00000JAPANの偽アクセスポイントにご注意！

　熊本での地震の被害を受け、携帯電話キャリア3社はSSID「00000JAPAN」による無料Wi-Fiスポットを提供している。現在は、熊本県と大分県の一部で提供されているが、一時は九州全域で提供されていた。

　「00000JAPAN」は、災害用統一SSIDとして無線LANビジネス推進連絡会が「大規模災害発生時における公衆無線LANの無料開放に関するガイドライン」のなかで規定したもの。

　SSIDが「0000」からはじまるので、SSIDサーチの最上位になるようになっている。しかも、誰でも使える状態になっており、暗号化も施されていない。

　災害が起こっている場所以外でも、自分のスマホのWi-Fi設定画面に「00000JAPAN」が出てきたらつい使ってしまう気がする。もし、それが偽APだったとしてもだ！　今回の熊本地震で偽APが見つかったというような報告は、今のところないが、これは日本全国で起こりえることだ。

　悪意のある人間が設置した偽APに接続してしまうと、端末の設定しだいでは直接侵入されてしまったり、偽のログインページやウェブサイトに誘導されるなどの攻撃を受ける可能性が考えられる。

　仮に攻撃者が「00000JAPAN」というSSIDでAPを開設した場合、端末側のWi-Fi接続リスト画面などに表示される情報だけからは、それが正規か偽か区別することはできないので厄介だ。

　対応策としては、「00000JAPAN」や自治体が運用している無料APなど、ユーザー登録手続きなしで利用できるようになっている公衆Wi-Fiについては、一度接続したSSIDに次回から自動的に接続する設定はオフにしておくことぐらいしかない。

　利用するときは、個人情報の入力やパスワードを入力するようなサービス（銀行のオンラインサービス等）は利用しないよう心掛けたい。

最新の画像［もっと見る］

	ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
	gooブロガーの今日のひとこと
	訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる！
	goo blogは20周年を迎えました！

モバイルガジェット好きのブログ