【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

安倍晋三首相らもマスク姿で答弁

2020年04月01日 09時25分20秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
[画像]安倍晋三首相、2020年4月1日の参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 安倍晋三首相らは、マスク姿で答弁。

 新型コロナウイルス感染症「COVID-19」は1月下旬から市中感染していましたが、先週末からの検査で東京など全国で過去最多の1日当たりの新規感染者判明数となっています。

 これを受けて、昨日朝の閣議ではマスクをしていなかった安倍首相も夕方の対策本部会議ではマスク姿に。けさの参議院決算委員会「平成30年度決算承認案・全般質疑」全閣僚出席テレビ入り審議ではマスク姿で登場しました。

 つい先日まで、マスクをしていると本人が病気だとの認識は圧倒的だったため、政治家は常にマスクをできないという認識でした。




 一方、麻生太郎大臣は答弁中にマスクが外れて、自らマスクをとりました。答弁席と質疑者席は、テレビで見るよりもずっと近く2メートル程度、3歩程度しかないのですが、懸念される、飛沫感染の懸念はないでしょう。

 東日本大震災では、翌日から菅直人首相らが、各府省庁の防災服で対応。今回は2月1日に政令が施行されていながら、2か月後からのマスク姿となり、遅い気はします。但し、我が国では、かなり強い発信をしないと、移動の自由に関する自制が効かない面もあるでしょう。

 さて、筆者・宮崎信行はけさ、指定感染症医療機関のようすをうかがいにいきました。偶然、科長先生が傘をさして出勤してきましたが、マスクはしていませんでした。院に入ればすぐに消毒できるということでしょう。感染症隔離病棟も葉桜を見ながら、外から見る限り、緊迫しているようには感じませんでした。こことは関係ありませんが、タクシー運転手さんに聞いたら、某所から某所に医師を運び、感染症は開業などがないため専門的な医師がもともと少なく、今はどこでも体温が37・5度になった医師は勤務させないようにしていることもありひっ迫してはいるとのこと。また、先週後半に台東区の市立病院で院内集団感染があったことで、先週末は、消防庁救急隊の移動が見られたようだ、との認識が一致しました。なので、東京の医療リソースがひっ迫しているのは間違いありません。私は楽観的ですし、知事の発信は大袈裟だと考えますが、油断禁物ですし、しっかり社会を見ていきます。ちなみに、4月1日ですので、「新入職員はこの先の講堂に集まってください」との張り紙もありました。

 以上です。

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