Konemyのベル

『毎日を特別なものにする為』
その日の総括、思う事、省察……
ここは「のべる」場です。

落とし物が作り出す

2019年10月15日 21時30分00秒 | 日記

おはようございます。

道を歩いていると様々なものが目に入ります。

足元に落ちているゴミに目が行くということは

前を向かずに

俯いて

真下に気があるということだ。

見ようとしなければ見えない。

人間って都合の良い存在ですから。

先程ゴミとしましたが

ゴミとて物語を持っています。

主人公たり得るのです。

大なり小なり

物語があるのです。

壮大なる主観物語を抱える人間に

認識してもらえない物語。

知人の作家が愉快な話を書いていました。

作家本人自筆ものもを読んだことがありまして。

前置きとして。

画面は割れて、辛うじて映し出されるものが見える。

しかし、すっかりバッテリーがダメになってしまい

充電する事すらまともに出来ない。

そんなスマートフォンはゴミですか?

貴重な金属の塊ですが

一般的にはゴミでしょう。

手放さず、持ち続けようと思うほうが珍しい。

そう思わなくてもそう思ってほしい。

話を戻して。

知人が書いた話のあらすじである。

ある日、自宅に帰ると

玄関にボロボロのスマートフォンが落ちていた。

画面は割れて、辛うじて映し出されるものが見えると思われる。

しかし、すっかりバッテリーがダメになってしまい

充電する事すらまともに出来ない。

拾った主人公はゴミと認識しながら

捨てることは無かった。

画面に謎の暗号が記されていたから。

(残念ながら何が記されていたかは不明である。)

今後、このゴミに振り回される主人公を描いた物語である。

簡潔に言おう。

落とし物が作り出す物語は幻想である。

この話は自宅で拾ったから当てはまらないが

落とし物を自分のものにしてしまったら

遺失物横領罪

なんてものに当てはまる。

現実はつまらないものだ。

これが法治国家だ、仕方ない。

別に法治国家を批判したいわけじゃない。

現実は厳しい。

現実はつまらない。

現実は辛い。

でも

現実は夢がない

わけではない。

夢・幻想・空想は

厳しい・つまらない・辛い現実に

確かに存在する。

二面性。

だから面白い。

それでは bye! Konemy