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[写真]緊急事態宣言前の先週4日(月)の虎ノ門ヒルズ(=東京・港、森ビル)は閑散としていたが、繁華街のお店はそうはいかない。
来週月曜日の通常国会召集を前に、2021年最初のNHK日曜討論は恒例の各党党首の個別インタビューが放送されました。
菅義偉自民党総裁は、まず首相の立場で福井県内の豪雪でのクルマ立ち往生について「このことは予想していた」と強調し、自衛隊を派遣したことを報告しました。
緊急事態宣言の発令が遅れたとの批判について、菅さんは「謙虚に受け止める」、山口那津男・公明党代表は「緊急事態宣言のタイミングについては様々な意見があり、謙虚に受け止めるべきだ」と各々語り、遅かったとの認識を認めました。
補償について。菅首相は「時短で1日8万円でお願いしているが、なかなかご協力いただけないのは事実だ」。特措法改正案の罰則と見返りの補償について「正直言って、極めて難しいご指摘だ。売上の5割が減った場合はいくらぐらいというのは店舗によって、いろいろな背景があり、なかなか難しい」としながら「近いものにすべきだという風に思っている」と語りました。首相が一律の協力金ではなく、損失の一定割合の補償に踏み込んだのは、これが初めてだと思います。
枝野幸男・立憲民主党代表は「従業員数や面積によった補償も考えらえる」とし外形標準を使った補償を初めて提案しました。枝野さんは「事態を軽く見ていたのではないか」とし政府与党は楽観視していたため緊急事態宣言が遅れたと強調。対案として「検査を飛躍的に増やす。未発症者が感染を広げているのは間違いない」とし「厚生労働省も検査数を把握できていないのではないか」と1年前から検査体制を充実させておくべきだったと失政をなじりました。
枝野さんは第49回衆院選について「総選挙の公示日に選択肢を示す。そのときの自民党総裁が誰かは分からないが、その人か枝野か、どっちが総理にふさわしいか見極めてもらう」とし衆院選(10月まで)の自民党総裁(9月まで)が菅首相ではない可能性に言及。仮に「菅おろし」が自民党内で起きても同党の支持率は大きく回復しないとの見立てをにじませました。
維新の片山虎之助・国会議員団長は「いかにも遅い。緊急事態宣言の道具箱は特措法と予算だ」と語りました。
共産党の志位和夫委員長は「第3次補正予算案は、コロナ収束を前提にしており、全面的な組み替えが必要だ」と話しました。
国民民主党の玉木雄一郎代表は「入国制限、水際対策をもっとすべきで、全面停止すべきだ」とし、「持続化給付金の再給付と、定額給付金1人10万円で生活に困窮する人にはさらに10万円上乗せして給付すべきだ」と主張しました。
社民党の福島みずほ党首は「コロナ収束が最優先だ」、れいわの山本太郎代表は「政治が機能していない今、既存の制度を使って生活を守ってください、生活保護を使ってください」、N国の立花孝志代表は「NHKの集金人が(弁護士法が禁ずる)非弁活動をしていた可能性があり、裁判でたたかう。コロナ対策では、菅首相はユーチューブでガースーチャンネルを開設して、発信を増やすべきだ」と各々、語りました。
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Ⓒ2021年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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