【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【第50回衆院選】立憲が2新人決定、「自・共」「自・国・共」擁立済み区になぐりこみ「野党一本化」破綻で「応仁の乱」以来の大乱戦へ

2024年07月02日 16時23分34秒 | 第50回衆院選(2024年10月27日)
[写真]国民民主党大会で上京した愛媛1区公認候補(予定者)の石井智恵元県議(左)と大会後に女性候補予定者を気遣った伊藤たかえ選挙対策委員長代理(右)、きょねん9月2日、全国町村会館で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党はきょうの常任幹事会で、愛媛1区に香曽我部慶教さん47歳、愛媛3区に越智清純さん41歳を新しく擁立すると決定しました。
 
 筆者の認識や党発表の経歴から、各種選挙に出ることは全くの初めてのようです。発表資料では、読み方は「こうそがべよしみち」さんで、「が」。「おちきよすみ」さんとしています。

 越智清純さんは、東京大学の医学部の大学院の博士課程修了。

 愛媛1区は、現職の自民党1期の塩崎政務官、新人の共産役員の片岡さん、新人の国民民主党の元県議石井女史の3名が名乗りを上げていましたが、立憲も新人を立てました。

 愛媛3区は、現職の自民党現職1期の長谷川政務官、共産役員の新人酒井さんの2人が準備していたところに、立憲も新人を立てました。

 愛媛2区は、大激戦が続いており、現職の自民・井原さん、現職の立憲・白石さんに加えて、維新の男性新人・梶野さんが準備しています。

 安保法制に続いた2016年参院選での岡田克也民進、志位和夫共産の両党首が確立した「1人区での市民と野党の調整による一本化」は完全に破綻しました。

 英国の庶民院選挙では、完全小選挙区650に、首相の選挙区に与党第2党が候補者を擁立し、議長選挙区にも与党第2党と野党第2党が擁立します。党員の選択肢を残しためとみられ発想は全然違います。

 英国のウエストミンスタースタイルに日本も近づいてきましたが、国民の100人に1人しか「党員」がいない草の根の脆弱さ。応仁の乱のような大乱戦となりそうです。

 第50回衆院選では、思い切ってお金を使って情勢調査をした政党、報道機関が、その後の信頼を得そうです。私・弊社も検討してみます。

 以上です。


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