オリンピックとフクシマと、使命と責任

　夏季五輪の東京招致に向けた出陣式が２３日夜、都庁で開かれた。
　安倍晋三首相は「みんなが使命と責任を果たすことで、（開催地が決まる）会場に『東京』のアナウンスを響かせよう。ともに頑張ろう」と気勢を上げた。
　出陣式には招致委員会会長の猪瀬直樹都知事のほか、下村博文文部科学相ら３閣僚が参加し、政府として積極的に招致活動へ取り組む姿勢をアピールした。

　と、各メディアが取り上げていた。

　それにしてもだ、
　アベ、猪瀬、下村のお三方よ、

　君たちが「使命と責任を果たす」べきは　五輪誘致ではなくて

　フクイチの収束だろう！

　緊急にしなくてはならない君たちの使命ではないのか。
　責任を果たすべき最重要課題ではないのか。

　避難している方々の生活を完璧に補償すべきではないのか。
　被爆している方々の実態を把握し治療方針をただちに立てるべきではないのか。
　海洋汚染の実態をただちに把握して根本的な対策にあたるべきではないのか。
　
　それらをおろそかにして、五輪ごときにうつつを抜かしているとは何事だ！

　背任罪にならないものか・・・