まだ当日開票は続いています。
自民が2430→2326
立憲が486→630
日本維新・大阪維新264→554
公明1388→1329
共産932→796
国民223→129
社民86→38
れいわ0→39
政治家女子48党が26→1
参政党0→83
自民は代替わり失敗が相次ぎましたが、「40代現職がひとりで12時間駅頭」「30代多様性女性新人の当選」がありました。それを入れてプラス・マイナス100議席は違和感はないところですが、報酬がいい都市部で若手をスカウトできているので、立憲はこのまま行くとやばいでしょう。
立憲は、「ボトムアップの政治」「立憲パートナーズ」路線で初当選した人はほぼ全員再選し、「4年前国民公認で7選に失敗し今回は立憲で復帰」した人も仲間に加えて150議席程度伸ばしました。
前回現職による現職の政党として新人を絞った国民のことを、私は人間・国民現職貴族・税金乞食と深く軽蔑していますが、100議席減らし、玉木雄一郎代表のTwitterが止まりました。労組の2年程度の専従は別として、どういう体質なのか見抜けなかった支持者は反省していただきたい。
社民は半減しましたが、「吉田党」として立憲に入党した人も多いです。
このため、立憲・国民・社民の総数はほとんど変わりませんが「えだのん立憲」はほぼ全員再選しました。
公明党は落選者が増えましたが、現職議員の数はさほど変わらず。
共産党は候補者が必死で地区委員会はそれほどでもない印象で140議席減。志位和夫委員長から山添拓さんらへの交代が近づいてきました。
政治団体「NHK党」で高報酬をアピールして区議選に勝ち、区議が立花孝志党首に融資をして参院選を闘い政党助成金の政党になった政治家女子48党でしたが、激減しました。ただし、政党助成金の金額は当面変わりません。
立花党と全く同じタイミングで政党になった山本太郎代表「れいわ新選組」は逆に大幅に増やしました。
昨夏に政党となったばかりの参政党はさらに増やしました。
複雑な選挙制度・供託金制度が批判されています。このいいことは、立花さん、山本さん、神谷宗幣さんら失礼ながら、お金があるように思えない人が政党をつくり政治にダイナミズムをもたらしたことです。このうち、れいわ新選組は国政政党としての持続可能性をさらに固めたことになります。
私の地元、北区・山手線「田端駅」前公営掲示板は、59名の立候補者全員のポスターが貼ってありました。「歯抜け」のない100%の掲示板は初めて見ました。都知事選は政見放送狙いで歯抜けが多くなりますが、年収1000万円以上で、23区でも異例の人口がさらに伸びる見通しの北区は有力な人気企業となったようです。
候補者本人の必死さが4年前より際立ち、全党派とも必死な候補者が順当に当選した印象です。
一方、国政補選。
この写真は、2年前「年内に絶対衆院選がある4月」の補選の初日の福山哲郎幹事長=長野県上田市=。これは立憲が3戦完勝でした。
が、わずか半年後、肝心かなめの衆院選は、最初に張り出した東京8区吉田はるみさんら小選挙区では増やしましたが、東京8区以外の中央線沿線で原則惜敗が続いたほか、北海道4区で終盤に逆転されるなどして、政権交代できず、議席も減らして枝野幸男代表が辞任しました。
ですから、4月の補選に勝った方が、次の国政選挙に負けている傾向があります。
なので、一番大事な数字は、「浦安市で自民の絶対得票率が半減以下になった」ということで、それを分析していけば、政治が流動化して、変化が生じてくるかもしれません。
岡田克也幹事長は「野党調整すれば勝てた」と語りましたが、参議院大分では立候補者2名で立憲が負けたので、矛盾した発言です。私は前半戦で親友の現職を定数8の8位当選に押し込みました。本人には「100日前から10日に1回、本戦9日間は3回行く」と公約し、8日及び4日通いました。告示後1・2・8・9日目に行きましたが、間に中だるみが出たようですが、それによって港北区在住のボランティアの方が入れたようで、のぼりを台ごと長距離運んでくれたシニア男性が「みんな友達なのかと思ってました」、男性学生が「チラシってけっこうとってもらえるんですね」、壮年女性が「腕章をしていると駅の向こう口には行けるんですか」との感想を候補者及び私に話しており、大縄飛びの内側に入れる緩さができて、最後の追い込みで一票の確認、最後の一押しができました。とにかく私は選挙歴31年間で最近は連戦連勝です。大分では自治労が立憲系、社民系の融合に明け暮れて、17日間もあるのに、ボランティアが大縄飛びの内側に入れる隙がなかったのかもしれないですね。ボランティアは必ず投票するでしょう。その辺、神奈川県議会は自民党の半分以上の議席がある唯一の県で、国民民主党がゼロ(宮崎記者の大スクープ「関東自動車工業撤退」の影響もあってか横須賀市選挙区にも擁立できず)となった神奈川県連、「長野県連ですら、候補者がいない」と困りながら25年秘書歴がある地元女性を1か月前に擁立して2位当選させた長野県連だけを対象に物を考えていますが、岡田克也さんの無所属でも総評と同盟の推薦を得れば勝てるという考え方は、間違っていると断定します。ことごとく接戦区を落とすよりは、「港北区は人口が増えているから横浜18区で唯一定数8で、現職8名全員が出たうえに合計14人が立候補したが、今日の総理は変えられないが、明日の8人区(絶対得票率・相対得票率とも12・5%以上なら絶対当選する)は変えられる」と打ち出して当選させた私が選挙の殿様だと断言できるでしょう。1位当選でも8位当選でも年収2200万円は同じです。
そういう腹の内を合わせて、投票日午後8時の当選という目標を共有できない人は、大縄飛びの内側からは排除せざるを得ないし、候補者と心中できない労組専従者は大企業や県庁・市役所でどれだけ偉い地位かは知りませんが、何度勝負しても負ける人生、それこそ1億回生まれ変わったら1億1回失敗するでしょう。
4年前の私は、相続税の計算に忙殺されているなか、私をのけ者にした墓参団の結成の情報を察知・切り崩し、あらかじめ銀行から調達した現金から、友人に選挙資金200万円を融資するなどしつつ、若干時間ができて回りたいところは回りました。今回、全員再選しました。が、国民民主党の現職のだらしなさと予想通りの落選に呆れ果てたころ、そのまま突入した参院選で、Twitterのプロフの「祖父・曾祖父・高祖父は元更級郡塩崎村会議員」との上品な表現を、職業地方議員(父は元俳優のアパート経営者)である参議院議員候補者の「事務所」のTwitterから早稲田政経卒の私に向かって「痛い人ですね」と繰り返され、宮城県・鹿児島県で活動する「YOKO」氏からも揶揄され、さらには「連合徳島中央地協」というアカウントからも「選挙妨害もうおよしなさい。石川大我候補の当選を祈念しています」と暴言を浴びて激昂。東京地裁に名誉棄損で提訴するに至りました。
今回は、立花効果も含めた、月給が良いことが知られて、区議選が高倍率になったと思います。40代・30代の高学歴ママの進出で、少しは政治は変わるのではないでしょうか。
衆院選では、選挙運動歴が長い人が、陣営が崩れた改革新人を主体的に立て直す役回りをしていただきたいと思います。
30年前の今ごろ。政治改革ブームの中、野田佳彦さんらがボランティア型選挙をしていました。ウグイス嬢は、地名を覚えたプロに日当1・5万円で頼んだり、党首のテープを流し続けるのが新人候補でも当然という感じになりましたが、ボランティアは必ず投票するわけで、解散総選挙ではボランティアで接戦区でを必ず押し上げられるという立憲パートナーズ、もちろん年少の女性候補にため口を聞くようなパートナーズは排除すべきですが、立憲パートナーズという「大きな塊」ができてほしいし、できるでしょう。
以上です。