宗男日記から

ムネオ日記
２００５年３月３０日（水）
　東京事務所で一日仕事。夜はマスコミ関係者と懇談。久しぶりのメンバーなので、四年前、五年前の話で盛り上がる。　二十一時羽田発の千歳行き最終便に乗り、二十三時四十三分南千歳駅発の夜行列車で釧路に向かう。釧路管内弟子屈町での川湯後援会会長さんのお身内の告別式に出席の為。いつも言う事だが、お祝い事は後でも埋め合わせがつくが、お葬式は一度しかなく、万難(ばんなん)を排(はい)してお参りするというのが私の考えである。明日も日程の都合で三十分位しかいられないが、とにかく最後のご挨拶に伺わせていただく。それにしても強行日程だ。
　夜行列車に乗る前、ワールドカップサッカー予選、１－０でバーレーンに勝利。オウンゴールとはいえ勝ちは勝ち。予選突破に向け、一つハードルを越えた感じ。勝負にも人生にも運はつきものとしみじみ思う。「運」という字は「軍(いくさ)」が「之(はしる)」と書いて「運」という字になる。努力していなければ、戦っていなければ運はこない、巡ってこないというのが私の考えである。日本選手の勝利に対する思い、戦いが、勝利の女神を呼び込んだのだろう。次に向けて更なる調整をしていただきたい。
　ダイエー新会長に林文子さんという方が就いたが、経歴を見ると車のセールスの世界での実績を買われての抜擢だそうだが、高校卒業後の歩みは東洋レーヨン、電機メーカーなど数社を渡り歩き、その後ホンダの販売会社の営業職、BMW東京では二ヶ所の支店長と、様々な経験をしている様に見受けられるが、ダイエー再生にどんな手腕を発揮するのか楽しみである。叩き上げの、自分のポリシーを持った人に、大きな期待がこみ上げてくる。
　郵政法案で小泉首相は「自民抜きの提出に含み」とあるが、議会制民主主義は手続きが守られてこそ議会制民主主義である。何の為に政府・与党が一体なのか。与党が内閣を作っているのであり、政府が与党を作っているのではない。考え方の違いかもしれないが、今後の流れ、動きに注目していこう。
鈴 木 宗 男