により年4万ドルに足踏みしているが先進国水準は5万ドルになっている。日本も5万ドルを目指す。 総人口も減少は確実だが、2100年人口を1億人に保てるような目標で努力すべきだ。出産育児と働くことが両立できる社会ていあんである。 まさに「明月は波に沈まず」と、日本社会に対する明確な提言である。
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