【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

東京に戻りました 

2009年08月01日 23時57分13秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 大阪堺、豊中、静岡を経て、東京に帰りました。ついでに電車を間違えて、田中康夫さんと冬柴鉄三さんが対決する兵庫8区尼崎の方にも行ってしまいました。ホームから見ただけですが、かなりの下町風情ですね。なんとも言えませんが、康夫さん苦戦かなという気がしないでもありません。 

 東京駅で在来線に乗り換えると、旧知の自民党職員と遭遇するハプニング。

 若干の会話をした後、彼が「潮目が変わることはあるかな?」と質問するので、「8月は人の出入りが少ない季節ですからたぶん無いと思いますよ」と答えました。

 政権交代はいまやブームでも、フィーバーでもありません。

 地殻変動です。

 もちろん、選挙というのは最後まで最後まで気を緩めてはいけません。私は第45回衆院選では、最後の最後まで確認作業を怠ってはいけないと言い換えられると思います。指さし確認、右見て、左見て、右見て、もう一度指さし確認!最後の最後まで、しっかりと確認作業をしていかなくてはいけないと思います。

 それを物語るのが、きょう午後2時過ぎの、大阪8区・阪急曽根駅前での中野寛成さん(元衆議院副議長、元民主党幹事長)のこの写真。若い人の好反応に思わず相好を崩す68歳の元衆議院副議長。

 大阪8区は自民党現職にチャレンジする民主党総支部長の方が23歳年上という第45回衆院選では非常に珍しい構図。本人も地方議員さんも気にしているようです。大阪8区は大阪府豊中市の1自治体=1選挙区の分かりやすい区割りで、中野寛成さんのほか、自民党前職の大塚高司さん(44)、日本共産党新人の久門松寿さん、幸福実現党新人の 高橋伸典さんらが立候補を予定しています

 写真右上のマイクでも分かるとおり、よみうりテレビさんの取材も入った街頭宣伝でしたが、灼熱地獄の中、老若男女が「寛成さん」、「寛成さん」と好反応。

 若さとは心の若さを言うのであるならば、崩れ落ちつつある巨像の44歳より、徒手空拳でのぞんだ市議選から43年、政治改革→政権交代に向けて一度もぶれずに政治活動を続けてきた68歳の元衆議院副議長がはるかに輝いて見える。それはこうして、若い人たちが候補予定者に一声かけるという選挙の基本的なしくみの中で、力が伝わっていくんだと思う。寛成さんの笑顔と元気さに日本の元気を感じた、2009年夏、政権交代の夏、日本の青春。



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