[写真は菅直人公式ウェブから]
残り3週間の終盤国会は、“後期高齢者”医療制度をめぐる
「修正」 政府・自民党
vs
「廃止」 民主党・日本共産党・社民党・国民新党
という構図が最大の構図となりそうです。
菅さんが、会期末に内閣不信任案を提出する用意があり、検討していく考えを明らかにしました。
内閣不信任案は衆院にしか提出できません。
仮に可決すると、内閣総辞職 or 衆院解散総選挙(憲法69条解散)のいずれかを選択することになりますが、衆院での可決は絶対に無理です。
が、同時期に参院で内閣問責決議が可決されると
衆院(2005年9月選挙=直近の民意)→ 福田自民党内閣を 信任
vs
参院(2007年7月改選=最直近の民意)→ 福田自民党内閣を 不信任
という構図を作れます。
これはもはや「ねじれ国会」ではありません。
政府自民党の常識がねじれていることになります。
6月15日以降、秋の臨時国会までの2、3ヶ月は、野党はあいさつ回り、演説、集会が中心の活動になります。
一方、政府自民党は7月7日~9日に北海道サミット。そして内閣改造ないしは内閣総辞職→自民党総裁選挙を経て、9月前後を迎えます。報道での露出も与党中心になり、支持率はおそらく回復するでしょう。
6月15日→9月は勝負です。
内閣改造ないしは総辞職があれば、新人も含めた自民党議員はその間上京しなければなりません。一方、民主党など4党の議員はベテランも含めてじっくり地元で活動できます。
“後期高齢者”の議論はほぼ確実に煮詰まってしまうと思います。
内閣不信任案を提出して、衆院における自公融合政権の実態をいぶり出すべきだと私は考えています。
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内閣不信任も会期末に判断=民主党の菅直人代表代行(時事通信) - goo ニュース
民主党の菅直人代表代行は24日午後、大阪市内で講演し、終盤国会への対応について「後期高齢者医療制度などの矛盾を議論の中で明らかにし、会期末の段階で不信任とか問責をどのようにするか決める」と述べ、会期末(6月15日)ぎりぎりに内閣不信任決議案や参院への福田康夫首相問責決議案提出の是非を判断する考えを示した。
また菅氏は、衆院解散の時期に関し「場合によっては来年9月(の任期満了)まで解散がないまま推移する可能性もある。相手(与党)は民主党の敵失を待っており、ある種の我慢比べの状況が最長であれば来年9月まで続く」との見方を示した。
(引用終わり)
↓終盤国会で民主党が成立させる法案、否決する法案については
こちらを参考にしてください(民主党HPに飛びます)
タグ 菅直人 民主党 内閣不信任案 内閣不信任決議案 解散