【平成27年2015年12月8日(火)衆議院東日本大震災復興特別委員会】
衆議院東日本大震災復興特別委員会は、ことし8回目の開催。少ないですね。ただ、法律が整備されたので、開催回数が少ないと判断したいところです。
高木復興大臣が就任後では初めての委員会でしたが、とくだんのあいさつはなく、一人目の質問者の答弁で「初めての委員会であります。よろしくお願いします」
民主党の柚木道義さんが、パンツスキャンダルについて、「福井5☆ や 1☆ー☆☆」とカーナンバーをあげて追及。
さらに、政治資金の支出で、「赤飯 40万円」があると指摘し、使い道を問うたところ、「(自分がかかわらない)内閣改造のときに、同僚や先輩に、箱に入った赤飯をお祝いに差し上げている」と答弁しました。柚木さんは「国民の感覚とかけ離れている」と自民党的体質を批判しました。
これに先立ち、公明党が質問しました。この中で、復興庁について、政務三役経験も踏まえて、「廃炉という人類史上初めての仕事は経産省、除染は環境省なタテ割り行政の弊害が出ている」とし、復興庁と福島復興局が横串をささなければならない」という趣旨のことを言いました。ただ、2011年の通常国会で、衆参ねじれの中、復興3点セット「復興庁・復興債・復興特区」を押し込んできたのは公明党です。この議員は当時落選していましたが、公明党が押し込んだ3条機関について、縦割りを指摘するのはお門違いだと考えます。もちろん、過ちを改むるにはばかることなかれ、という意味では評価します。
また、マンハッタン計画でプルトニウムをつくったハンフォードについて、除染に成功している例として、復興相に視察をすすめ、「機会を捉えて前向きに訪れたい」との答弁を得ました。 きょうは真珠湾攻撃から74年(米国の時刻では7日)。長崎原爆をつくったハンフォード。私は初めて名前を聞きましたが、柔軟に取り入れることが必要に感じます。
高井崇志さんは、応急仮設住宅の設置根拠を質問。高木復興相は、秘書官に尋ねましたが、「災害救助法です」と答弁しました。これは私も初めて知ったのですが、仮設住宅は、災害救助法第23条の「収容施設の供与」にもとづくもので、期間は「政令に基づく」となっています。ですから、閣議決定で政令が出れば、根拠を失うようです。なんらかの恒久法での措置をしてほしいと考えます。
きょうの閉会中審査は、この委員会だけでした。
あすは、参議院農林水産委員会が午前10時から。
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