※シナリオですので読みづらいかもしれませんが、映画を観ているような感覚で読んでいただけたら幸いです。
〇宇宙空間
漆黒の中に浮かぶ無数の星。
N(ナレーション)「それは遠い昔のことのようでもあり、また、近い未来のことでもありました。
そう、これは時間と空間を超えた宇宙の話なのです」
音楽イン。宇宙をイメージするメロディー。
はるか彼方から、さまざまな色の光が飛び交ってくる。
ズームアップ。銀河~太陽系の星のさまをくっきりと映し出す。
タイトル『ガイアに魅せられて』
地球がくっきり浮かんでいる。
それらの光の中でも、青い光と紫の光は音楽に合わせてダンスをしているように見える。
リズミカルにまばゆい光を放っている。
N「(ささやくように)耳を澄まして――」
音楽の効果。
二つの光は寄り添いながら、交互にきらめいている。
N「ホラ! 聴こえてきませんか? 光のささやきが――」
青と紫の光を画面いっぱいに映す。
青い光「今度の課題はかなり厳しいかも」
紫の光「何度もシミュレーションしたじゃない。だいじょうぶ! 自信持って!」
青「ほんとうに乗り越えられるかなあ」
紫「迷ったら宇宙の声に耳を澄ますこと! きっと、彼らの音楽が導いてくれるわ」
青「ぼくたち、ちゃんとめぐり会えるだろうか? 心配だなあ」
紫「また、そんな気の弱いこと言って。しっかりしなさい!」
青「わかった。きっと君を見つけ出す。どんなことがあっても。約束するよ」
紫「やっとあなたらしくなったわね」
青「ハハハハハ――」
紫「フフ」
〇月の光景
ベートーベンの『月光』が流れる。
N「二つの光は愉しそうに笑いながら、途中、月に立ち寄りました。
彼ら光たちにとって、この星は、地球に降り立つ前と、地球から帰るときに立ち寄る唯一の休憩場所なのです」
月から見た地球の姿。
青「昔、地球によく似た星で(ため息をつく)、いろんな体験やレッスンをしたね。まるで、昨日のことのようだ」
紫「ほんと! 海の波になったり、深海の魚になったり。とても愉しかったわ」
海の風景。
青「ほんとに何度見ても美しい星だなあ、地球は。とても病んでいるようには見えない」
紫「そうねえ。でも前に来たときより、はるかに状況は厳しそうよ」
光の会話に重なるように、美しい音楽のアンサンブルが流れる。
〇月の表面
あたり一面、ゴツゴツした岩肌の風景が広がっている。
青「ちょっといいかな?」
青い光が卵形になり、それから、大きく虹色に瞬いた。
青「どう? イケてる?」
紫「素敵よ! じゃ、私も変身するわ」
二つの光はあっという間に、美しい若者の姿になった。
紫「あなたの姿をしっかり心に焼きつけるわ。絶対に忘れない」
青「ぼくだって」
二人はしっかりと抱き合い、しばらくの間、見つめ合ったままだった。
青と紫の光が一つに溶け合って、それはそれは素晴らしい色に輝いていた。
〇宇宙空間
青「さあ! いこう!」
紫「ええ、行くわ!」
漆黒の宇宙を背景に、太陽の光を受けて、地球は青く光輝いていた。
〇地球
日本列島を徐々に大きく映す。
二つの光は紺碧の海に浮かぶ島(日本)に向かってゆっくりと下降していった。
〇宇宙空間
漆黒の中に浮かぶ無数の星。
N(ナレーション)「それは遠い昔のことのようでもあり、また、近い未来のことでもありました。
そう、これは時間と空間を超えた宇宙の話なのです」
音楽イン。宇宙をイメージするメロディー。
はるか彼方から、さまざまな色の光が飛び交ってくる。
ズームアップ。銀河~太陽系の星のさまをくっきりと映し出す。
タイトル『ガイアに魅せられて』
地球がくっきり浮かんでいる。
それらの光の中でも、青い光と紫の光は音楽に合わせてダンスをしているように見える。
リズミカルにまばゆい光を放っている。
N「(ささやくように)耳を澄まして――」
音楽の効果。
二つの光は寄り添いながら、交互にきらめいている。
N「ホラ! 聴こえてきませんか? 光のささやきが――」
青と紫の光を画面いっぱいに映す。
青い光「今度の課題はかなり厳しいかも」
紫の光「何度もシミュレーションしたじゃない。だいじょうぶ! 自信持って!」
青「ほんとうに乗り越えられるかなあ」
紫「迷ったら宇宙の声に耳を澄ますこと! きっと、彼らの音楽が導いてくれるわ」
青「ぼくたち、ちゃんとめぐり会えるだろうか? 心配だなあ」
紫「また、そんな気の弱いこと言って。しっかりしなさい!」
青「わかった。きっと君を見つけ出す。どんなことがあっても。約束するよ」
紫「やっとあなたらしくなったわね」
青「ハハハハハ――」
紫「フフ」
〇月の光景
ベートーベンの『月光』が流れる。
N「二つの光は愉しそうに笑いながら、途中、月に立ち寄りました。
彼ら光たちにとって、この星は、地球に降り立つ前と、地球から帰るときに立ち寄る唯一の休憩場所なのです」
月から見た地球の姿。
青「昔、地球によく似た星で(ため息をつく)、いろんな体験やレッスンをしたね。まるで、昨日のことのようだ」
紫「ほんと! 海の波になったり、深海の魚になったり。とても愉しかったわ」
海の風景。
青「ほんとに何度見ても美しい星だなあ、地球は。とても病んでいるようには見えない」
紫「そうねえ。でも前に来たときより、はるかに状況は厳しそうよ」
光の会話に重なるように、美しい音楽のアンサンブルが流れる。
〇月の表面
あたり一面、ゴツゴツした岩肌の風景が広がっている。
青「ちょっといいかな?」
青い光が卵形になり、それから、大きく虹色に瞬いた。
青「どう? イケてる?」
紫「素敵よ! じゃ、私も変身するわ」
二つの光はあっという間に、美しい若者の姿になった。
紫「あなたの姿をしっかり心に焼きつけるわ。絶対に忘れない」
青「ぼくだって」
二人はしっかりと抱き合い、しばらくの間、見つめ合ったままだった。
青と紫の光が一つに溶け合って、それはそれは素晴らしい色に輝いていた。
〇宇宙空間
青「さあ! いこう!」
紫「ええ、行くわ!」
漆黒の宇宙を背景に、太陽の光を受けて、地球は青く光輝いていた。
〇地球
日本列島を徐々に大きく映す。
二つの光は紺碧の海に浮かぶ島(日本)に向かってゆっくりと下降していった。
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