宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

安全保障委は再来週7月29日から31日までごろに閉会中審査、与野党国対決定、次期国会は公選法改正も、旧優生保護法、堀井学氏政倫審

2024年07月19日 19時57分59秒 | 閉会中審査
[写真]安住淳立憲、浜田靖一自民両国対委員長、ことし2024年1月12日、国会内で、宮崎信行撮影。

 与野党国対委員長会談が開かれ、ゆうべ全メディアに先駆けて当ニュースサイトが報じた、衆議院安全保障委員会の閉会中審査について、再来週の7月29日(月)、30日(火)、31日(水)にいずれかに開くことで合意しました。

 前日、特捜部の衆議院第二議員会館などの家宅捜索の後に自民党を離党した堀井学衆議院議員に対して、裏金から本人以外が持参した香典費用になったかもしれないとして、衆議院政治倫理審査会に本人申し立てで出席するよう要請がありました。

 今月最高裁違憲となった旧優生保護法は、次の第214回国会の冒頭で謝罪決議をして、補償の立法もすみやかに行うことで合意しました。

 7日が投票日だった都知事選(小池百合子さんが3選)で、政治団体「NHKから国民を守る党」が大量立候補した候補者の公営掲示板の枠を宣伝に転売したり、4月の江東区の国政補選で政治団体「つばさの党」がYouTubeライブ配信をしながら妨害したりしたことで、次の国会で公選法を改正することで合意しました。今週、ほぼすべての政党が政調・幹事長室など党内会議で、総務省から論点洗い出しブリーフィングを受けました。

 安住さんは、会談後に議事堂3階から2階まで歩く際、記者が横に来て会話することを一切拒否しており、NHK・早稲田・宮城の後輩でも許されません。その代わり、第四控室で、野党記者クラブ・衆議院記者クラブ所属記者の質問に応じており、やりとりは全開の扉の先の廊下でベテラン衛視さんもメモをとっています。

 防衛副大臣経験者の安住さんは「自衛隊の存続にかかわる」とし防衛出動、治安出動以外の災害派遣の在り方も検討すべきではないかと語りました。個人の見解だと思われます。

 安全保障委員会は、平成29年8月以降の7年間で、4回、閉会中審査を開いています。が、北朝鮮ミサイルの大臣報告とそれに対する質疑などではなく、不祥事となると、「内閣府の南スーダンPKO日報隠蔽」で、更迭された大臣の次の大臣が報告して以来7年ぶりとなります。大臣室・統幕の問題だった前回と違って、今回は深刻といえます。

 小池百合子大臣・守屋武昌事務次官が相打ちで辞任したり、グアム装備などをめぐり山田洋行社長らが証人喚問・逮捕されたりした不祥事では、民間企業「アパホテル」の懸賞論文に現役の航空幕僚長、田母神俊雄さんが応募して優勝して更迭された事件もありました。田母神さんは装備の不正にかかわったわけではありませんが、一連の膿を出す国会の動きの中で、出版物などを見た人から情報提供があったのだと思われます。この時は、1回目の浜田靖一防衛大臣の時代でした。

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