かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ナラなのにカシワって?

2010年05月25日 | 植物

ナラの仲間というとコナラやミズナラを思い浮かべますが、先日の小根山森林公園と碓氷湖で行われた「ぐんま自然観察指導員会」の研修観察会では、あまり普通に見られないナラガシワとアオナラガシワを見ることが出来ました。それも
大木で参加者の皆さんは心から満足していたようです。

ナラガシワ

葉が長さ10~25cmと大きく鋸歯も大きくカシワのような形をしています。ミズナラと違って葉柄が長さ2~3cmあります。葉質は硬く裏面に星状毛があって灰白色をしています。残念ながら今回は木が高いため落ち葉だけですが革質で葉表がテカテカしているのが分かるでしょうか?

どんぐりはミズナラやコナラのように細長いのに葉はカシワのような形なのでナラガシワと付いたようです。


アオナラガシワ(アオミズナラ)

ナラガシワにそっくりですが、葉裏に星状毛がなく緑色をしているので「アオ+ナラガシワ」でアオナラガシワと付いたようです。ナラガシワの変種で葉の大きさはナラガシワと同じく10~25cm、葉柄も2~3cmになります。
ナラの仲間は種類が多く、亜種・変種も多いので分類が今一上手くできないで私には不得意の分野です。

タチガシワ

そしてアオナラガシワの近くに生えていたタチガシワです。名前はカシワが付いていますが、こちらは草本でガガイモ科カモメヅル属の多年草です。花も目立たない地味な色です。葉が大きくカシワに喩えられたのでしょうがあまり似ていないと思います。仲間のツルガシワは先端がツル状に伸びますがこちらはツル性でなく立っているだけだから「タチガシワ」なのでしょう?


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