管理人のひとりごと

『子育て支援ボランティア ドレミ』ホームページ管理人のブログです。

2011-11-15 08:13:52 | Weblog
振替休日や県民の日で連休だったこの週末、我が家は母子3人で読書三昧でした

まずは、ほそぼそとレンタルして再読していた『ヒカルの碁』を全巻3人で回し読み
ん~テレビ化された部分以降は難しいねあのへんでストップしていたのって正解かも
兄ちゃんの感想

私は重松清の『その日の前に』を買ったその日に一気読み
後半は涙がボトボト・・・タオルで押さえながら読んでいました
余韻に浸る間もなく、『八日目の蝉』を読み始め、もう終盤です

思い立って買ったこの2冊でしたが、共通して登場するものが『蝉』でした。

蝉と言えば・・・友人が
毎年、マンションの通路で動けなくなりつつある蝉をみつけては
人に踏まれないような安全な場所に移してあげているが、
毎年、違う蝉でもこの場所にいるということは、
ここを選んで存在しているかもしれない
果たして私のしていることは蝉にとって正しい行動なのかしら

と疑問を抱いていたことがあり、
その場に居合わせたもう一人の友人と
『蝉の命は7日ほどなんだから、そう気にすることはないのでは
と談笑して、『そうよね、くだらない悩みよね』と
悩める友人も笑ってくれていたことがありました

何だか頭の片隅にこのことがひっかかったままだったのが
本を読んで、また考えはじめました
なぜかというと、本の中で
『蝉は土の中の生き物であって、地上に出たときは死に装束をまとった姿をしていると考える』
というような一節を読んだからです。
地中に7年、地上に7日

その、死に装束をまとって貴重な7日を過ごしている蝉を
『安全な場所に』移動してあげた行為は
とっても尊いことをしていると思えました。
むしろ、目に止めてもらえたこと自体が蝉にとっても
ありがたく、貴重な一瞬を過ごせたのでは
そして、一日でも延命出来たとしたら・・・
別の世界を見ることができたのでは(これは本から得た表現)

『たった』とか『どうでも』とかいった単純な答えで
済ませてごめんね、蝉さん
悩める友人へも、もう一度この話をしてみよう


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