精神世界(アセンションについて)

このブログの内容は、色々なところから集めたもので、わたくしのメモであって、何度も読み返して見る為のものです。

ガイアに魅せられて  1

2008年01月28日 | Weblog
※シナリオですので読みづらいかもしれませんが、映画を観ているような感覚で読んでいただけたら幸いです。

〇宇宙空間

  漆黒の中に浮かぶ無数の星。

N(ナレーション)「それは遠い昔のことのようでもあり、また、近い未来のことでもありました。
  そう、これは時間と空間を超えた宇宙の話なのです」

  音楽イン。宇宙をイメージするメロディー。
  はるか彼方から、さまざまな色の光が飛び交ってくる。
  ズームアップ。銀河~太陽系の星のさまをくっきりと映し出す。

タイトル『ガイアに魅せられて』

  地球がくっきり浮かんでいる。
  それらの光の中でも、青い光と紫の光は音楽に合わせてダンスをしているように見える。
  リズミカルにまばゆい光を放っている。

N「(ささやくように)耳を澄まして――」

  音楽の効果。
  二つの光は寄り添いながら、交互にきらめいている。

N「ホラ! 聴こえてきませんか? 光のささやきが――」

  青と紫の光を画面いっぱいに映す。

青い光「今度の課題はかなり厳しいかも」

紫の光「何度もシミュレーションしたじゃない。だいじょうぶ! 自信持って!」

青「ほんとうに乗り越えられるかなあ」

紫「迷ったら宇宙の声に耳を澄ますこと! きっと、彼らの音楽が導いてくれるわ」

青「ぼくたち、ちゃんとめぐり会えるだろうか? 心配だなあ」

紫「また、そんな気の弱いこと言って。しっかりしなさい!」

青「わかった。きっと君を見つけ出す。どんなことがあっても。約束するよ」

紫「やっとあなたらしくなったわね」

青「ハハハハハ――」

紫「フフ」


〇月の光景

  ベートーベンの『月光』が流れる。

N「二つの光は愉しそうに笑いながら、途中、月に立ち寄りました。
  彼ら光たちにとって、この星は、地球に降り立つ前と、地球から帰るときに立ち寄る唯一の休憩場所なのです」

  月から見た地球の姿。

青「昔、地球によく似た星で(ため息をつく)、いろんな体験やレッスンをしたね。まるで、昨日のことのようだ」

紫「ほんと! 海の波になったり、深海の魚になったり。とても愉しかったわ」

  海の風景。

青「ほんとに何度見ても美しい星だなあ、地球は。とても病んでいるようには見えない」

紫「そうねえ。でも前に来たときより、はるかに状況は厳しそうよ」

  光の会話に重なるように、美しい音楽のアンサンブルが流れる。


〇月の表面

  あたり一面、ゴツゴツした岩肌の風景が広がっている。

青「ちょっといいかな?」

  青い光が卵形になり、それから、大きく虹色に瞬いた。

青「どう? イケてる?」

紫「素敵よ! じゃ、私も変身するわ」

  二つの光はあっという間に、美しい若者の姿になった。

紫「あなたの姿をしっかり心に焼きつけるわ。絶対に忘れない」

青「ぼくだって」

  二人はしっかりと抱き合い、しばらくの間、見つめ合ったままだった。
  青と紫の光が一つに溶け合って、それはそれは素晴らしい色に輝いていた。


〇宇宙空間

青「さあ! いこう!」

紫「ええ、行くわ!」

  漆黒の宇宙を背景に、太陽の光を受けて、地球は青く光輝いていた。


〇地球

  日本列島を徐々に大きく映す。
  二つの光は紺碧の海に浮かぶ島(日本)に向かってゆっくりと下降していった。

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