手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

「話せる」ことと「通訳」

2015-02-18 06:38:27 | 日記
知人のIさんは、外国人に日本語を教えるボランティアをやっている。
もう30年になるという。
Iさんは5か国語を身につけている、博識の方である。
Iさんに質問してみた。

日本語を教える他に、通訳のボランティアもなさっているんですか?
「いやいや、僕は話せる、という程度のレベル。通訳ができるレベルではありません」

そうなのだ。
話せることと、通訳ができることは全く別。
さすがIさん、よく理解されている。

しかし、Iさんは謙虚な方である。
Iさんの語学力は並ではない。
数名の外国人と談笑しているところを見て、驚嘆した。
外国人はそれぞれ、母国語で話している。
Iさんはそれぞれ、話しかけてきた外国人に、それぞれの母国語で応える。
こりゃ、すごい・・・
手話と日本語だけでも大変なのに・・・




ひとり手話

2015-02-17 05:01:11 | 日記
むかし昔そのまた昔、手話通訳者になったばかりの頃は、手話講習会なんてめったにない時代だった。
今では手話サークルなんてたくさんあるし、手話講習会も頻繁に行われているが・・・

幸か不幸か、地元の手話通訳奉仕員(当時の名称)認定試験に一発合格して、いきなり現場に放り出されることになった。
しかし・・・
ろう者の手話が読めない・・・
自分の表す手話がろう者に通じない・・・
どうすればええんや・・・
悩んだ末、発案した手話練習法が「ひとり手話」である。
「ひとり手話」は当然ながら俺の造語であり、世間一般では通用しません。

やり方は簡単。
地元のろう者を、強く、思い浮かべる。そして、会話する。
ただ、それだけ。

この練習方法がいいのか、悪いのか、正直言ってわからない。




手話人の思想的傾向

2015-02-16 06:49:47 | 日記
手話人とは、「手話を使う人」という意味。ろう者も聴者も関係ない。
手話人というのは俺の造語なんで、世間一般では通用しませんので、あしからず。

手話人はカタカナ語が好きな人が多いような気がする。
ノーマライゼーションとか、インテグレーションとか。
手話通訳理論でもデマンド・コントロール理論なんてのがある。

どうも気に食わない。

日本の外務省が香港のリサーチ会社に委託して今年3月にタイなど東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟7カ国で実施した対日世論調査で、米国、中国など11カ国の中で「最も信頼できる国」として「日本」を選択した割合は33%で1位だった。
参考サイト
http://www.newsclip.be/article/2014/04/24/21578.html

日本人なら、もっと積極的に、日本のいいところを見ていこうではないか。
カタカナを使うな、とは言わないが、もっと日本語を大切にしようやないか。




手話世界の有名人/イラストレーターかと

2015-02-15 04:29:58 | 日記
http://ameblo.jp/kat-atelier/
LINEの「スタンプ」って言うんだっけ?
手話のイラスト、あるよね。あれ、この人が描いているらしい。
「月曜男」でも紹介されてたよ。


手話通訳者よ、手話学習者であれ。

2015-02-14 15:17:33 | 日記
手話は言語である。
手話通訳者なら誰でも、頭では分かっているだろう。
しかし、本当に理解しているか、自問していただきたい。
一つの言語をマスターするのは、至難のことである。
日本語でさえ、誰に見られても恥ずかしくない文章を書くためには、学び続ける必要がある。
まして、手話である。

資格をとったら学習は終わり?
とんでもない。資格なんてスタートに過ぎない。

経験を積んだら、あとは後輩に教えるだけ?
とんでもない。今でも、手話通訳者は足りないのだ。
手話通訳者は、通訳現場に出てこそ、手話通訳者なのだ。

そして、手話通訳者ならば、常に、学び続けていただきたい。

手話通訳者よ、手話学習者であれ。
ただし、手話研究者にはなるな。
研究者の役割と通訳者の役割は全く違うのだ。