こんな本よみましたよ

読んだ本の個人的感想を垂れ流し、勝手に★をつけます。

【小説】「砂の女」/安部公房

2013年08月26日 | 小説
やっぱりどうしたって文学史に名を残してる作品・作家はおもしろい!
ということにいまさらながら気づきました。

僭越ながら、レベルがちゃう!と最近毎回思っています。
なんとなく難しそうと思って、敬遠しがちでしたが、
読んでみると、そんなことないものも多かったです。

これもおもしろかったです。
誤解をおそれずにいえば、、、
作家ってやっぱりあたまおかしいねんなー!
と変に感心しました。

↓あまぞんさまより
砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。

【小説】「年下の女友達」/林真理子

2013年08月26日 | 小説

↓アマゾンさまより

有名イラストレーターの「私」のもとには、それぞれの秘密を抱えて今日も女たちが訪ねてくる…。容姿も性格も悪くないのに縁遠い、七美。美しい男しか愛せない、地方の大富豪の娘、かおり。三十過ぎても不倫から足を洗えない、こずえ。「私」のかつての夫とつきあっている葉子。幸せになりたい―。このシンプルな欲望に、“運命”という言葉を巧みに操ってつき進む女たちを描く、連作短編集。


さらっと読めます。
登場人物が基本的に美人、というところが、変になまなましくなくてよいのかもしれませんでした。
みんな極端な例ではありますが、心情の方向性としては身近ななかにもよく見るかもしれません。