ベネッセ個人情報漏洩の何が問題なんだ？

昨晩久しぶりにＮＨＫの７時のニュースを見た。
トップニュースがベネッセの個人情報漏洩のニュース！

　どうも良くわからないのだが、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別などの個人情報が漏れることで
一体どんな不利益が具体的にあるというのか。
（DV被害者の情報を流すというのとは全く次元が異なる。
また、政府などの公的機関はわれわれのありとあらゆる個人情報をほぼ完璧に把握しているというのに。）

　たしかに全面的に公開されるような錯覚に陥ると不安だが、あくまでも錯覚だ。
　実際にはほとんどあり得ないような窮極の可能性で大騒ぎしているように感じるのは私だけか。

　ＮＨＫが７時のニュースでここまで大々的に取り上げると言うことは、
　政権にとって都合の良い法案を通すための下準備に思えてしまう。

　穿った見方と言われればそれまででだが、どうも胡散臭さが・・・。

脆弱な日本国憲法

　このまま行くと必ずや「集団的自衛権」を容認する法案が成立する。

　日本国憲法と戦後の日本の憲政は一体何だったのかということになる。

　与党も野党も平和国家日本の建設に汗を流してきたはずなのに。

　戦争も知らない若造（中年ども）がいとも簡単に覆してしまう。

　日本国憲法の脆弱さがここに来て露呈してしまったと言うことだ。

　現在の日本国憲法は戦争の歯止めにはならないと言うこと。

　残念だが、この国はもう一度、いや、さらに地獄のような敗戦の屈辱と虚無を味わうことになるようでだ。

　そのあと、残された日本人はさらに強固な平和憲法を作ることができるだろうか。

　作って欲しい。

　作って欲しいから、現政権のやり口を徹底的に記憶して平和憲法作成の資料にして欲しい。


　やがて新しい憲法を手にした日本では

「自由民主党」「公明党」そしていくつかの政党名は
　絶対に「使ってはいけない政党名」になっているだろう。

　しかし、よく考えると

　脆弱なのは実は憲法ではなく、我々国民の平和を守るという意識なのかも知れない。