【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岸田内閣悪循環でニッチもサッチもいかず、立憲・高木真理さん「パンデミック下で信頼できる人に代わってもらう局面だ」

2022年11月24日 15時42分38秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]周囲に支えられて第49回衆院選を戦う、第1次岸田内閣の岸田文雄首相(自民党総裁)、きょねん10月、宮崎信行撮影。

 「普天間・辺野古」問題でニッチもサッチもいかなりつつある鳩山由紀夫政権だと、「総理側近」を自他ともに認める民主党議員たちが鹿児島県離島や米領サイパンに直接出向き、市長が来日するなどの出来事がありましたが、自民党議員は同党政権が永久に続くと思い込んでいるようで、自称・総理側近が現れず他人顔のまま岸田政権は窮地を迎えています。

 感染症法改正案の総理入り質疑があったため、予算委員会はありませんでした。あす金曜日テレビ入り審議。そして、衆・総務委が月曜日午後5時10分にセットされたので、最速で月曜日に衆を通過する陣立てを与党は整えました。

【参議院厚生労働委員会 きょう令和4年2022年11月24日(木)】

 「感染症法改正案」(210閣法5号衆議院修正共れ反対、自公立維国賛成で衆議院修正通り可決すべきだと決まりました。施行は令和6年4月1日。なので、法制執務として、附則の「感染症5類への分類への検討」が令和6年以降といえなくもないですが、もう少し政治的に判断されることになるでしょう。

 重要広範議案なので、岸田文雄首相入り質疑がありました。立憲民主党の高木真理さんは「パンデミック下で国民はしっかり指示を出していただける信頼できる政権を求めており、しっかりした人に代わってもらう局面ではないか」と述べ、一歩踏み込んだ発言をしました。
 首相は、週刊文春が、きょねんの第49回衆院選の広島1区で、選挙運動費用収支報告書に96枚の白紙領収証があったと報じられたことで「今朝ぶら下がりでも説明しましたが、選挙運動費用収支報告書は適正に記載されているが、添付書類に誤りがあった。今後このようなことがないように、事務所に指示を出した」と語りました。
 公明党の若松謙維さんへの答弁で「昨晩の(FIFAワールドカップサッカー・ドーハ大会初戦の)日本ドイツは私も観戦しましたが、日本全国に勇気を与えるすばらしい勝利だったと思います。こうした元気をもらって私も国会でがんばりたい」と述べました。

【参議院内閣委員会 同日】
 「マネーロンダリング・テロ資金防止のFATF第4次勧告実施の一括改正法案」(210閣法16号)共反対、自公立維国賛成多数で可決すべきだと決まりました。あす成立のはこび。

●参議院法務委員会は民法家族法改正案を審議していますが、きょうは開かれませんでした。

【衆議院総務委員会 同日】
【参議院総務委員会 同日】

 松本剛明・新大臣に対する一般質疑がありました。
 衆・総務委の次回は28日(月)午後5時10分にセットされました。

【与野党の第9回悪質多額献金被害者救済法制の4党協議会】
 与党が直し案を3つ提示し、果樹園などの売却も救済の対応にするとの案を提示しました。

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