[写真]財務省庁舎の白百合、4年前の2016年3月18日、筆者撮影。
安倍晋三首相(自民党総裁)への批判が高まりました。昨夜(令和2年2020年4月1日)の「新型コロナウイルス感染症対策本部第25回」での発言が大炎上しました。
「本日は私も着けておりますが、この布マスクは使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能であることから、急激に拡大しているマスク需要に対応する上で極めて有効であると考えております。そして来月にかけて、更に1億枚を確保するめどが立ったことから、来週決定する緊急経済対策に、この布マスクの買上げを盛り込むこととし、全国で5000万余りの世帯全てを対象に、日本郵政の全住所配布のシステムを活用し、一住所あたり2枚ずつ配布することといたします」
との発言。私もなんで炎上しているのか分からなかったのですが、
(1)学校休業の再開基準が示されるのではないかと首相発言に興味を持っている人が多かった(2)休業などの一律の現金給付がされない方向性が報道されていたーー
ことから、マスク2枚ではなく、現金を配れ、という炎上だったようです。
【衆議院本会議 令和2年2020年4月2日(木)】
きょねんは選抜高校野球が準決勝だったようですが、きょうの本会議の一部はNHK国会中継されました。政府演説、代表質問、首相指名選挙、解散以外で放送されるのは、2012年6月26日の社会保障と税の一体改革関連法採決の与党・民主党の混乱報道以来かもしれません。
まず、谷畑孝さんの「一身上の都合による辞職」が全会一致で認められました。地元でちやほやされた永年在職表彰議員でも引退はあっさり。
「家畜改良増殖法改正案」(201閣法35号)と「家畜遺伝資源に係る不正競争防止法案」(201閣法36号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。
この後、「新型インフルエンザ等特措法第15条による対策本部の設置と、東京オリパラ延期に関する政府報告」が安倍首相からなされました。首相は「厚労相から蔓延の恐れが高いとの報告があり政府対策本部を設置した」と説明。代表質問では自民党の小倉将信さんが「志村けんさんが亡くなった」と切り出し言及。立憲民主党の逢坂誠二・政調会長は「10万円を給付し課税対象とすべきだ」と強調しました。8年前の本会議で、給付つき税額控除の検討事項が盛り込まれていたことを、本会議場で騒いでいた元議員は知らないでしょうが、給付つき税額控除のしくみがあれば、戻し税として全世帯への現金給付ができたはずです。とても残念です。
本会議ではこの後、「スーパーシティー構想導入に向けた国家戦略特区法改正案」(201閣法5号)が北村誠吾・地方創生担当相から趣旨説明され、代表質問されました。北村大臣は「第4次産業革命の技術を使い、スーパーシティー構想を実現するため、未来の生活を引き寄せる最先端サービス間でデータを収集し分析するための基盤を整備するために、自治体などにデータの提供を求めることができる規定などを盛り込んだ」と説明しました。
【参議院内閣委員会 同日】
「道路交通法改正案」(201閣法38号参先議)の法案審査。公明党の高橋光男さんは質疑の冒頭で、「国民のみなさまの中には、新型コロナウイルス対策が最優先事項であるときに、なぜこの法案審議を行うのかと思う人もいるかもしれないが、しかし、私は国民の安心安全な生活を守るという意味では、コロナウイルスも道交法改正も同じ意味であり、あおり運転はわずか一握りの方々によるものだが、そういう事件事故に巻き込まれている人があり、生命や生活を守るうえで待ったなしの課題だ」と意義を強調しました。
採決前に各党が賛成反対を表明する「討論」はありませんでした。全会一致で可決すべきだと決まりました。参議院先議の内閣提出法案の委員会通過は今国会初。
【参議院法務委員会 同日】
先の第200回臨時国会から、安住淳国対委員長の体制になりました。先の国会はあわや「内閣提出法案成立率100%」になりかけましたが、森山裕国対委員長率いる与党が会期末に1法案だけ参議院での委員会をわざと見送りました。このため、1法案だけ、参議院先議の形で継続調査法案となっていました。
「外弁法外国人弁護士による法律の取り扱いに関する特別措置法の改正案」(200閣法12号参先議)が趣旨説明され、審議入りしました。
【衆議院安全保障委員会 同日】
長く開催されなかった、当委員会ですが、ようやく開催されました。しかし、一般質疑は自民党、公明党、維新だけで野党の質疑はありませんでした。一部では「防衛省設置法改正案」(201閣法4号)が審議入りするのではないかとの観測がありましたが、まだ付託すらされていないようで、審議はされませんでした。委員会の冒頭で、渡辺孝一防衛政務官が発言を求め「3月5日の委員会で予算説明をした際に、机上に配布した資料は、読み上げた原稿よりも詳しく記述したものであるとの説明が欠けていた」とわびました。
【参議院国土交通委員会 同日】
「マンション管理適正化法及びマンション建て替え円滑化法の改正案」(201閣法30号参先議)が趣旨説明されました。私は、阪神大震災以外で日本のマンションが決議で建て替えられたことはほとんどないと思うので、立法事実すら疑わしいと思います。
【衆議院総務委員会 同日】
ほぼ毎年改正法案が出ている、「電波法改正案」(201閣法16号)が審議入りしました。電波利用料の改定など。
【参議院文教科学委員会 同日】
「文化観光推進法案」(201閣法19号)が趣旨説明。
【参議院農林水産委員会 同日】
食料・農業・農村基本計画の農相の説明と、それに対する質疑がありました。
【衆議院消費者問題に関する特別委員会 同日】
一般質疑。
【2幹2国 きのう】
昨日の、連立与党2党の幹事長、国対委員長会談で、第1次補正予算案を連休前に成立させたい日程感で一致しました。
以上です。
安倍晋三首相(自民党総裁)への批判が高まりました。昨夜(令和2年2020年4月1日)の「新型コロナウイルス感染症対策本部第25回」での発言が大炎上しました。
「本日は私も着けておりますが、この布マスクは使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能であることから、急激に拡大しているマスク需要に対応する上で極めて有効であると考えております。そして来月にかけて、更に1億枚を確保するめどが立ったことから、来週決定する緊急経済対策に、この布マスクの買上げを盛り込むこととし、全国で5000万余りの世帯全てを対象に、日本郵政の全住所配布のシステムを活用し、一住所あたり2枚ずつ配布することといたします」
との発言。私もなんで炎上しているのか分からなかったのですが、
(1)学校休業の再開基準が示されるのではないかと首相発言に興味を持っている人が多かった(2)休業などの一律の現金給付がされない方向性が報道されていたーー
ことから、マスク2枚ではなく、現金を配れ、という炎上だったようです。
【衆議院本会議 令和2年2020年4月2日(木)】
きょねんは選抜高校野球が準決勝だったようですが、きょうの本会議の一部はNHK国会中継されました。政府演説、代表質問、首相指名選挙、解散以外で放送されるのは、2012年6月26日の社会保障と税の一体改革関連法採決の与党・民主党の混乱報道以来かもしれません。
まず、谷畑孝さんの「一身上の都合による辞職」が全会一致で認められました。地元でちやほやされた永年在職表彰議員でも引退はあっさり。
「家畜改良増殖法改正案」(201閣法35号)と「家畜遺伝資源に係る不正競争防止法案」(201閣法36号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。
この後、「新型インフルエンザ等特措法第15条による対策本部の設置と、東京オリパラ延期に関する政府報告」が安倍首相からなされました。首相は「厚労相から蔓延の恐れが高いとの報告があり政府対策本部を設置した」と説明。代表質問では自民党の小倉将信さんが「志村けんさんが亡くなった」と切り出し言及。立憲民主党の逢坂誠二・政調会長は「10万円を給付し課税対象とすべきだ」と強調しました。8年前の本会議で、給付つき税額控除の検討事項が盛り込まれていたことを、本会議場で騒いでいた元議員は知らないでしょうが、給付つき税額控除のしくみがあれば、戻し税として全世帯への現金給付ができたはずです。とても残念です。
本会議ではこの後、「スーパーシティー構想導入に向けた国家戦略特区法改正案」(201閣法5号)が北村誠吾・地方創生担当相から趣旨説明され、代表質問されました。北村大臣は「第4次産業革命の技術を使い、スーパーシティー構想を実現するため、未来の生活を引き寄せる最先端サービス間でデータを収集し分析するための基盤を整備するために、自治体などにデータの提供を求めることができる規定などを盛り込んだ」と説明しました。
【参議院内閣委員会 同日】
「道路交通法改正案」(201閣法38号参先議)の法案審査。公明党の高橋光男さんは質疑の冒頭で、「国民のみなさまの中には、新型コロナウイルス対策が最優先事項であるときに、なぜこの法案審議を行うのかと思う人もいるかもしれないが、しかし、私は国民の安心安全な生活を守るという意味では、コロナウイルスも道交法改正も同じ意味であり、あおり運転はわずか一握りの方々によるものだが、そういう事件事故に巻き込まれている人があり、生命や生活を守るうえで待ったなしの課題だ」と意義を強調しました。
採決前に各党が賛成反対を表明する「討論」はありませんでした。全会一致で可決すべきだと決まりました。参議院先議の内閣提出法案の委員会通過は今国会初。
【参議院法務委員会 同日】
先の第200回臨時国会から、安住淳国対委員長の体制になりました。先の国会はあわや「内閣提出法案成立率100%」になりかけましたが、森山裕国対委員長率いる与党が会期末に1法案だけ参議院での委員会をわざと見送りました。このため、1法案だけ、参議院先議の形で継続調査法案となっていました。
「外弁法外国人弁護士による法律の取り扱いに関する特別措置法の改正案」(200閣法12号参先議)が趣旨説明され、審議入りしました。
【衆議院安全保障委員会 同日】
長く開催されなかった、当委員会ですが、ようやく開催されました。しかし、一般質疑は自民党、公明党、維新だけで野党の質疑はありませんでした。一部では「防衛省設置法改正案」(201閣法4号)が審議入りするのではないかとの観測がありましたが、まだ付託すらされていないようで、審議はされませんでした。委員会の冒頭で、渡辺孝一防衛政務官が発言を求め「3月5日の委員会で予算説明をした際に、机上に配布した資料は、読み上げた原稿よりも詳しく記述したものであるとの説明が欠けていた」とわびました。
【参議院国土交通委員会 同日】
「マンション管理適正化法及びマンション建て替え円滑化法の改正案」(201閣法30号参先議)が趣旨説明されました。私は、阪神大震災以外で日本のマンションが決議で建て替えられたことはほとんどないと思うので、立法事実すら疑わしいと思います。
【衆議院総務委員会 同日】
ほぼ毎年改正法案が出ている、「電波法改正案」(201閣法16号)が審議入りしました。電波利用料の改定など。
【参議院文教科学委員会 同日】
「文化観光推進法案」(201閣法19号)が趣旨説明。
【参議院農林水産委員会 同日】
食料・農業・農村基本計画の農相の説明と、それに対する質疑がありました。
【衆議院消費者問題に関する特別委員会 同日】
一般質疑。
【2幹2国 きのう】
昨日の、連立与党2党の幹事長、国対委員長会談で、第1次補正予算案を連休前に成立させたい日程感で一致しました。
以上です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます