【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

柿沢未途副大臣辞任につながった江東区の出直し区長選は今国会の会期内に投票、3日告示で12月10日(日)、自民世襲批判が全国世論に影響しそう

2023年11月01日 04時52分10秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]東京都江東区にある展示場「東京ビッグサイト」、5年前、宮崎信行撮影。

 元自民党衆議院議員の木村弥生区長が、今月15日で辞任することを明言した、東京都江東区の出直し区長選が、来月令和5年12月3日(日)告示、12月10日(日)投票の日程で行われることが、きのう決まったと新聞各紙の東京版が報じました。

 今国会の会期は12月13日(水)までで会期内に行われることになりました。

 4月の江東区長選をめぐっては、5月ごろから有料インターネット広告の公選法違反をめぐり木村新区長が定例記者会見を開かないなど不信が渦巻きました。その後、東京地検特捜部が区長室に捜査に入ったことで、辞任を表明。きのうになって、朝日新聞1面トップが、有料インターネット広告を提案したのが、東京15区(区割りは全く同じ)の柿沢未途・法務副大臣だと報じられ、午後12時10分ごろ辞任しました。今国会が始まってからの辞任は、召集前夜に妻以外の女性とラブホテルにとまった山田太郎文部科学政務官に続き2人目。蛇足ですが、鈴木俊一財務大臣と同じ「東京の男子私立御三家」で遊び人が多い麻布高校5人衆の2人となります。

 自民党の世襲議員同士の問題であり、落選した前都議も前区長の息子で、世襲批判につながることも考えられます。

 さらに、江東区は、日本橋川をはさんで隣接する中央区の銀座の「パワーカップルのペアローンによる1億円マンション」、晴海の「東京オリンピック選手村跡地マンション」があるのと比べて、江東区では豊洲の「リバーフロント」にとどまり、アベノミクス金融緩和効果に違いがあるとの指摘があります。2014年の忘年会合で、当時の江東区長が「来年こそ、アベノミクスが川を渡ってきてほしい」とあいさつしたとの隣接自治体の地方議員の証言もあります。都内でも格差が顕著な「アベノミクスを津々浦々」も結果に影響を与えることもありそうです。

 以上です。


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