手話通訳者のブログ

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謙虚さと自信

2015-02-02 05:25:20 | 日記
どちらも、手話通訳者には必要不可欠のものである。

謙虚さについて。
どんなに通訳技術が向上しても、「自分は未熟である」という意識が必要だと思う。
完璧な通訳などないのだから。
もし、「私は完璧」などと思ってしまったら、手話通訳者として、おしまいである。
なぜなら、今以上には絶対になれないから。
慢心したら最後、あとは技術は衰える一方である。

自信について。
新人手話通訳者によく言うんだけど、通訳現場に出て、
「どうしよう・・・私にできるかな・・・」
などと思ってはいけない。
気持ちは痛いほどわかる。
どんなに経験しても、不安はなくならない。
でも、手話通訳者として現場に立ったら、
「大丈夫。私はできる!」
と強く、思うこと。
なぜか。
手話は表情が命。そして、ろう者の視線は鋭い。
手話通訳者が不安に思っていたら、その不安はろう者に伝わる。
こうなっては、まともな通訳はできない。
反省は終わってから、しっかりすればよい。