試験場内の気になる木シリーズです。今回はハリグワで、中国や韓国に分布するクワ科の落葉高木、石器時代には日本にも自生していたのだそうです。養蚕にも使われ、枝に刺があるのが特徴であると書いてありました。
シュユの鑑定に訪れた3人の先生に見せた時に「ハリグワと言うけど、この木は枝に針がないのですよ・・・」と説明すると、暫く周りを見渡していた小暮先生が「刺があるよ」と指さす先には萌芽した徒長枝がありました。
先生曰く「年を重ねると刺も無くなってくるのだねぇ」・・・確かに、この木は何十年も経っている老木なのですが、私は「自分も、もうじき還暦だけど、まだまだ刺のある生き方をしているなぁ~」なんて思ってしまいました。花は6月頃に白い球形の花(1枚目の写真)を咲かせていて、この木は雌株らしく実ができていました。
果実は食用になり果実酒にも向いているらしいので、秋になって赤く熟したら挑戦してみよう・・・
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