週刊現代の、2017年10月7日号に、一番早く、第48回衆院選(10月22日)の全289選挙区の予測がでました。こちら東京では、9月25日(月)朝に発売されました。日本最大手の「講談社」の発行ですので、今週前半には、全都道府県のターミナル周辺で買い求めることができると思います。特別定価450円(税込)。後ろに、合計5ページだけとはいえ、女性のヌードグラビアがあるので、図書館にはないかもしれません。
全289選挙区の予測ということで初めて見ました。小池新党が41(うち小選挙区16)とる前提で、自民党が222議席と単独過半数(233)を下回るという衝撃の予想となっています。もちろん、自公連立は過半数なので、第4次安倍内閣ができますが、「安倍おろし」が起きそうだ、というのが週刊現代の見立て。
民進党は、民共調整がつけば、121(小選挙区79、比例代表42)となります。この数字は実は、私が唯一絶対に師事する「ミスター政権交代」岡田克也常任顧問が兼ねて主張してきた「第49回で政権交代」のために必要な数字とほとんど一致します。え?「私は150と聞いたよ?」と言われそうですが(苦笑)、だいたいそういうところです。
民進党の数字は、議席占有率26%になります。投票率が60%と仮定すると、マスコミの数字では、「自民党に投票する人28%、民進党に投票する人15%」に相当する数字なので、前原誠司代表は、残り4週間で、8割増しにしないといけません。
民進党の伸長ですが、比例復活の前職(今日現在は現職)で、福島1区で金子恵美さん、茨城1区で福島伸享さん、神奈川6区で青柳陽一郎さん、静岡3区で小山展弘さんが小選挙区で勝ち抜ける前提。ここに出てくる数字は、単純に、民共両党の数字を載せているわけですが、今回の最大の作戦は、民共調整で、比例復活の前職を確実に小選挙区で勝ち上がらせる。そうすると、天井が突き抜ける。これ、当たり前ですが、私は週刊現代を読んで初めて気づきました。全くの新人では、横路さん、大畠さんの後継者が当選。ただきょう発売なので、川端さん、高木さん本人が当選する前提になっており、後継者の擁立は急務。あとは、自民党(無所属)が不祥事があった、広島4区の民進党新人恵飛須圭二さんが小選挙区勝ち上がりで初当選する前提になっています。今後は、新人はまずは比例からということになりそうですが、個別の総支部で、全力を尽くすのは当然です。
共産党は沖縄1区に加えて、長野4区でも、民共調整の女性新人が、当選することになります。伝統的に共産党が戦後一貫して強い地域で、以前は、中選挙区時代に8回当選した共産党議員がいるところと、現在も地盤は近いと思います。度々言及される京都1区では、及びませんが、共産党さん、小選挙区2ならば、民共調整で恩の字ではないでしょうか。比例も増えて、総議席は2増え、23と予想されています。
公明党は、北海道、神奈川の小選挙区を落として、4議席減の31議席になるとの予測。前々回と同じ議席(議席占有率は上)となります。
小池新党は、現有9議席から41議席に上昇。ただし、小選挙区はそのうち16議席にとどまります。
東京24区は小池新党(立候補者は名無し)が、萩生田光一自民党幹事長代行を凌ぎます。新・東京7区は、小池新党が票をとったあおりで、自民党の松本文明さんが当選し、民進党の長妻昭さんが惜敗(書いてないが常識的に比例復活)という予想になっていて、よく分からない面もありますが、いずれにせよ、東京は区割り変更と小池新党で、何があるか分からないというところでしょうか。
こういうのも、雑誌を買って読んでほしいということもあり、いつも少し分かりづらく書いてしまうのですが、とにもかくにも、比例復活の前職(現職)を、小選挙区で勝ち上がらせる、というのが全国的には最優先すべき事項のようです。正直、比例復活の前職と、まったくの新人ならば、前者の方が同僚のうらみ、にくしみも多いわけですが(笑)、しっかりやっていかないといけません。
新党が結成前で、投票日まで4週間ありますから、情勢が大きく変化する可能性もあります。
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