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>忠臣蔵~その義その愛 御覧になりましたか ?

2012-01-04 10:24:00 | ドラマ、時代劇、歴史
chiebukuroshinkisankasyaさん

忠臣蔵~その義その愛 御覧になりましたか ?

komasaram

>現代 の 日本 は 凶悪犯罪 が 多いのに 、
>どうして 、 遺族 の 皆様 は
>討ち入り を 実行 しないのだと 思いますか ?

それは赤穂浪士四十七士の討ち入りそのものが凶悪犯罪だからです。
もっと言えば浅野内匠頭が松の廊下で吉良上野介に斬り付けたことからして犯罪です。
だから凶悪犯罪の遺族といったら吉良上野介の妻や息子、親戚になります。
吉良上野介は松の廊下では浅野内匠頭に一切抵抗しておらず、討ち入り後、大石内蔵助ら加害者一味は幕府によって処罰されたので、吉良の縁者が仇を討つ必要はなくなったわけです。

加害者→→→→→→→被害者
浅野長矩→殺人未遂→吉良義央 松の廊下
大石良雄→殺人→→→吉良義央 吉良邸
浅野大石縁者←←→→吉良の縁者

つまり討ち入りは江戸時代の法体系で考えても仇討ちには入らなかったのです。
だから大石らは仇討ち免状など貰えなかったでしょう。

劇中、赤穂浪士の一部強硬派が吉良の駕籠を遅い、吉良方に事前に見抜かれ、駕籠は空でした。ここで別の赤穂の仲間が「たとえそれで吉良を討っても盗賊か何かの犯罪と見なされるのが落ちで、本懐にならない」「同志が団結して吉良邸に討ちいらないといけない」としていました。
それで討ち入りをしてもこれは正規の仇討ちではなかったわけです。

呉智英氏は「死刑を廃止して仇討ちを復活させろ」と主張しています。
飲酒運転で子供が亡くなる悲劇が後を絶たず、ネットでは「飲酒運転を死刑にしろ」という意見がありますが、そうなっても死刑廃止論者、弁護士などが壁となり、法務大臣も署名しないで終わるでしょう。
必殺シリーズの仕事人は仇討の代行業ですが、恨みを晴らすことが新たな恨みを生む虚しさが作品の中で貫かれています。

赤穂浪士「四十七士」と付けたのは討ち入りに行かなかった勇気ある赤穂浪士(高田群兵衛、毛利小平太など)と区別するためです。

松の廊下の刃傷または吉良邸討ち入りは真珠湾攻撃に近いかも知れません。
なお1945年8月15日に大東亜戦争が終わった時、天皇の意思による降伏ながらそれを不服とした若い兵士が割腹自殺する例が多かったようで、これも赤穂浪士と同じ精神でしょう。
赤穂浪士を讃美する人が大東亜戦争を否定するとしたら矛盾ですね。

回答日時:2012/1/3 18:58:02


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